孤高のメス神の手にはあらず 第2巻 (幻冬舎文庫 お 25-10)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413856

感想・レビュー・書評

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  • 当麻鉄彦シリーズ第八弾。台湾でも難手術をこなしていく当麻。また失恋してしまった矢野。一方、当麻のいなくなった甦生記念病院は経営上の危機に陥り、さらに院長・島田光治に認知症症状が。読み進めるには、かなりの医学的知識が必要です。

  • 当麻は台湾でも着実に評価を高め、日々多くの患者が訪れていた。そんな折、台湾の国際外科学会に、彼が日本を去る一因を作った反当麻の急先鋒、徳武が顔を見せ、不穏な空気が流れる。一方、当麻を失った病院では、医療の質が落ち、患者の数は減るばかり。経営が悪化する中、島田院長の言動に明らかな異変が現れ、事務長らは追い込まれて行く……。

  • ちょっと専門的な所をつつき過ぎ、前半ストーリーも進まずダラダラ感が有ったけど、終盤になってやっとストーリーが動きだし面白くなってきた。

  • 昔読んだ本

  • またしても甦生記念病院の窮状から書き起こされる。民間・公立を問わず医師の確保が病院の存続に直結する。この物語は新臨床研修制度以前のものだろうが、医師の確保の主導権を大学の医局に握られ、苦悩する民間病院。本巻末の島田病院長を見るのは辛い。一方、当麻の台湾での医師活動は順調に見える。しかし、彼の地で開催された国際外科学会に参加した天敵・徳武が何かを企んでいるような嫌な予感が……

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.6||O||2
    資料ID:95100064

  • 日本と台湾での話が並行して続く、蘇生記念病院は当麻先生が去ってから上手くいってない様で、いつかこの二本の線は繋がるのだろうか?

  • 2015.2.15読了。

  • ・・・

  • やっぱり出木杉くん。

  • 映画化もされた前作の続編。
    こちらはマンガのシナリオを書き起こしたわけではなく当初から小説として書かれているんどえ前作よりは違和感が少な読み物として楽しめる。著者の過去の恨みつらみも含めて、医療界に横たわる問題を交えながらのまとめであるが、いずれにしてもストーリーはご都合主義でしかないのが残念。今時40の男が結婚するまで童貞っていうのも信じられないし、時代錯誤感甚だしいというか(笑)
    とはいえ事実に基づいていると思えばそれなりに楽しめると思います。

  • 読了 #dokusyo #読書

  • 専門用語がだんだんと鬱陶しくなってきた。
    手術場面もね。
    それを飛ばすと、半分くらいになるか。ちょっとドラマ性が・・・。

  • 当麻周辺の話はいいのだが、あまり興味のない話が多くなっていた。カラオケとかいらないでしょ。

  • 外科医療の本音?

    外科医 当麻鉄彦が奮闘する2巻目。
    白い巨塔の内側の人間と外側の人間。病院の金銭的経営と人的経営の狭間で巨塔の軍門に下らなければならない、民間病院のの経営者の悩み。巨塔内部の出世競争と足の引っ張り合い。
    様々な人間模様が、外科手術というテーマを通して見えてくる。
    2巻目に入りますます読者をひきつける。

  • 台湾の病院での当麻は評判いいものの、やはりそれをうっとおしく思う人間もいるんだなと。
    矢野君の恋心はどうでもいいけど、正直当麻と翔子のカップルがあまり現実味を感じません。医療を重点においてるせいでしょうか。
    最後、甦生病院の院長が認知症かと思える症状を示して終わりました。この先あの病院はどうなる?

  • この巻は当麻先生が一番充実した時間を過ごしていると思う。
    矢野先生はつくづく恋愛についていないなぁ…という感じ。
    そして日本では大変な事になりかけてきたな。島田院長、どうなっちゃうの?という所で、3巻へ続く。続きが気になる。

  •  日本を去った当麻哲彦。台湾での活躍を描く第2巻。台湾での話は平凡でややおもしろみにかける・・・。
     一方日本の甦生記念病院では当麻を失った影響か、経営が一気に傾きだす。院長の言動にも異変が・・・。

  • 専門用語のせいで逆に読み易いが、少々中だるみする。盛り上がりに欠けていて、引き込まれる感覚はない。リアルな描写が良いのかもしれないが、それも逆に日常的に感じてしまい、残念。

  • 矢野の恋に決着がつきます。 翔子の将来はどうなるのか?矢野はまた恋するのか?当麻はいつまで台湾にいるのか?島田院長どうなるのか?引き続き読み進めます。

  • 雰囲気で読み進めるが、身体の部位、機器の名称が専門的過ぎて、描写についていけない所も。

  • 8/17-8/18

  • (省略)

  • 前座的な内容。三巻に期待。

  • 大きなどんぶりで玄米をかき食らって、カッカッと笑っているような

  • 天才外科医の当麻鉄彦を失った病院が、デフレスパイラル的に凋落著しい。とうとう、院長までが、、、

    ただ、悪役以外の誰もが、当麻鉄彦を褒めちぎる様は、少々鼻に付くようにはなりました。

    (2009/12/23)

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著者プロフィール

医師・作家。一九四三年愛知県生まれ。 京都大学医学部卒業。早くより癌の告知問題に取り組み、「癌患者のゆりかごから墓場まで」をモットーにホスピスを備えた病院を創設。手術の公開など、先駆的医療を行う。「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ手がけた手術は約六千件。現在は淡路島の診療所で僻地医療に従事する。医学学術書の他、小説やエッセイなど、著書多数。

「2020年 『緋色のメス 完結篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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