プラチナデータ

著者 :
  • 幻冬舎
3.46
  • (310)
  • (835)
  • (1114)
  • (210)
  • (42)
本棚登録 : 6432
感想 : 890
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018471

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 科学捜査は難しいし、警察はあんまり信用できないなというのが一番の感想です。ハラハラしながら読みましたが、神楽さんはたぶん大丈夫、という安心感があるから読み終えられると思います。

  • 出だしからぐっと引き込まれて最後まで一気に読めました。
    プラチナデータという単語は後半になってやっと出てくることになるが警察組織の内部事情に振り回される様子や人格障害で二人の人格をもつ話が面白くまた最後まで犯人が全くわからないのも惹きつけられました。

  •  DNAが暗号化・DB化され、DNA捜査システムが稼動を始めた。ところが開発者の藁科兄弟が殺害された。
    関係者の一人神楽の二重人格のリュウが疑われ、神楽は逃走しながら真相の追求を始めた。
     高級官僚やその親族がDNA捜査システムに該当しないような特殊データ(プラチナデータ)を紛れ込ませたが、
    それを見つけ出すためのプログラム「モーグル」を開発していたために藁科兄弟は殺害された。
     犯人は神楽の主治医の水上であった。

  • 図書館で借りて読了。非常に優れたアルゴリズムによってDNAを解析することができれば、現場に残された遺留物のDNAから犯人の容貌や性格を特定できるのではないか、というアイデアに基づいた作品。アイデア自体は面白いのだが、ちょっと書き飛ばした感じ。登場人物のリアリティや謎解きの要素が欠けていた。

  • DNAプロファイリングをテーマとした近未来のお話。

    遺伝子情報から迅速な犯人の絞り込みを行えるようになってきた犯罪捜査。
    しかし、狂気的連続殺人事件を発端に、遺伝子情報に当てはまらないケースの犯人が現れ、遺伝子操作に隠された裏の陰謀が・・・

    自分にはもう一つリアリティが実感できませんでしたが、一気読みでした。

  • なかなか面白かった

  • オチが読めるが深く考えずに楽しめばいい。またドラマ化されんのかな?

  • 国民のDNAをデータベース化して犯罪捜査に利用し、
    犯人を特定できる画期的なシステムが開発され実用化される。
    そのプログラムの開発者が殺害される。



    なんだか最近の東野さんの作品は、申し訳ないけど深みのある面白さは感じず、
    なんだか軽さを感じる。
    昔の『白夜行』や『手紙』のような重厚な作品が読みたい。

  • 東野圭吾にしては珍しい、しかし時折手がけるSF的な作品。この手の分野は設定の説明に誌面を割かざるを得ないし、設定次第でどうにでもなるせいか、他の作品に比べると軽めの印象になるのは否めない。そうは言え、巧みに伏線を張り結末に収斂させる構成力、ページを捲る手を早めるようなストーリーテリングは流石。個人的には加賀恭一郎やガリレオの方が好きだが、少々変わった切り口でも安心して手に取れる作家ではある。

  • 東野圭吾さんの作品は、いつも美しい終わり方をすると思う。
    事件解決に繋がる伏線や、神楽と関係者、リュウとスズランの関係など、読後感の良い作品だった。
    最後に一気にスピード感上がる。

全890件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×