もういちど生まれる

著者 :
  • 幻冬舎
3.60
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本棚登録 : 2017
感想 : 329
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021051

感想・レビュー・書評

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  • 1話目から2話目に移り変わったとき、なんだか物足りない感じがして、まだ同じ世界にいたかったな、と少し寂しくなった.
    だけど読み進めていくと各物語の登場人物が繋がっていることが分かる.
    1人の登場人物を色んな視点から見ることができる.
    自分の中で抱いている、コンプレックスや夢と現実のギャップ、それに正面から向かっていく主人公.
    涙が出ました.

  • 2話目になった途端、ちょっとだけ残念に思えたけど、読み進めると私の好きな細く太いつながりのある連作短編だった。

    人って案外自分のことなんて気にしてないよ、とか言うくせに、やっぱりそれが一番気になってしまって、人に映る自分を良いものに見せようとしてしまう。近くにより良いものがあればあるほど。

  • 好みではなかった

  • 朝井さんの描く大学生って、ふわふわ浮いていて恥ずかしくて、輝いている。でも自分に重ね合わせると、どうしても嫌な部分だけが見えてしまって、なんだかかゆい気分になる。

    椿はなんだか嫌なタイプだなぁと思っていたけれど、自分こそ椿に似ている気がした。

    無難の反対は特別ではない。

  • 年が近くて共感することが多かった。
    でも、自分と重なることが多くて病みそうになった。
    ギリギリセーフ。

  • 最初の1行を読んで、あれ?これ知ってるな?ってなった。読んだことあった。

    20歳前後の若者5人が主人公の短編集。登場人物がいい感じに繋がってる。色々悩んで考えて…でもドロドロしてなくてさわやか。青春だなぁ。
    まだ自分は若いと思っていたけど、意外とそうでもない、、?

  • 19-20才の頃は、子どもでもなく大人でもなく、色々な事に思い悩む時。
    昔の自分や友だちを思い出しながら読んだ。
    5人の短編が重なっていくのが面白い。

  • 朝井さんの絶妙に絡み合ったオムニバス、学生だからこその色んなもやもやが詰まってる1冊。楽しいばかりじゃなくて、たくさん考える子どもと大人の間…精一杯のキラキラ✨努力は実るばかりじゃないけど、無駄じゃないと思ってる!がんばろう〜

  • 複数人の視点から描かれつつ、それぞれの日常が繋がりあった短編形式の小説。

    学生•若者が抱える複雑な感情、思いを繊細に描かれていて読んでいてザワザワ胸が揺さぶられた。
    当時自分も同じような悩みを持っていたなと懐かしさもあり、思春期の複雑さを改めて感じた。

  • 19.20になったら大人になってしまうから、特別じゃない自分を受け入れないといけないんだなと思った。

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著者プロフィール

1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で、高校生が選ぶ「天竜文学賞」を受賞。13年『何者』で「直木賞」、14年『世界地図の下書き』で「坪田譲治文学賞」を受賞する。その他著書に、『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』『正欲』等がある。

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