リカ (幻冬舎文庫)

著者 : 五十嵐貴久

• 幻冬舎 (2003年10月10日発売)

感想・レビュー・書評

[トッチさんの感想 · 2019年11月20日]

怖くて一気読みでした。
主人公がリカと知り合うきっかけも、インターネットという身近なもの。
最初は主人公に対して、バカだなぁと思ってましたが、後半は、もう運が悪いとかそんなこと言ってられない。という感じでした。

[gemiさんの感想 · 2019年11月1日]

随分と前から気になっていたこの著作。第二回ホラーサスペンス大賞受賞作。改題する前は「黒髪の沼」。

印刷会社に勤める本間隆雄は友人の勧めで出会い系サイトに登録する。メールのやり取りを楽しんでいたのだが最後に会ってみようと思った女、それがリカだった。そして会う日を決めてからリカの行動は異常になっていく…。

それは恐ろしく怖い話だった。読み進めていくとすぐに以前読んだ漫画「座敷女」を思い出す。そして衝撃のラストも恐怖を残す。一昔前の時代ともマッチして恐怖は増すばかり。

今「リターン」を読んでいるのだが、恐怖再来でハマっている。

[こげたまさんの感想 · 2019年10月11日]

怖い‼　誉田哲也の怖さと全く違う怖さがある。憎悪を持ち悪臭を放つ人の形をした何かわからないものに追われる、という悪夢系の恐怖‥後半は一気読み推奨。

[詠さんの感想 · 2019年9月30日]

論理とかそっちのけで、ただただ考えうる限りのストーカーの狂気を突き詰めた感じ。
人間だから、、というのも通用しないリカの異常さは誰でも恐怖を覚えるはず。

[조 원애さんの感想 · 2019年1月20日]

キャアァァァァ━━━━━━((((；ﾟДﾟ))))━━━━━━!!!!!!火遊び厳禁！ここまで来ると逆に面白かった･･･かも。ホラー系??苦手だけどコレは読めそう。

[kino-miさんの感想 · 2017年6月30日]

うひゃ～…！

一晩で一気読み。
何かが迫ってくる感覚、スピード感がたまらない。
もう、もう、もう…！
怖かったー！

[day2docさんの感想 · 2017年5月25日]

作者のツイッターを通じて「怖い」というレビューが多かったので読んでみた。怖いのはもちろんのこと、何よりスピード感があって読み易く、どんどん引き込まれていく。結末のやるせなさも一級品、こういう不幸な、というか後味の悪い終わり方もなかなか無い。強いて言えば、リカが人間の能力を超えた化け物であるところが現実味がなく、むしろ普通のどこにでもいそうな女性だった方がより怖かったかも知れない。

[HTYMさんの感想 · 2023年1月14日]

五十嵐サイコホラー読了2冊目、原点でこのエグさ。スマホではなくPCがやり取りのメインのため少し時代を感じつつあるが、マッチング系も一般的になってるし、出会い系設定はむしろわかり易いかも。どんどんサイコが化け物じみてくるのは、何故こうなったのか、何が起こってるのか深いところが知りたくなる。文庫で追記されたらしいラストはショックが強いし、先を読みたい。

[NANAさんの感想 · 2022年6月24日]

人間か化け物か分からない狂気の女に追われる物語。
主人公の男性が浅はかで腹が立った。
後半は一気に物語が進んで楽しめた。
なんだかなぁと思いつつも続編を買ってしまった。
実はハマっているのかも？

[kaoriさんの感想 · 2022年6月6日]

お風呂でちょっとずつ読んでたけど
一昨日あたりこの本に似た悪夢を見て
離脱しかけました。笑

後半にはグロ描写が多くて
なるべく引きずらないために
飛ばし飛ばし読んだけど
怖いを通り越して気持ち悪すぎます

ラストがいちばん気持ち悪い

地球上でいちばん残酷な生き物は
やっぱり人間だなって…

読みながら自分の中にいる「リカ」が
チラチラと顔をのぞかせる気もして
道を踏み外すきっかけさえあれば
きっと私も…？

五十嵐貴久さんの違った雰囲気の本も
いつか手にしてみたいです

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子　爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」