ひとかげ

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012325

感想・レビュー・書評

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  • よしもとばななはやっぱり癒しを書くとすごい。
    リメイクに関してわたしはそんなに拒否反応は起こさないから平気。

  • 「とかげ」のリメイク版。らしいが、わたしにはどちらがよいというほど、違いがわからなかった。非常に残念なことに。
    2008/12/27

  • どこがどう違うとかはいまいちよくわからないけれど、少し苦しいです。

  • 2008.08.29. 「とかげ」のリメイク・・・というか。久しぶりに読むと、やっぱりばななさんのは心にじんじん染み込んでくる。いいな。好きだな。

  • 「とかげ」のリメイク版。

    内容とか世界観とかは全然変わってないんだけど、少しだけ大人度がアップしたふたり。

    巻末に「とかげ」も入ってるのでどっちも楽しめます☆

  • 「とかげ」を、吉本ばなな本人がリメイク。
    本人もいうように、「とかげ」のほうが若いかんじの文章で、登場人物の仕事の内容が浅い。
    「ひとかげ」は、より温かいかんじだなあと思った。
    とかげのもつ冷たいかんじは、もとの「とかげ」のほうが出ているような、でも書き直された「ひとかげ」のほうが深いかんじもするし・・(ややこしい)どっちもいい。どっちにしろこの話自体が好きだし、好きなところは変わってない。
    ただ挿絵が、とかげっぽくないと思うなあ。

  • 前書きを読み、「ひとかげ」を読み、「とかげ」を読んで、変わったところをいくつか確認してわかったこと。
    ばななの成長。言葉がとても美しい。あいまいさや雰囲気に流れた比喩表現が姿を消した。個人的には違和感があった数字が漢数字になったのも嬉しい。



    作成日時 2007年01月11日 05:45

  • 端的に述べるのであれば、闇で病みな話。ばななのテーマであろう「生と死」が核。10年以上前、よしもとばななが吉本ばななだった時に書かれた「とかげ」を新たに加筆修正したモノ。若かった頃に書いたそれに、齢を重ね、年を経た著者自身が違和感を感じ、書き直して発刊に至ったのがこの「ひとかげ」。「とかげ」よりも丁寧で文章が巧くなってる。けれども、荒削りな「とかげ」の方が好き。 「ひとかげ」のあとに「とかげ」も収録されてるので読み比べ可能。内モモでなく、うなじに彫りたい。トカゲ印。

  • はじめに、のところに「とかげ」のイメージにぴったりなりょうさんが・・・とあったけど、とかげにはもっとシュールな感じをイメージしてしまったためかあまり感情移入できませんでした。
    リメイク前の「とかげ」と読み比べたら、「ひとかげ」のほうがテンポがよくわかりやすかった。
    それでも自分はあまり心に残らない作品でした。

  • 昔は吉本ばななが好きだったけれど、今さほど好きではなくなったのかということが、この作品を読んでありありとわかりました。「とかげ」のリライトであるこの作品。私はどうしても良く思えなかった。時が経つってそういうことなのか、進歩しないことはそれがゆるぎない本当のことなのか。短い作品の中で考えました。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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