廉恥

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 361
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025691

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁強行犯係樋口顕シリーズ。
    ストーカー被害を訴えていた女性が殺される事件が発生、警視庁から女性キャリアの刑事指導官が派遣され、樋口とタッグを組むこととなる。
    娘照美にもある事件に関係することが浮上する。
    何気に淡々と進行する。謎解きというよりも、ストーカーを介しての心理面とかの話が主として進行する。

  • 警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ 第4弾

    世田谷でキャバクラ嬢が殺され、臨場する樋口班。

    被害者は、ストーカー被害の相談と痴漢の被害に遭っていた過去があり、加害者の周辺を洗うことになる。

    ストーカー殺人の事件性が高まったことを受け、警察庁から女性キャリアの小泉が派遣され、樋口が面倒を見ることに。

    小泉が被害者の人物像を分析することで、捜査の新たな筋が浮かんでくる。


    樋口が管理官になったら、さらに面白そう。

  • 廉恥=恥を知る心。
    ストーカーや痴漢をでっち上げて悪びれない女。
    痴漢の冤罪をかけられた浮気相手に会えない女。
    偽装メールの捜査に対して、パソコン提供を拒否した女。

  • 前作から期間があいたこともあり、それぞれの立場が微妙に変化しています
    新たなキャラが登場し、いつの間にか相棒級に

    ミスをしてもそれを潔く認められるかが、今回の一つのテーマ
    主人公のエンジンがかかるのも終盤から

    このシリーズ、捜査する側の人間臭さが犯人側にも感じられるともっといいかもと思います

  • お久しぶりの樋口刑事。一気読みでした。

  • 樋口顕シリーズ第4弾。ストーカー被害に遭っていた女性が殺された。事件の構造は簡単そうに思えたが、樋口たちは違和感を覚え別の視点から事件を追ってみる。事件自体はそんなに複雑ではなくて、犯人も想像通りだったけど読みやすかったし、樋口刑事は相変わらずいろいろと考えすぎてた。

  • ふむ

  • 読みやすかった。

  • ストーカー殺人と思われる事件が発生し、操作に動く警察物。私は知らなかったが、なかなかテンポのよい進行と気になる複線で、これがどうなって絡み合ってくるのかとドキドキ。久々に良い著者を見つけたか!感。

    しかし、ラストはしょんぼりな感じ。なんか途中から読めちゃったというか、なぜそのタイトル付けたのさ感。複線かと思っていた線も「複線」ではなかった様で、回収されないと言う新しいヤツ。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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