わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

著者 : 片桐はいり

• 幻冬舎 (2010年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kino-miさんの感想 · 2013年9月30日]

映画「かもめ食堂」好きとしては嬉しい一冊。

読んでいたら私もどこかへ旅行に行きたくなっちゃった。
もはやちょっと行った気分になっちゃった。
私も片桐さんみたいにすぐ現地の方とも馴染めたらなあー…なんて。

片桐さんのユーモア溢れる文に魅了されました。
ピエル・オン・ペルセースタ。

[陸さんの感想 · 2013年2月3日]

女優・片桐はいりさんが映画『かもめ食堂』の撮影でフィンランドに滞在したときのことを綴った、旅エッセイ。
片桐はいりさんといえば、かなり個性派な女優さんという印象があるのですが、旅の楽しみ方もかなり個性的。
食べるのが大好きで取り敢えず何でも口に入れてみるとか、迷子になるのも厭わずその土地の乗り物で冒険をしてみるとか、夜のネオン街を徘徊するのが好きだとか…かなり豪胆なエピソードがたくさん語られていてとても面白いです。
言葉の言い種というか文章の書き方がまた面白くて、思わず声を出して笑ってしまいました。
かと思えば急に、心に沁みるような温かいエピソードが挟まってきて、涙が滲んでしまったり…。
最初は電車の中で手軽に読むつもりだったのですが、気付けば自宅でじっくり読んでいました。
凄く面白かった、そしてフィンランドに行ってみたくなりました。
実は映画『かもめ食堂』も観たことがないので、これを機に観てみようと思いました。
タイトルにもある「マトカ」とはフィンランド語で「旅」という意味だそうで。
タイトルと、装丁も含めて、凄く素敵な本でした。

[陸さん · 2013/02/06]

九月猫さん、はじめまして。
陸と申します。

コメントありがとうございます！
レビューを気に入って頂けたようで嬉しいです。
しかも本を購入して頂いたとのことで…ありがとうございます！
私の本ではないですけど。笑
実は私も友人に勧められてこの本を購入しました。
はいりさんの旅エッセイ第2弾『グアテマラの弟』も面白いと勧められて、今日さっそく買ってきたところです。
こうやって少しずつ読書の輪が広がっていくのは嬉しいですね。

お部屋が本で溢れていらっしゃるようで、仲間ですね！笑
好きな本はやっぱり手元に置いておきたくなっちゃいますよね。
フォローもして頂いてありがとうございます。
こちらもフォローさせて頂きました。
更新頻度が遅いので恐縮ですが、これからよろしくお願いします。

[九月猫さん · 2013/02/09]

陸さん、こんにちは！
はいりさんの「わたしのマトカ」読み終わり＆レビュりました。

陸さんのレビュー通り、声に出して笑ってしまう場面もあり、すごく面白かったです♪

はいりさんの第2弾『グアテマラの弟』という本もあるのですね。
陸さんは早速読んでらっしゃるのでしょうか？
陸さんの『グアテマラの弟』レビュー楽しみにしてますね(^-^)


こちらのフォローもしていただいてありがとうございます。
更新頻度は…わたしも…ﾓｺﾞﾓｺﾞ。そんなところもまた仲間ということで（笑）
こちらこそこれからよろしくお願いします。

[陸さん · 2013/02/09]

九月猫さん

こんにちは。
九月猫さんの『わたしのマトカ』レビューを読ませて頂きました！
面白くて思わずお気に入り登録しちゃいました。
しなしな様の件は私も声を出して笑ってしまいました。笑

『グアテマラの弟』読み始めましたよ。
ゆっくり楽しんで読んでます。
レビューはいつになるか分かりませんが…。笑
こちらもとても面白いので、お勧めです。

[s56sさんの感想 · 2012年8月5日]

先日旅行で乗ったフィン・エアーが思いのほかヨカッタから
「フィンランド」はいい国に違いないっ！って思ってた矢先に
見つけて即買。
映像が浮かぶ文章力にビックリ！
片桐はいりさん、さらに好きになった。

