リカ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 5504
感想 : 664
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404397

感想・レビュー・書評

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  • 怖…後半からそんな感じが沸々と。
    中盤までは、まーこんなもんでしょって読んでいたが、読み終わった後も、ホラー映画みたい思うが、怖さが残る…本中の刑事の言葉が蘇る。無意識の悪意、無造作の悪意…これが怖いと思わせるものだからかだろうか。印象的な本になったかもしれない。

  • これは怖かった~。でも途中で止められなくて、夜中に一気に通読してしまった。スリル感って意味では、かの”黒い家”に匹敵するんじゃないか、と。ただ、プロットが同作と似ているから(理由のない逆恨み、酷い臭い、信頼の置ける人間が返り討ち、など)、その分、あと出しのこちらは評価辛め。違いといえば、最後にバケモノが倒されるか逃れるか、という点くらいでしょうか。スーパーナチュラル系のホラーは好きじゃないけど、やはり怖いのは人間ですね。ってか、このリカって、実はゾンビですよね。土気色でガリガリ体型で死臭がして打撃が効かない…そのものじゃん。となってくると、ちょっとう~ん…ではあるんですが。

  • 『怖い』というより、非常に不気味な作品。
    タイトルにもなっている「リカ」という女性は、最後まで謎な部分が多く、わからないからこその怖さが非常に効果的に伝わってきた。

    その人間離れした行動や体質は、リアリティとは少しかけ離れてはいるが、それでもなお、相手を、そして読者を恐怖へと追い込む緊迫感がある。


    物語は妻子がありながら出会い系サイトに手を出した男性が、そこで知り合ったリカという女性に、始めは惹かれ、そして最後は逆に追い込まれていくというもの。

    日常に刺激を求めて、ほんの軽い気持ちで始めた火遊びが、取り返しがつかないほどの大火事となって追いかけてくる。

    読後もふとした時に、自分の後ろに「リカ」が立っているのではないかという恐怖の余韻が暫く残った。

  • 読み進める度に異常なストーカー行為がノンストップで起こり、一瞬で読み終わるくらい夢中になりました。

  • 今から21年前の、中学生の頃に夢中で読んだ小説です。怖いけど面白くて、周りの友達にも勧めていました。何回も何回も読んで、文庫本がボロボロになるぐらい読んでいました。今でも思い出すと読みたくなって、懐かしさも感じながら読んでいます。

  • 題名が気になって読んだ。怖かった。どんどん深みにはまって追い詰められて、恐怖心でページをめくる手が止まらなかった。読んだあとも、まだ気持ち悪い。リカっていう名前、恐ろしい響きだな。実際にありそうで怖かった。

  • 面白かったけど、物理的にリカが強すぎでは。。

  • #読了 一気読みしてしまったー!とんでもない電波ストーカー女のリカ。実在しているにも関わらず凄まじい実行力と生命力と精神力で、もはや怪異の域に達している。
    出会い系サイトで女性とメールのやりとりする前半は、結構読むのがしんどい。本間が浅はかで気持ち悪かった。

  • ちょっとした出来心が破滅につながっていく設定は面白いし、メールのやりとりはリアリティがあって引き込まれた。
    しかし、後半のリカの描写はほとんどオカルトで白けてしまい、恐怖というより気持ち悪さだけが残ってしまった。

  • そうとうなストーカー。主人公の会社員が能天気な設定で少しイライラするも、最後まで読めます。気色悪さも作者の意図なのだろう。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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