リカ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 5471
感想 : 663
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404397

感想・レビュー・書評

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  • ドラマ化で高岡早紀さん主演とのことで読んでみましたが、ドラマよりもずっと怖かったです。
    リカとの出会いからどうなるのか予想できない恐ろしさがありましだ、何でもありな展開になり面白くなっていきました。
    あまり頭を使わずにサクッと読めました。

  • りか
    ゆか
    麗美

    先生を殺したのはゆか

  • ドラマがこの小説を知ったきっかけでした。
    リカが物凄いスピードでタクシーを追いかけてくる。怖い怖い怖い。なんだ?このドラマは。
    それから見たり見なかったりで結末は分からなかったのでこの際小説の方を読んでみようと。
    最初は、主人公の本間の言動に呆れつつ読んでいた。既婚者で娘もいるのに出会い系で女性と付き合うことになんの後ろめたさもなく、むしろ家族を養ってるのだからこれくらいの楽しみがあってもバチ当たらんやろうと思ってるふしがあるところがめちゃくちゃ腹が立つ、、案の定バチが当たりました。しかも特大の。
    これは、怖い。掛け値なしの怖さ。リカは人間なのだろうか、、そんなことってある、、?
    文庫化にあたり追加されたというエピローグの読了後の不快感は想像以上。時間が経つにつれその事実のおぞましさに吐き気が。。

    シリーズ化してるので時間を置いて(続けては精神衛生上宜しくない)第2弾『リターン』を読みたい。

  • こういうサイコパス系は好きで、ドキドキしながら読めましたが、リカが不死身みたいな感じなところが現実味がなくちょっと残念。でも、続編は読むと思います。

  • ドラマ版を観ていたので内容を把握していたけど、度を越えたサイコパスさはそんなのお構いなしでゾクり感高し。
    映像でもかなりゾクっときていたが、活字で読んでもまた違った怖さがあるのね。
    ゾクゾクしながらも怖いもの見たさから、時間を忘れて読み耽ってしまいました。

    ただ、ドラマ先行ということもあり、その配役で脳内再生されてしまった。
    というのも、高岡早紀の演技が見事すぎて、強烈な印象として脳に刻まれてるんですよ。こればっかりはしょうがない。
    改めて本を読んでも、高岡早紀をイメージして作られた作品なのでは?と思うくらいハマってたなぁ。

    ちとドラマの感想みたくなってしまったが、結果としては★5よりの★4。
    初見だったら★5の衝撃はあったと思うがドラマの先入観に引っ張られてしまったかな。
    視聴有無で評価が変わるのは自分でも微妙だと思うが、これが主観というものなので。

    ちなみに、まだ続きがあり、6作目まで出ているみたい。
    シリーズ物って劣化するイメージあるけど、気になるな…。

  • 夜に読んでよかった……。個人的に、昼間に読んでいたらもっと怖かったと思う本でした。日常をすれすれに持ち込んで来るので、また、仕事に影響が出てくる描写もあり、昼間読んでいたら私なんかは、一度手を止めます。怖いから。

    オススメしていたサイト主さんが、2周目も読んでらっしゃったので、真似して2周しました。
    「あ」っと、引っ掛かったのは、ある意味元凶の後輩さん無傷。の事です。
    刑事の菅原さん、主人公の本間さん、探偵の原田さん、リカの闇に呑まれた人は、皆どこかに好意を覚える人だったのに、全く人間らしく好意を覚えなかった登場人物の後輩・坂井さんは、一番危なそうな立ち位置(出会いサイトの常連)でありながら、リカの餌食にはならなかったのがなんだか悔しい。リカちゃん、ここにもう一人いますよ。

    他の感想で知ったのですが、ドラマでもあるのですね。
    私は演劇で見たい、むしろやってみたい。もちろん、リカをやってみたい。……どのぐらい絞ったらいいのだろう。

    主人公が山手線に乗って、一日の時間が溶かされるところや、タクシーを追いかけるリカを、生の舞台で見てみたい。ホラー特有の、『面白い』と『いっそ笑けてしまう』、がないまぜになってくれそうで、絶対楽しそう。

    エピローグは、文庫のみの加筆と言う事を紹介されたサイトで知り、どきどきして図書館に向かいました。
    文庫でも、単行本でも、あったほうのみ読もうと思っていたので。
    今回、図書館に文庫のみ置いてあったので、読む事が出来ました。
    手前で終わっても、エピローグを含んでも、怖い。
    エピローグは、もしも、自分から全てを奪われたら……と想像できる分――想像できるように、菅原さんの科白で否応無しにリードされます――リカの恐ろしさが増します。簡単には殺されない。愛されているから。

    愛も悪意も執着ってガソリンですね。
    読み終わったばかりだから、感想が溢れ返る。
    リカが美しかった面影を引きずる分、時々せつない。

    本間さん、お願いだから直ぐに家族に事情を説明して。
    あぁでも、壊したくないから話せないって事を、理解出来ない訳じゃない。ただ、子供が巻き込まれるとヤキモキしてしまう。娘の亜矢ちゃんとの仲の良い描写が、本当に微笑ましく細かい分、そこに気持ちが動き、その上でリカに「キレた」本間さんの行動もよく分かる……、あれ? いまそう打っていて理解したのですが、そうなるように気持ちを誘導される構成でしたね。わぁ、恥ずかしい。見事に道案内をされました。

    面白いホラーを知れて、そして読めて良かったです。

  • 学生時代(おそらく中学生頃…)以来、読書から離れてたんだけど、この本で読書にまたハマり始めた、ありがとう

  • 出会い系サイトで「リカ」と知り合った本間がすごい勢いで追い詰められてゆく

    リカの豹変が予想外に早く初対面も怖すぎる

    本間は自ら飛び込んだので身から出た錆でもあるけれど家族はとても可哀想

    火遊びの結果は火だるま以上だと思いました

    リカ強すぎです

  • ちょっと前にこの本関連のドラマがやっていて内容がかなりエグそうだなぁーと思って原作を読んでみた。

    かなりえぐいですね。
    リカ強すぎです。

    今ではマッチングアプリとかいって比較的簡単にいろんな人と会えるけどユーザーの使い方次第でそれは光にも闇にもなり得るなあ。

    「スマホ脳」にも書いてたけど技術はめざましい発展を遂げているがそれを使っている人の脳は狩の時代からほとんど変わってない。

    サイコホラーな小説だったけど個人的にはテクノロジーと人の在り方についても考えさせられる内容だった。(深読みしすぎ?笑)

  • こわい、ストーカーのはなし
    さくさく読める
    久しぶりにのめりこんだ

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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