あと、
ポーランドに行った時に貰ったメチャクチャマズイ黒い物体が
「サルミアッキ」というものだと、
片桐さんのおかげで知ることができた。
サルミアッキ・ウォッカ＝ブスなうえに乱暴者
上手い！！（笑）

[Hangxiさんの感想 · 2022年7月14日]

片桐はいりさんってこんな文才あったんだと感じる一冊。片桐さんの思考がわかるだけではなく、フィンランドの生活の様子もわかる、なかなかためになる一冊です。

[たーたんさんの感想 · 2022年3月26日]

はいりさんの思考を知れるのが楽しい

人生ってこうやって楽しんで豊かにするんだなー、と教えてもらえる

コロナが明けたらフィンランド行ってみたい

自分で見て感じて触れて食べてみたい

その経験が自分の中で流れ続けるって、この上なく素敵だし買えないものだから

あと、はいりさんの メイル と言うのが好き

図書館の返却期限を過ぎていることを気づいて、ほぼ一気読みだった

「旅のおわりに」「解説」までひっくるめて、本当に満足度の高い読み物だった

マトカってそういう意味なんだ！とニコニコ

これからもはいりさんについていきます！

[ˊᵕˋさんの感想 · 2022年3月21日]

人に対しての〝余裕〟って
自分にたいしての〝余裕〟になるんだな
ってフィンランドの人たちから気付かされる１冊だった


かもめ食堂を見たあとに読んで
もう一度かもめ食堂を見たくなるし

なにより、フィンランドに行きたくなる！


そして片桐はいりさんのキャラクターが魅力的すぎて
思わずニヤニヤしながら読んでしまう
彼女のことはあまり知らなかったけれど
他のエッセイも読んでみたくなった


〝余裕〟はなによりの武器
これにはハッとした
たしかに、何か起きても
おや、まぁ、くらいで
タクシーのメーターが一つ上がろうが
ちょっと小銭を出すのにモタついてる人がいようが
あらあら、くらいの気持ちで日々過ごせる〝余裕〟を持ちたい

[なびこさんの感想 · 2021年9月15日]

かもめ食堂が好きな方ぜひ

かもめ食堂を鑑賞してからだと、はいりさん＝みどりさんでエッセイが脳内で映像化される。

みどりさんがトラムに乗ってヘルシンキ観光するシーンがあるのだが、実際に演者のはいりさんも同じことをしてた様子。あの映画が大好きなので、演者の方のヘルシンキ愛がわかって嬉しい。

トラムでの金銭のやり取り、トンミヒルトネン役の青年とのキルビルごっこなど、くすくす笑えるエピソードにほっこり。名エッセイ！

[しょうさんの感想 · 2021年3月7日]

読みやすく、面白かった。

[mamiminaさんの感想 · 2020年9月30日]

これは傑作！片桐はいりさんがこんな見事な文章を書かれるとは知らなくて恥じる。
『かもめ食堂』撮影のため1か月滞在したフィンランドの日々を語る旅エッセイ。映画も好きだったが、こんな裏側があったのね。そしてフィンランドの人々と国土はこんなにゆったりと豊かなのね。
片桐さんの文章、切れ味はよいのに、切るばかりじゃなく、まったりとユーモアや哀感も含んで格調を醸してる。すべての著作を買うと決意〜

[ちぃさんの感想 · 2013年11月19日]

映画「かもめ食堂」を観ていたら、
さらに読むのが楽しくなる一冊。

映画で見たフィンランドもすてきだなぁーと思ったけど、
本で味わうのもよかったです。
外国人って日本人と比べると、
なんだか意思表示がはっきりしてて、てきぱきしてて、、、
みたいな印象なのが、
この本を読んでると全部が全部そうじゃないんだな、っていうのがわかって
ちょっと親しみを感じました。

はいりさんの文章を読んでいると、
ちょっと切ないような気持ちになったり、
まるでその場に居合わせたような臨場感を感じたりしました。