- Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344017665
感想・レビュー・書評
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「読んで良かった」と思える本は沢山あれど、「出会えて良かった」と思える本は意外と少ない。この本はそんな数少ない本のひとつになった。一言で言うなら、「愛する」ということを彼女なりの言葉を尽くして語った物語集みたいなもの。読んでいるうちに、まるで地球を丸ごと包み込めるような優しい気持ちを感じられる気がする。ひとつひとつ、味わいながら読む本。
講演会で参加者みんなで、参加者の家族のことを祈ったら、身体が軽くなったって話がとても印象的。そういうことって、あるのねん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短い本ながらも、オノヨーコのメッセージがしっかりと伝わってきた。
自己と世界の境界線があまりない気がした。というか、周りの世界の悪いところをしっかり見て、その上でラブ&ピース、イマジンであれと本気で思っていたんだなと感じた。
イマジンなんて今では音楽の教科書で必ず習うし、服屋の店先でもかかっている耳馴染みの歌だけど、音楽を通じて少しずつ身の回りから派生していくことを願っていたものだったのか。
ブックカフェで何気なく手に取った本だったけれど、書かれていることにパワーを感じる本だった。
ブクログの感想に地球の健康と平和を共に祈らずにはいられないと書かれている方がいたが、まさにそのような気持ちになる。
いつもは本でよかった言葉は読書メモに記載しているけど、こちらにも残しておきたい。
好きな言葉
「このままでは自分がだめになってしまう」と思って、始めたのが人を「Bless」祝福すること
心というのは毎日、よい方へも、悪い方へも揺れ動くもの
変化することを恐れない
流れている水はきれいだけれど、留まると沼のようにドロドロしてしまいます。
絶対に固定しない。
ところがあるとき、ふと自分のやってきたことを振り返ってみました。そうしたら、驚いたことに自分が自分のパターンから全然外へ出ていないことに気がついたのです。
孫悟空が、実はお釈迦様の手のひらから飛び出せていなかったのと同じ
優越感ではなく、誇りを持つ
まずは始めてみること
毎日ひとつ、心が躍ることをする。
あなたのお母さんに電話をかけるだけでいい。
相手の心が躍るのが、伝わってくると思います。
そうやって、自分自身、もしくは誰かの心が躍ることを三ヶ月間、毎日やってみてください。
だんだん体の調子がよくなってくるのがわかると思います。
夢を持つ
女性はどうぞ夢を持ち続けてください。
結婚や、出産をしたからといって夢をあきらめないでください。
自分の手に入るものだったら、必ず向こうからやってくるのですから、雲を見るような気持ちで夢を胸に秘めていてください。
自分を大事にして美しい夢を見て持ってください。
この何千年何万年というあいだに、人間が作ってきた文化ってすごいな、と思います。
たとえば、「灯り」なんていうのは、ただの裸電球だけでもいいわけです。それなのに、ある人がシャンデリアというものを作った。
私たちには「美しいものを作りたい」という本能があるのです。
一人ひとりが多くの人に出会い、さまざまな経験をしています。
自分では気がついてなくても、出会った人たちの知恵や経験、そういったものが、あなたの中に入っているのです。
女性は子どもを産みます。自分の体をふたつにして分身を作ります。
どんなに富と名声を得ても自分が「辛いな」と思っていれば辛いし、逆に何も持っていなくても「自分は大空と大地だけ有れば幸せ」と考えたら、それだけで充分幸福を味わえるのです。
幸せかどうかは、自分の考え次第です。
この社会は今、戦争産業と平和産業とのふたつに分かれています。
戦争産業→ものを破壊し、人を殺しても、自分たちが世界を征服しよう
平和産業→みんな理想主義者。ついお互いを批判し合う。エネルギーを会話や議論に費やすばかりで一致団結して目的に向かっていくことができない。それだから、平和産業の人たちは弱い。
どこの国でも、女性の抱えるさまざまな問題が、まだ非常にたくさんある。
孔子の三従の礼など、古来の洗脳によって女性は黙ってしまった。そんなことを言った孔子は男性だった。
男性がなんと言おうが、私たち女性が人類を作っているんです。
もともと人間というのは、強い生存欲を持っています。
六十年ほど前に大空襲で黒焦げの大地になった東京が、今では繁栄する街に生まれ変わっています。 -
