- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344012790
感想・レビュー・書評
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蜷川実花さんの表紙が美しい。
愛し合っていながらすれ違うふたりが切ない…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間になりたいツギハギ姫。
ツギハギ姫と一緒にいたい波乗り王子。
人の依存や心の傷は本当に深くて切ない。 -
一気に読み進んでドキドキして心臓がぎゅーってなったのに最後がツラすぎた…ハッピーエンドになってほしかった…
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切なく悲しい、そして もどかしい。
誰もがみんな主人公 杏のような
ツギハギ部分がきっとある。
本当の自分をさらけ出して、
それが認められなかったら
心が深い傷を負ってしまう。
杏やリクの感情にシンクロして、
どこまでも深海の中をさ迷っている
錯覚に陥る。
現状から抜け出したいけど 怖い。
愛されたいけど 傷つきたくない。
そんな心の葛藤がもどかしい。
物語は unhappy end。
悲しみに満ちたツギハギ姫が
心から笑顔になれるといいのに。 -
読んでいると温度が伝わってくる話だった
杏の持つ冷たさとリクの持つ温かさ
孤独が放つ冷たさと海の持つ温かさ
本当の自分を隠そうとする杏に対し
それでもあきらめず愛情を注ぐリク
そしてやがて杏も心を開いていくが…
という骨組みだけ見ればわりとよくある展開
それなら終わり方もありがちだけど
ストレートにハッピーエンドにしてほしかった
っていうのが正直なところかも -
子どものころ母親に捨てられた経験を持つ女の子のお話。
主人公の心理の変化に興味が出てサクサク読み進みましたが、読後は結構モヤモヤ。
しかしいろいろ考えさせられる1冊です。 -
「好きになってしまった人はいつかあたしを嫌いになる。だから嫌い」。本当の自分でいられるのは、メイド喫茶でアルバイトをしている時と、アニメやゲームキャラに自分を重ね合わせてイラストを描いている時だけ。エッチの相手にも、生身の自分は見せない。杏は、自分の感情をツギハギだらけにして、その場しのぎの“仮の自分”を繋ぎ合わせた日々を送っていた。だが、ある嵐の夕方、サーフボードを抱えた青年・陸と出会った時、杏の感情に変化が訪れる。やがて二人は奇妙な同居生活をはじめるが……。居場所を探している全ての人に捧げるラブストーリー。
男女の恋愛小説で、さくっと読めた。 -
杏が個人的にすごくかわいいと思う。
思い入れが強かった分、最後はハッピーエンドにして欲しかった!! -
ツギハギ姫も
波乗り王子も
とっても子供でわからずやだ
なかなか掴めない心情
掴んだと思っても
次の瞬間 するっとすり抜けてく
***
あたしが好きじゃない人はあたしに優しい
好きじゃない人はあたしを傷つけない
ツギハギの正体を見抜かれない
だから好き
好きになってしまった人は
いつかあたしを嫌いになる
だから嫌い
好き 好き 大嫌い
もう二度と人を憎みたくない
だから 誰も好きになったりはしない