- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344017122
作品紹介・あらすじ
"心友"だけが知る、誤解され続ける男の実像。
感想・レビュー・書評
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平野貞夫氏が書いた「わが友・小沢一郎」を読み終えた。
平野さんは、高知県出身でジョン万次郎の研究家でもある。
ジョン万次郎が漂流先のアメリカから持ち帰ったものがユニテリアン思想であり、坂本竜馬、勝海舟、福澤諭吉らがその影響を受けたらしい。
そして、鳩山の掲げる「友愛」と小沢の掲げる「共生」はユニテリアン思想で深くつながっているとのこと。
本の中身の一部を紹介する。
もともと「友愛」の思想を日本に伝えた人物は、ユニテリアン第一号のジョン万次郎だった。
その万次郎の活動を歴史的に位置づけ、「自立と共生」、そして「人間愛」の思想を見つけて、その啓蒙のために「ジョン万次郎の会」をつくったのが、小沢一郎だ。
小沢から鳩山へのバトンタッチは、まさにジョン万次郎から鳩山一郎に「友愛」の思想が受け継がれたことを象徴している。
私はそこに政治の歴史的で新しい息吹を強く感じるのだ。
としている。
自民党、それを支えた官僚組織、当然、検察官僚も含む。そして、その利権に預かった企業グループ。最後に、理念・哲学のかけらもないマスゴミ連中。正義面を装う朝日が一番許されない。
これだけ長い間その構図が継続されたのだ。
人として生まれ、生きていく過程で色んな人とであってしまう。
それはそれでその人の人生に少なからず影響を与えてしまう。
人生、色んな影響を受けながら時を過ごしていくのだが、その人生をまっとうに生きていくのに必要なのは自身の哲学・理念だ。
しかしながら、神仏でない所詮人間なのである。
自身の心が揺らぐときに必要なのは、最良の友との関係なのだ。
そんなことを感じさせてくれた「わが友 小沢一郎」でした。
その利権構造はよほどおく深いものがあるのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010/1/20
平野さんが小沢さんを信頼していることはよく分かる”