殺生伝 疾風の少年

著者 :
  • 幻冬舎
3.30
  • (5)
  • (30)
  • (34)
  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 313
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024007

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 戦国ファンタジー!?
    長編シリーズになりそう。
    なんとなく【犬夜叉】を思いだしました(^.^)

  • この作者の話は、どれも「昔読んだことあるな〜」と感じます。

  • 石となった九尾の狐が砕け散ったそのかけらを持っているという城主は
    差し出せ、という命令に否と返事をした。
    なぜならば、それは娘の体の一部だったから。

    またやたらに物騒そうなものが出てきた…とか思いつつ。
    熱血少年とイノシシ型女性と、素直に守られてくれそうにもない女の子。
    最初に出てきたコンビも、一体どういう目的が、と思いましたが
    一応最後の方には判明。
    しかし…それをどうするつもりなのかが、さっぱりです。

    殺す事に戸惑いを憶えているのか、それをするのが嫌なのか。
    おかげ様で色々と面倒な事になってきています。
    いや、リサイクル状態?
    倒せば確実に楽にはなりますが、それはそれで
    重石になりそうな気もします。

    ところで登場人物、武田信玄。
    分かってはいます。
    分かってはいますが…脳内で、あの『武田信玄』になってしまってます。
    ありえないありえない。

  • 続き物だったのね~
    気になる気になる。

    近づく物の命を吸う「殺生石」。
    破壊するための旅が始まる。

    主人公は一吾?
    大口たたくわりに弱い。
    無名が希望だけど一吾だよね~

  • [2013.08.02]

  • 『戦国エンタテインメント』と帯に謳うだけあって九尾の狐やら忍者やら武術に長けた女従者等々ゲームにしても良さそうなキャラが多かった。
    物語の出だしだから仕方がないけれどそれぞれのキャラの主張が微妙でメインが誰かがぶれていて分かりにくかったです。
    飛び加藤が登場して活躍を期待したのに呆気なく退場になったのがちょっと残念です。

    個人的にはちょっと軽過ぎて物足りませんでしたが歴史とかは関係無く(武田信玄を知らない日本人はほぼ皆無でしょうし)時代物に疎くても読める読みやすさでした。

  • 時代小説、というと言葉が難しかったり、歴史を知らなくて読みづらかったり、ということがある。
    けれど、この本はその心配が全くなかった。
    完全なエンタテインメントだった。

    舞台は戦国時代。
    甲斐・武田信玄に攻められて城から落ち延びた笠原家の姫、咲弥。
    そして、咲弥を護衛する紫苑。
    咲弥には生まれた時から殺生石という不気味な石を宿していた。
    その殺生石を必要としている忍び、無名。
    咲弥を助けた一吾という少年。
    4人は出会い、武田信玄を操る山本勘助の追っ手と戦う。

    物語のキーポイントになるのは殺生石。
    妖怪九尾の狐がその石に姿を変え、石を宿した者を生かすために他の者の命を奪う。
    九尾の狐はその石の中で力を蓄えて、やがて復活し世の中をめちゃくちゃにすることをもくろんでいる。
    咲弥はこの石を体に宿している限りは死ねない。
    傷を負えば、他人の命を犠牲にして生き延びることになる。
    命、ということが一つのテーマとして挙げられると思う。

    とはいえ、物語はまだまだ始まったばかりだ。
    この本を1冊読んでも、第1部が完結しただけで、第2部へと続いていく。
    彼女たちはこの先、どうなっていくのか、どんな結末が待っているのか、それはまだわからない。

  • 息つく暇もない展開にページをめくる手が止まらず、一気に読了。
    魅力的な登場人物ばかり。
    物語は始まったばかり。
    この先が早く読みたい。

  • ありふれた設定。このまま、続く???

    星5つ:感動
    星4つ:最高
    星3つ:面白い
    星2つ:普通 ← ここが基準
    星1つ:つまらない

  • 平安の世を乱した九尾の狐。
    数万の軍勢によりになんとか討伐され、岩となり復活の機会を窺っていたが、
    その後に封魔の槌により九つに砕かれてしまう。
    その砕かれた岩のひとつひとつは殺生石と呼ばれ、不思議な力を宿していた。
    これはそんな不思議な岩を巡る物語である。

    戦国時代、のちの武田信玄の圧倒的な軍勢に囲まれた笠原家の志賀城。
    そんな状況下で勇敢に立ち向かおうとする彼らにはある目的があった。
    殺生石を胸に宿した姫、咲弥を武田の手から逃すことだった。

    そして、そんな情勢を傍観するふたりの男。
    彼らもまた殺生石絡みで動いているようだが、、、

    と、この後もまだまだ重要人物がどんどん出てきて、
    一体誰が主人公なのか今作を読んだだけではわからなかった。
    そうそう、これ、シリーズですね。
    ページ進む割に展開遅いなと思ったら、まだ序章といった感じ。

    戦国モノらしく、登場人物が多くてちょっと大変ですが、
    それぞれキャラが立っていて分かりやすい。
    今後の展開に期待。


    というのはよしとして、神永さん、シリーズ増えすぎでは!?
    心霊探偵八雲、天命探偵真田省吾、怪盗探偵山猫・・・
    全部好きなので、それぞれちゃんと進めてくださいねっ!

全36件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神永学の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×