地球の平和と健康を共に祈らずにはいられない。
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読み終えて何日経ってもオノ・ヨーコさんのパワーが、胸の中に残り続ける本です。
やさしい言葉で綴られていて、文章をちゃんと理解して何度も何度も読み返したくなります。
読み終えたあと、再び表紙のヨーコさんを見ると勇気やパワーが沢山湧いてきます。 -
うんうんって思いながらサラサラ読んだ。オノ・ヨーコ特に好きでも嫌いでもなかったけどとても愛のある人なんだと思った。そういう人好き。だから好きになりました
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彼女の言葉って本当にラブアンドピースなんだよね。
ヨーコの言葉に押しつけがましい何かを感じないのはなぜだろう。
彼女のように何かを始めたくなるのはなぜだろう。 -
とても素敵な本。彼女のように、しなやかに生活していきたいと思います。
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とてもシンプルなことがかかれてますが、それがこのままでいいんだということ、そして、本当に大切なことが書かれてるので、尊敬できるかたです。
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今まで自分の中に無かった、すごく大きくて平和的な考え方を知ることができた。
特に印象的だったのは、「Bless you」。
自分自身を健康に保つために、自分自身を怒りや恐怖から守るために、自分に嫌がらせをしたり、危害を加える人を祝福するというもの。
自分自身の心を乱すのは嫌がらせをしてくる人ではなく、その人に対する自分の怒りであるということに気付かされて、これからは自分の心を犠牲にせず、他人を祝福し許そうと思えた。 -
攻撃されて苦しみの中
その相手をBless(祝福)する
Bless you...
祈り続けていると自分の中にある
恐怖や怒りに気づくことになります。
そして祈ることで相手の世界の上に
出ることができ、健康な人間として
前に進んでいくことができたそうです。
言葉の一つ一つから
優しさ、強さ、たくましさ
を感じました。 -
少ない文字数の中にオノ・ヨーコさんの愛の真理がぎゅっと詰まっている、そんな作品でした。読んでいて、時代の変わり目だからこそ、それらに気が付くことが出来たような気がしました。
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誰かのまねや、社会の要求に合わせた生き方をすると、どうしても心が弱くなります。
どんな状況でも自分らしくあり続ける。その一点で人はとても強くなれるものです。
よく人は、人生の改革というと、すごく大きなことをしなくてはならないように思いがちです。でも、座っている位置をちょっと変えるだけで、ものの見方が変わり、あなたの人生を改革することができるのです。
「私の体をメチャクチャにしていたのは、自分の中にある恐怖や怒りなんだ」
怖がっていること自体が自分の気持ちを弱くしていたのですね。
私たちが人のためと思ってやっていることは結果として自分の心にもいい影響を与えているのだと思います。
人生を生き抜くのには、愛の力を使ってください。
生きていること自体がすでに持続していることなのですから。変化することを恐れる必要もないのです。
たとえ、何かが変化し続けていても、あなたが存在すること自体がすでに「持続」なのですから。
一念があれば、人は普段できないようなこともできてしまうのです。それは特別な人だけではなくて、どんな人にも超能力があるという証明です。
自分の中に秘めた未知の能力があること、人間はそういう動物なのだということに対するほこりを持ってください。
そんなに有名な人でなくても、人類の歴史が進んでいく中のある一点で、その人がしたことが必ず意味を持ち、寄与しているはずです。
それは、どこかのパン屋さんが作ったクロワッサンであったり、畑で採れた野菜であるかもしれない。それを口にした人たちの命が救われたり、元気になっていることもあるでしょう。作ったものが自分の手から離れ、行く先々で働いている。そのことを作った本人は知ることができない。また、知らなくてもいいという、何か運命のおもしろさというものがあるのです。
ただ、何かを始めなければ、なんの力も働きません。
まずは、善意を持って「始めて」ください。
