リカ (幻冬舎文庫)

著者 : 五十嵐貴久

• 幻冬舎 (2003年10月10日発売)

感想・レビュー・書評

[はるさんの感想 · 2021年7月13日]

ドロッとかネチョッとか、そんな感じの読後感。人なのか人ならざるものなのか、インターネット上の都市伝説のような存在のストーカー・リカ。ちょっとした不埒な出来心がどんどん悪い方向へいく描写は女性としても恐怖だけど、主人公と同じ立場の男性なら更におぞましく感じられるかも。
導入パートのメールのやりとりがまさにおじさん構文でちょっと笑っちゃって物語に入りづらかったけど、インターネットについて語られる友人の言葉はこれからも忘れちゃいけないよなぁと読み入ってしまいました。

[ゆきうさぎさんの感想 · 2021年5月25日]

友人から薦められて読んでみようと思っていた所、丁度ドラマ版が放送されていて先に観た。これは原作が断然怖い！まあ映像化するのにも色々限界もあるのでしょうけど。リカに関わってしまった人達は気の毒、最悪としか言いようが無い。

[そーまさんの感想 · 2020年10月18日]

THE恐怖、、そしてサイコパス。。

怖いです、、この本を読むと出会い系や
顔の見えない人とのやり取りは怖くなりますね

元々は唯のお遊びで利用していたものが、、
次第にとんでも無くなっていく、、この過程の構成力
五十嵐さんは文章書き慣れてる感じがしました‼︎

本間さん、、セキュリティがユルユルなんだよね〜笑
にしても凄いリカの情報詮索力、、
徐々に家族とか友人に近づき本間さんの精神を壊して
それを喜んでいく姿は、、もうやばい(つД`)ノ
(リカは話通じませんからね、説得する本間さん
　全てが哀願にしか聞こえなかった笑)

そしてリカの殺人方法がエグイのよ‼︎
なぜ切り分けるのだ。。俺には理解が出来ねぇ笑笑
五十嵐さんが考えた残忍な方法になるかと思いますが
いや、、マジ残忍、、俺も吐瀉物だらけになります。。

因みにリカは2週目です‼︎、やはり改めて読みますと
本当怖いです、なんか妙にリアリティがあって
鳥肌が立つシーンも多々あって、ビクビクしながら読めました‼︎

[カワノスケさんの感想 · 2022年8月9日]

ラストに向けて恐怖が増していくホラーサスペンス。

[himawariさんの感想 · 2022年4月8日]

恐怖……その言葉以外に見つからない。
リカとは一体何者なのか？気になるから早くシリーズ読破したい！けど、この恐怖に耐えられるかな？

[イチさんの感想 · 2017年5月6日]

こわっ！
この本を読み終わっての感想
生きている「貞子」を連想したのは自分だけでしょうか
15年前の作品なんですね
丁度その頃出会い系が流行ってた頃かな？
出会い系で知り合って殺人事件になったニュースがテレビで流れてた頃
まだまだネット初心者がハマる怖さが伝わります

五十嵐さんの作品はこれが初
非常に読みやすくてテンポがあり一気に読み終わりました

もちろん！リターン、リバースも読みます！

[bmakiさんの感想 · 2015年11月8日]

初めて読む作家さん。

序盤はのほほんとした雰囲気で、読み易い小説だなぁ～
なんて読み進めていたが、次第に自分まで恐怖に晒されているような錯覚を起こす程の心理状態に追い込まれていく。

続きを読みたいが、もう止めてしまおうか・・・
そのくらい怖い。現実的にはあり得ないかなぁ？と
思いつつも、こういう人が居てもおかしくないかもしれないギリギリのところだと思う。

終盤は目を逸らしたいのに、目を離さずには居られない。
私はとにかく、辛い描写や痛い描写が大嫌いなのに、何故この小説を買ってしまったのか・・・。

いや、でも小説には十分引き込まれて、今日はこの作家さんの作品を他に２冊も購入してしまった。

文章の感じが嫌いじゃなかったから。

[ひさ919さんの感想 · 2024年3月27日]

再読。

やっぱり面白かった。リカが怖い。だけど自己中の本間隆雄に罰と恐怖を与えてくれて、ありがとう。
ありえないくらいリカは強いから、次はどうするの〜？って笑。そして、そうかなるほど、やっちまったなぁとニヤついてしまいました。

[とんこつラーメンさんの感想 · 2022年8月15日]

狂気。
男の人も軽率すぎる。
ただシリーズがたくさんあるらしいから
続きが気になるっちゃ気になる。

[Reinaさんの感想 · 2022年8月5日]

うおお、ぐ、グロい…。
ただのホラーサスペンスではなく、読んでいる間もじっとりと気持ち悪さが滲み出てくる作品だった。

本当は星5を与えたいのだけど、私のメンタルが「これ以上やめて」と拒否しているくらい衝撃すぎたので、星4にさせてください。

続きを読む勇気は、私にはないです…。

＞＞＞＞　今　は　＜＜＜＜

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子　爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」