- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338261333
感想・レビュー・書評
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詳細は、『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』をご覧ください。
→ http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1793.html
読み手の視線は、蟻ん子のように低かったり、ずっと上の方から見下ろしていたりと、すごく不思議な感覚です。
ストーリーは他愛もないけど、心温まります。 -
鎌田實先生が「泣くよ」って言ってたけど、泣いたよ。
なまえをよんでくれるひと、自分を見ててくれる人が欲しいんだよね。 -
拾ってきた猫に名前をつけないほうがいい、と聞いたことがあります。名前をつけると愛着がわいてしまい、いずれ別れる時に辛くなるから。
家畜や実験用のラットなどもそうです。
名前をつけるということは、これから共に生きることへの覚悟と責任が伴うんだなと思いました。
そんなふうに認めてもらえた猫は幸せですね。
子供たちは、表紙の内側にたくさん描かれた猫たちの名前を読んで楽しんでいました。 -
評判は聞いていたけど、なるほど。
町田さんの絵柄、そして、視点というか構図の妙が活きている。
よくある単純な内容なのに、この説得力は素晴らしい。 -
主人公の野良猫が、名前のある飼い猫たち(犬も)を羨んで自分の名前を探すお話。
みんなは飼い主さんから愛情をこめて名前を呼んでもらえる。自分に向けられる『へんなねこ』、『きたないねこ』『あっちへいけ』は名前じゃないことはちゃんと分かっている。
名前を探す猫が最終的に本当に欲しかったものに気付くラストにちょっとうるっとしてしまう。 -
素晴らしい作品
なんにでも名前はあって由来がある
でも大事なのは名前ではない
こんなに短いお話の中で感慨深い絵本に出会えてラッキーだなと穏やかな気分になれます -
幼児以上、大人もおすすめ。
なまえをさがすのらねこのはなし。暖かさと優しさがあふれる。
1ページずつねこの表情が異なり、絵がきれい。特に、本当にほしかったものに気づいたときのねこの瞳がすいこまれそう。
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なまえのないねこの、孤独がほぐれる瞬間が好き。
なによりも、絵が、とてもとても魅力的。
じっと見ていたい。 -
【あらすじ】
商店街で暮らす1ぴきの野良猫は、八百屋や書店、パン屋などの猫が持つ「名前」に憧れている。お寺の猫に「自分で名前をつければ」と言われ、名前を探すことに。野良猫が見つけた「ほんとうに欲しかったもの」とは?
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犬or猫、どちらかと言えば犬派の私ですが、この絵本に描かれている猫はとても綺麗でかわいいです。何かの書物で「例えペットとして飼われていたとしても、猫自身は家で人間に飼われているという認識がなく、家族のことを『ただ一緒のところに住んでいて、時間がくると食べ物を出してくれる生き物』と認識している」ということを読んだことがあります。悪く言えば自分勝手、よく言えば孤高の生き物ですね。そんな猫でも、寂しくなることがあるのでしょうか。それは猫自身じゃないとわかりません。