グッドネス、善意、善性ということが、とても大事な時代になってきました。私たち一人ひとりのすることが、世界を変えていっているのだという明確な意識と善意を持って、世界に、宇宙に、よいバイブレーションを送りましょう。
私は「どうしたらできるのかしら」と工夫することに誇りを感じていました。「しょうがない」とか「もうだめだ」とは思いませんでした。
そうすると、「あっ、こうすればいいんだ」とよい考えが閃いたりするのです。
壁にぶつかるとそういう知恵を与えられるのです。
また、制約がある中で、できる方法を考えることは実におもしろい。何か新しい発見が必ずありますから。いつでも新しいことが起こったときには、「これはどうやって?」と考えることが非常におもしろいと思います。怖いけれども、おもしろい。
それをただ「怖い」と感じてやめるか、「おもしろい」と思ってドアを開ける鍵を見つけるか、壁を乗り越える方法を見つけるか、それはあなたにかかっています。
壁や、制約はあなたが飛躍する機会を与えてくれるのです。
自分では気がついていなくても、出会った人たちの知恵や経験、そういったものが、あなたの中に入っているのです。
そうやって、お互いなんらかの影響を受けたり、与えられたりしながらつながっているのです。
ですから、破壊的な行動にエネルギーを使うにしろ、世界平和のためにエネルギーを使うにしろ、そのあなたのエネルギーの方向は、全世界に影響をおよぼしていることを理解してください。
地球の裏側で戦争が起きていれば、たとえこちら側が平和でも、やはり私たちに何かよくない影響があるでしょう。その逆に、こちらから平和の種を蒔いていけば、裏側まで届く、必ず届くのです。つまり世界と個人は影響し合うという点で一体なのです。
人が集まったとき、一人ひとりが何かの因縁でその場所に来ているわけです。一方、来られなかったひともいます。
そう考えるとある催しに「来られた」ということは、それだけで大変意味のあることなのだとわかります。五年後に、まったく同じ人たちを集めようとしても、集まりません。同じ人たちが集まっても、実際にはみんな違っている。だから、集まりは、この瞬間だけのことなのです。
そして、その瞬間によって、私たちはつながるのです。ファミリーになるのです。
この本を手にとってくださっているあなたもそうです。この本をあなたが読んだ段階で私たちはみんなつながったのです。あなたは、この本を読む前のあなたとは違うし、私もあなたとのつながりによって変わったのです。
みんな一人ひとりが知らないうちに、お互いに影響し合い、より経験深くなっているのです。
楽しみを自分で作っていくということ。それは精神の持ち方です。
どんなに富と名声を得ても自分が「辛いな」と思っていれば辛いし、逆に何も持っていなくても「自分は大空と大地だけあれば幸せ」と考えたら、それだけで充分幸福を味わえるのです。
幸せかどうかは、自分の考え次第です。
「そんなことをするのは無駄なことだ」と言われても、あなたがそこから何か得たものがあるのなら、それは無駄ではない。あなたにとって大事なことかもしれないのです。
たとえば、あなたが愛する人と一緒にいて、
「いろいろためになることを教わった」
というのなら、その愛している人が一般的にはちょっと変な人でもかまわない。誰がなんと言おうとも、それはあなたにとって最高の人なのです。
世界中の人たちから「この人は立派な人だ」と評判の人でも、その人があなたに何も与えることができないのなら、あなたにとってその人はくずみたいなものです。
「ひとりでみる夢は、ただの夢。
一緒にみる夢は現実となります」
でも、みんなの夢を叶えるためにはもっと考えなければいけないことがあります。それは、自分の生活を大切にすることです。
つまり自分の生活を一生懸命やっていくことです。あなたが一生懸命に自分のできるだけの人生を送ること、それによって、あなたは大事なメッセージを世界に送っているわけです。そして、そのあなたのメッセージは、みんなでみる夢につながっているのです。
人は、私を含め、みんな弱い存在なのです。そういう弱い私たちが一緒になって、お互い認め合い、愛し合う。それで初めて強くなることができるのだと思います。私たちが一緒に手をつないで、生きているんだということを感じてください。
そして、この壮大な宇宙に一瞬であっても一緒に生きている、あなたの周りの人々に「わかっているよ」と言ってあげてください。
こんな大変な時代に毎日毎日ベストを尽くして生きる努力をしているキミをボクは、「愛してるよ」って言ってあげてください。
そして一緒に何がなんでも生き続けましょう。
がんばってください!
