プラチナデータ

著者 :
  • 幻冬舎
3.46
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本棚登録 : 6424
感想 : 890
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018471

感想・レビュー・書評

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  • 展開がある程度予想できるので、ミステリー好きには物足りないかもしれない。
    ただ、国家や秘密を隠蔽する辺りは現実起こりうる問題であって、現実離れしていない壮大さでおもしろかった。
    さすが東野圭吾と思わせる読みやすさと想像しやすい人物描写なので、読書初心者でもすぐ読めると思う。

  • 浅間の独善的な行動が鼻につきすぎて話が入ってこなかった。本スジは面白かったのに本当にもったいない。被疑者に協力するアウトローな刑事が必要なのだろうけど、ダメ刑事のくせに上司に信頼されているとかしっくりこないなぁ。自分だけが最初に真実を知りたいだけのために警察組織を出し抜いて防害するとかありえなすぎるので、ちがうアプローチにして欲しかった。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99219776

  • 安定の東野圭吾。
    科学の進歩により監理される平和は果たして本当に平等な平和と呼べるのか。
    犯罪がなくなることは大変望ましい。
    一方で監理するものされるものという立場がうまれたときに、形が変わって新たな犯罪や
    不平等がうまれることも目に見えている。
    そういった仮想世界をイメージする事ができる人生のif作品。
    個の正義が権力の前で無力な様も、それに抗おうと努力する様もまたリアル。

  • 終盤になるほどなにー!?ってなる

  • 事件現場に残されていたDNA情報から、容疑者の割り出しが可能となった世界での話。結局「政治家や官僚経験者や警察上層部等、意図的にそのデータベースに引っかからないよう隠されたDNAデータもある」というオチは良いとして、始終「コンピュータ」「システム」「データベース」程度の用語しか出てこないのが……。無知な主人公ならでは視点というわけじゃなく、解析に直接携わっている研究者も同様なので作り込みが稚拙。あり合わせの知識だけじゃなく、この題材で一本書くならもっと研究して舞台作りに徹して欲しかった。

  • 個人的にはスズランとリュウと神楽の関係や、やりとりが大変面白かった。

    登録されたDNAで犯人を特定または、それを証拠として扱うことは今現在あるが、この本では、登録されたDNAと犯行現場に残されたDNAが血の繋がりがあると、分かってしまう時代は、いつか来るのでは と思う。

    登場人物は、多くないので読みやすかったです。

  • 最後まで読んで、謎に思ってたことが全て解決して、気持ちがよかった。
    彫刻家のお父さんの話は、本当に悲しかった。

  • 最近古本屋で東野圭吾コーナーを見て、読みたいと思い、図書館で借りた
    以前テレビでは観ていたが、改めて読むことにより内容が理解できた

    実際にこういう時代になるのではないかと思うような内容だった
    ミステリではあるが、私にはホラーのようにも感じた
    今でも、マイナンバーなどで、管理されているように感じるが、今度は細胞レベルでの管理社会
    しかも特権階級もあり、、、
    倫理的な問題はあるが技術的には出来そうな気さえする

    逃げている時に神楽が迷い込んだ村に最後は救われたのはよかった

  • 純粋に面白かった。東野圭吾がこんなテーマを扱うなんて知らなかった。
    ただし、事件の全体像は容易に予想がつくような内容のため、もう少し捻りがあってもよかった。あとは、全体的にもう少し重厚にして、SFぽいところの「ありそう」感をもう少し加えてくれたら最高。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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