暗礁 上 (幻冬舎文庫 く 10-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 782
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410244

作品紹介・あらすじ

疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった-。ベストセラー『疫病神』『国境』に続く人気ハードボイルド巨編。

感想・レビュー・書評

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  • 今回も二蝶興業の桑原さんにしがない建設コンサルの二宮さんが巻き込まれ、次々に反社会勢力の方々に追い込みをかけられていく。やはり面白い。下巻も早く読みたい。

  • 2005年発売。厄病神シリーズの3作目。順番が違ってしまったのですが、好きなシリーズなんです。読んでも何かが心に残るものはなく、ただイケイケヤクザの桑原の暴れっぷりと彼に振り回される建設コンサルタント二宮のコンビが、面白い。大阪生まれの私にとって言葉・登場する街の風景など懐かしいものがあります。言葉のやり取りのリズム感やストーリー展開の速さが心地よい。下巻で、どのようにストーリーが進むのか楽しみです。

  • 疫病神シリーズにハマり買った一冊

    このシリーズは本当に面白い。
    ヤクザとコンサルタントのコンビは最高
    会話の後の心のつぶやきみたいな一言が面白い。

    運送会社の裏金を狙う話だが、だんだん話が広がっていきどうなるか楽しみになってきた。

    上巻下巻合わせると結構なページ数がある。
    「国境」と同じくらいのボリュームなんだと改めてわかった小説でした。

  • 迷ってる人は読んでおくべき一冊。

    桑原と二宮のコンビが堪らなくいい。 

    桑原に賭けマージャンを打つよう言われて打ったのが運の尽き。次から次ぎへと災難が二宮を襲う。放火魔だったり殺されかけたり、、、。

    桑原のヤクザ的思考も面白く二宮との掛け合いもテンポが良いから飽きが来ない。

    下巻はどう話が展開するのかワクワクが止まらない。



  • 面白かったです

  • 定期的に桑原さんと二宮くんに会いたいです。
    今回は桑原さん、全然助けてくれなくて、
    それはそれでとても面白い。
    いつも、桑原さんの仕事を強引に作り出す力技に感心してしまう。まさに自分で自分の稼ぎ口を見つける男!

  • 疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった――。ベストセラー『疫病神』『国境』に続く人気ハードボイルド巨編。
    (2005年)

  • 疫病神シリーズ第三弾!

  • 順不同で読みはじめたこのシリーズ。どれもこれも、とっかかりから二宮が桑原のペースに巻き込まれていってて、安心して没入できる(二宮も大概だけどさ)。

    イカサマ麻雀で大勝ちか、いいなあ。

  • 相変わらず桑原、二宮のコンビは最高に面白い!下巻が楽しみです。

  • 相変わらずの関西弁と複雑な人間関係がたまりまへん。

  • <役>
    疫病神シリーズ第3作。という出だしでこの本の読書感想文を書いている人がおそらく一定数いらしゃると思います。どんな文章だって書き出しを考えるのは結構難しいのです。下手に迷ってしまうといつまで経っても何も書き出せなくなる。そう言う愚を避けるためにもこのシリーズ第何作ってのは便利なのです。せやから僕の本書への感想は「下」巻にて。あはは。すまぬ。

  • 面白かった。感想は下巻で

  • 疫病神シリーズ第3弾。主人公二宮とヤクザの桑原のやりとりが軽妙で面白い。

  • 相変わらず疫病神の桑原に人生を掻き乱される具合が面白い。何故、こいつに付き合うのか笑
    ちょっとした出来心で賭け麻雀をしたことから面倒なことに巻き込まれる。
    放火の疑いから建設現場で殺されかけるなど、なんせ悲惨な日々を送る。
    大阪中のヤクザから標的にされた2人は下巻に於いて、どのように様々な危機を回避していくのか楽しみ。

  • 二宮さん、イカサマ麻雀の代打ちなんて引き受けちゃって、そんなん無事で済むわけないじゃん、と最初に突っ込みを入れましたが案の定…。あれだけいろいろな目に遭ってきていてもなぜか変わりません。学習しないのか、それだけお金が魅力なのか…。決して桑原が怖いだけじゃないと思うのですが。絶対真面目に働いた方が儲かると思います。話は現実に起きた宅配業界の事件が下敷きになっているようです。バタバタと今回も一気読みで下巻へ。

  • 相変わらずのコンビがいい

  • 麻雀のくだりは全くわからないから飛ばしたけれど、
    相変わらず桑原と二宮コンビ?の会話が面白いから読めた。
    胡散臭い話のオンパレードで、堅気の二宮に命の危険もふりかかる。
    さて、下巻はどうなるのか。

  • レビューは下巻に記入。

  • 読み出したら止まらない疾走感。
    桑原と二宮の会話にニヤリ( ̄▽ ̄)。
    下巻のオチも楽しみ。

  • 疫病神シリーズ/ 接待麻雀をきっかけにしたトラブルシューティング/ 話のベースに東京佐川急便事件がある/ 東京佐川と稲川会と竹下登の事件がベースにある/ そして奈良佐川急便事件の警察贈収賄事件をもろに書いている/ 被疑者焼身自殺まで一緒/ おもしろい

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった―。ベストセラー『疫病神』『国境』に続く人気ハードボイルド巨編。

  • (上巻のみ登録)
    疫病神コンビ、みたび!
    関西弁で繰り広げられるテンポの良い会話が最大の魅力ですが、関西に馴染みのないわたしには
    本当にこんなコテコテな感じで会話するのだろうか?という疑問が浮かんできます。
    インテリを気取ったイケイケヤクザの桑原さん、キレたら怖いけど笑いのセンスは持っていますね。
    『コンサル院パチンコ居士』は笑えた。
    桑原さんが何をしでかすかワクワク、二宮のヘタレがかわいく見える時があってなんか嫌だ。
    事件そのものはややこしくて難しいから、一生懸命に読みました。次の「螻蛄」も楽しみ!

  • 感想は下巻で

  • 今回もおもろい。トラブルばっかしやな。

  • 上下巻読了。
    桑原がオモロイしやたらかっこいい
    二宮の可愛げもたまらない。
    内容的にはもう一捻りを期待したがアッサリ終わった。国境の方がおもしろかったかな

  • 色々とパターン化されてきてる部分はあるかな。
    前作が悔しい終わり方だっただけに今回はスッキリした結末を迎えてほしいけど、どうなることやら。下巻も楽しみます。

  • 疫病神シリーズ第3作。
    内容的には、ありえへんやろという展開だが、桑原・二宮の漫才でいうツッコミ・ボケコンビが大活躍?する。
    しかし、毎度のことながら北朝鮮へいったり、沖縄の島へ行ったり大変なことだ。

  • シリーズ3作目。変わらず面白い。ごたごたした人間関係はやや面倒に感じるも、桑原の勇ましい姿が気持ちよい。

  • ヤクザの桑原に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサル二宮。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原が絡んでいつものドタバタ。『疫病神』『国境』に続く第三弾。今回は沖縄遠征、二人のかけあい、漫才みたいになってきた。

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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