愛しています。
*・*・*・*・*・
ジョンとヨーコが七歳差だなんて知らなかったな。ヨーコのが年上だってことも。
世界平和の本。
普通に生きていても、世界平和産業に加担している。愛。
三砂先生のような愛を感じる。ゆかさんとか、わたしの好きな人に共通している愛を。
いいとこのおじょうで、ジョンの嫁で、っていうフィルターでしか彼女のことをみていなかった自分を恥じた。ジョンが目の前で殺されて、よくこんなことばがでてくるなと思うと同時に、だからこその説得力がある。
意義のある仕事を!とかシューカツでは思ってしまいがちだけれど、大切に、愛をもって、自分の人生を生きていくだけで充分に生まれて来た意味はあるんだよなあ。
今、このタイミングで読んで良かった。読むべき時に本はやってくる。
(これすごくって、3年前くらいに友だちがおすすめって記事をfbにあげてたのをメモってあって、そのメモを最近発見して借りてきたの。この巡り合わせ。鳥肌。) -
「神は信じてないけど、愛は信じてる」。オノ・ヨーコさんは偉大な女性です。この本に出会えて良かったと心底思う程、魂を揺さぶられました。夫ジョン・レノンさんを目の前で殺害される、マスコミの執拗なバッシング、女性・年齢差別など、辛く厳しい人生に翻弄されながらも、生みだされた愛のある哲学は、色んな人を救うと思います。私は弱い人間ですという記述に深く共感を覚えました。でもそれでも大丈夫!愛があれば!とポン♪と背中を押してもらった気分です。本当に素晴らしい本。ヨーコさん、大好きです。
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「社会の既成概念にあてはめて、よい悪いを考えるより、そういうふうに変わってきている社会を自分がどんなふうに利用して、自分のものにしていくのかということを考えてください」
戦争、政治、貧困、差別、災害、環境問題…情報が溢れる社会で何を信じ、何を受け入れ、何を選び行動していくかが問われる時代に、オノヨーコさんの言葉が響く。
日々目まぐるしく変わりゆく世界で新たな技術やシステムなどハード面はもちろん、新たな価値観や考え方を柔軟に取り入れ自分のものとして吸収し強かに時代を生き抜いていきたい。
お金も時間も心も自分で持てるものには限りがある。誰かの真似をして安心するのでもなく、見栄のために着飾るのでもなく、自分の心が本当に豊かになるもの、自分がそれらを使った先の誰かが幸せになるようなものへ使いたい。
・自分を大切に。経験と学びのある人生に。
・自分が今生きていること、不自由なく暮らせていることに感謝する。
・人を許し、受け入れる。
・世界中の皆が平和に暮らせるよう祈り行動する。理想でしかないかもしれないが、その小さな取り組みの積み重ねが平和実現への一歩と信じて。 -
オノヨーコさんの2009年の著作。発売日は12月8日となっています。
「講演記録や過去のインタビューをもとにして、ヨーコ自身が全面的に加筆し、新たに書き下ろしたものです。」と、巻末の解説にあります。
2004年10月に東京で行われた特別講演の内容が元になっているようです。
その特別講演が若い女性向けの内容だったようで、読んでいてなんだか違和感があると思っていたら、そういうことだったんですね。
若い女性向けの内容だと前知識があったら、もしかして読まなかったかもしれませんが、知らなかったからこそ、読んでみてよかったと思える内容でしたね。
短くてスッと読める内容ですが、なかなか深みのある言葉が多かったと思います。 -
「雲を見るような気持ちで夢を胸に秘めていてください、自分を大事にして美しい夢を持ってください」夢を持とう!と万人が強いるけれど、夢を胸に秘めてと彼女は語る。一日一言心に立ち現れる、コンパスのような彼女の言葉。(ちいさな帆)
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年月を重ねて、人の何倍もの苦労と喜びをくぐり抜けて、神々しいまでの存在、生き様を語ってくれているな、という雑感。なかなかその域までは達せられないけれど、あの人は凄いから、で終わらせずに、少しでも糧に、と。/自分を憎み誹謗中傷し続ける人々を、祝福し続けたこと。そのことで強い健康な人間として前に進んでいくことができるようになった。/人を批判するエネルギーがあるなら自分の生活をよくすることに使ったほうがいい/どん底から抜け出す愛の力。誰も愛せなかったらかわいそうな自分を愛するだけでもいい。光ってる美しい空を愛するだけでもいい/まずは「善意」を持って始めてください。/生きながらえた秘訣。「毎日ひとつ、心が躍ることをするのです/あなたは、この本を読む前のあなたとは違うし、私もあなたとのつながりによって変わっているのです/
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https://www.youtube.com/results?search_query=ono+yoko
彼女は独自のスタイルを持っている。彼女自身を知っている。だからかっこいいんだ。
