- Amazon.co.jp ・本 (549ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344401303
作品紹介・あらすじ
妖精フィツとの突然の別れから一年、十四歳になった少女ペチカは大都市パーパスで暮らしていた。初めて幸せを手にしたかに見えたペチカだったが、世界の最後を告げる「妖精の日」はすぐそこまでやって来ていた…。すべてが崩壊へと向かう中、始まるペチカの最後の旅。そして感動のクライマックスへ!各誌紙で絶賛された長編冒険ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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ルージャンが良い〜!
胸糞悪いシーンや暗いシーンが多かった上と比べて、下は心温まる(救われる)&感動するシーンが多い。
王道展開のように見えるかもしれないけど、下があってこその上だなと感じた。
ペチカには勇気をもらった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
好きな本の一つ。けど、人の憎しみの感情があまりに強くて、少し飲み込まれてしまった。最後はよかったねって感じだけど、後に残るネガティブな感じがあったので、精神が安定してる時じゃないと自分にはよくないかも。貧しさが人を醜くさせるのかな。
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よかったね、ペチカ。
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光をモチーフとしたファンタジー、やっと見つけた。宝物だ。
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妖精のフィツとの別れを乗り越えて、新しい生活の中で幸せを掴みつつあるペチカ。しかし伝説に過ぎなかった世界の終わり、妖精の日はすぐ近くまできていた。向山貴彦さんの小説。
冒険と成長、善と悪、命、といった童話らしい要素がたくさん詰め込まれていたなぁと思いました。ペチカとイルワルド、フィツとヴォーといった関係性や、旅するおばあちゃんと守頭も少し普通ではないような感じの善と悪の魔女といった関係性にも思えて童話っぽさを感じました。
ペチカは上巻のあらすじでまで「性格の悪い」子とされていますが、閉鎖的で小さな村でみんなからずっと虐げられていれば、至って普通の反応としてそうなると思いました。広い世界への旅立ちと新しい出会いは大切なことだなと思いました。
写真を探しに行く場面や守頭がワープのような移動をしている場面など、なんでそうなったのか少し引っかかる部分もありました。しかし上巻でも特に印象的だったペチカとフィツの仲直りの場面をはじめとして、旅の中で積み重なっていった出会いと出来事が大きな感動に繋がっていく感じがとても好きでした。 -
成長した少女ペチカは幸せを掴んだようにもみえるが、心の底では納得していない。離れ離れになっていた妖精フィツと苦難の末に再開するが、世界の終わりを告げる「妖精の日」が始まってしまう。
結末は妖精レベルでは何ということもないのだろうが、人間レベルとしては涙を浮かべて読まざるを得ない。
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書き込み失礼致します。
こちらの作品色々な場面で色々な感情が揺さぶられますよね…、私も体力気力がある時でないと読めないという点凄く分かります...書き込み失礼致します。
こちらの作品色々な場面で色々な感情が揺さぶられますよね…、私も体力気力がある時でないと読めないという点凄く分かります。
同じくこれは持ってなくちゃいけない本だと購入しました。
著者の方、お亡くなりになられたんですか…ガツンと来ましたが、知れて良かったです。2022/09/17 -
コメントありがとうございます。
読む本は図書館で…の習慣で育ったため、出逢って気に入った本を手に入れようとしたら既に絶版…という目に何度も...コメントありがとうございます。
読む本は図書館で…の習慣で育ったため、出逢って気に入った本を手に入れようとしたら既に絶版…という目に何度も遭っていたので…書店の店頭で、ものすごくホッとしたのを思い出します。
何十年も経ってから、ブクログのおかげで感動と衝撃を思い出し、また作者が既に逝去されていることを知り、今でもまだ、この本に新しく出逢っている人がいるんだ…と、驚きと感謝と不思議のいりまじった気持ちになりますね。2022/09/17 -
2022/09/17
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前半展開の遅さに挫折しそうになったが
主人公の女の子ぺチカが魅力的な人たちに
出会ったところからおもしろくなり、
最後まで一気に読めた。
ルージャンかっこいいじゃん!!! -
上巻で合わないかなとは思ったが、評価がいいので頑張って下巻もトライしたが、途中で挫折。
最後まで世界観には入れなかった。