弱者は常に慎重に周囲を観察している。それが弱者の強みになる。
1980年12月8日
大切なのは理解するように努めること。理解こそが愛だから。
何が変わったように見えても、存在してきて、今も存在していることは変わらない。
最高の人とは、愛し合える人のこと。その時、その場所に共にいることを分かち合える。理解し合って、認め合える人のこと。
最高の人とは、誰かに何かを与えられる人のこと。私は誰に何を与えられるだろう。
森律子 自分のできるだけの生活を、一生懸命やっていくこと。
オノ・ヨーコの芸術をもっと知りたい。 -
1933年生まれ、オノ・ヨーコさんの「今あなたに知ってもらいたいこと」、2009.12発行です。オノ・ヨーコの講演やインタビューをもとに、ヨーコ自身が加筆・修正、書き下ろしたものだそうです。「歳を重ねる喜び」が特に心に響きました。<六十歳になったとき、あなたも六十歳ですねと言われても、あれ、そぉ?なんてぐあいだったけど、七十歳を迎えたときは、ここまで生きながらえたことへの誇りみたいなものを感じたそうです。やりたいことがたくさんあって、あと五十年ちょーだいと言いたいそうですw>オノヨーコさん、素朴に感じます
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「格差社会という不幸」の後に読むとかなり大甘な本だ。けれども物語「蜘蛛の糸」のように、「助かろうとする人間たちを蹴落とす」今の日本でひとりひとりが考えなければならないのは、手の届かない政治だとか経済界の話ではなく、手の届く範囲のこういう事なのだろう。
「お前、甘いんだよ」とでも言われたら、「甘いことは引き受けますから(^^)」と言えばいいのだ。 -
一時間程度でさらっと読了。
なんだろうな、そんなに目が開かれた瞬間はなかったというか。
まぁ、お歳を重ねられ、その分ブレない軸を持った独特な人だなという感想。
本当は彼女がどういう人かまだぜんぜん理解できていなかったけど、ちょっと知りたくはなったかな。 -
2014/6捨てるので登録
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ヨーコワールドが広がっています。
彼女の世界解釈は明解である多くのものがそうであるように、とても稚拙です。しかし、その稚拙な世界に私は懐かしさを感じます。子供の頃、世界にたいして漠然と抱いていた無垢なイメージの世界です。みんな幸せ、みたいな。大人になるうちに、いつの間にかなくしてしまったものです。このことを、私よりもっと大人のヨーコさんが覚えていて、その世界からリタイアしないで生きて来ていたというのは、本当に驚きです。 -
名前は知ってるけど、どういう人なのか、実はよくわかっていない。そのひととなりを少しでも知ってみたいと思って読んでみた。ストレートな表現で心にすとんとおちる。
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どんなときも自分らしくいることが、私にはいちばん大事なことでした。誰かのまねや、社会の要求に合わせた生き方をすると、どうしても心が弱くなります。
どんな状況でも自分らしくあり続ける。
その一点で人はとても強くなれるものです。 -
ジョンレノンの妻オノ・ヨーコが自身の目線から語る幸福論。一つ斬新だと思った考えが、彼女は引きこもりの子供たちを肯定している事。社会の既成概念を取り払い、平和を望むのであれば、いかなる人を愛することが大切。
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オノ・ヨーコさんは、
世間的には「感覚的」「スピリチュアル的」な人
という風にとらえられているような気もするけど、
私自身は、作品を観ても、本を読んでも
「理論・構造的感覚的」な人が
(そもそも自分には少ない)
「感覚的」なものを取り入れようとしている、
という印象がある。(だから逆のジョンに惹かれたのかな?)
もしくは「理論・構造的」なものをベースに
「感覚的」なものをプラス(上乗せ)している?
以前は、ヨーコさんのメッセージを感覚的なものとしてしか
とらえられなかったのだけれど、
(YES オノ・ヨーコ展の頃)
今回の本を読んで思ったのは、
「知識などに裏付けされたこと(や先見の明)」を
「感覚的なヨーコ言葉に変換」して
メッセージとして伝えているんだな、と思った。
感覚的に生きている人たちの発するメッセージを受け取ると、
「言葉にはならないし、名前もついてないものなんだけど、
なんとなく、あの感覚のことね」という
受け取り方になるんだけど、
ヨーコさんのメッセージは
「この言葉の裏では、具体的にはあのことを言いたいんだな」
というのが読み取れるように思う。
とにかく恐ろしく頭の良い人なんだろうと思う…
この本はちょっとボリュームが少なすぎたのが残念。 -
まさに生きる伝説の女性。
自分を"弱い人間"だと称する彼女のたくましい生き方を見習いたいと思える一冊。