わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414259

感想・レビュー・書評

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  • すごく素敵な旅エッセイ。片桐さんが本当に人と旅が好きなんだなぁと言うのがよく分かる。かもめ食堂の裏話も聞けて面白かった。

  • 穏やかな撮影現場、地獄という名のクラブ、ペアルックで森の小みちを爆走、旅を目一杯楽しんでいるのが素敵だった。
    それぞれの国の時間に合わせた腕時計が、一番世界を感じるお土産であり思い出かもしれないなと思った。
    過剰なくらい時間厳守の日本でその恩恵に預かりつつ、しんどい時もある。はいりさんの仰る女神のように、もう少しみんなが余裕を持っていたら、優しく過ごしやすい国になるだろうな。

  • 旅行記を上手に書ける人って素敵です。旅先でこんな大変な目に遭いました敵冒険自慢やキラキラSNS写真のエッセイ版みたいな旅行記には辟易しますが、はいりさんの文章は、本人のまっすぐで人好きのする性格がそのまま表れているというか、読んでいて非常に気持ちよい。行き当たりばったりですが、豊かな感受性を以て物おじせず様々なことを経験されていて、非常に好感が持てます。ウルトラマンダイナに出てたこと忘れてたけど、そいやその回見たよ。美人で秀才の考古学者役で、父が「片桐はいりが?!」と言ってたっけ。いや父よ。彼女は美しい。

  • 映画『かもめ食堂』が好きで読み始めましたが、フィンランドと旅の魅力が満載でした。もちろん片桐はいりさんも‼
    とにかく彼女のバイタリティー溢れる行動力が本当に楽しそうで、読むと元気が出る本というのはこういうことだと感じました。一緒に旅をしているような。
    人生を楽しむのもつまらなくするのも自分次第ですね。

  • グァテマラ以来の片桐はいりさん
    やっぱり文章がうまいねぇぇ、なんで物書きじゃないんだろう?
    すんなりと心に入ってくる文体です。

    わたしのマトカ
    マトカとはフィンランド語で旅のこと。
    映画「かもめ食堂」の撮影で1か月フィンランドに滞在してた時の旅の様子を軸に彼女の今までの世界各地への旅のことをつらつらと書かれています。なのでグァテマラの弟さんちへ行った時のことも少しだけ書かれてました。

    片桐さんといえばえらのはった個性的な顔立ちの俳優さんですが、彼女はたぶん旅上手、どの地へ行ってもそこに馴染んで現地の人に混じれるんでしょうね。変化を好んで楽しめるんでしょうね。
    旅ベタな私にはすごく羨ましいです。
    こういう目線で旅をすれば楽しいんだろうなぁと感じ入りました。

  • 『マトカ』とは、フィンランド語で『旅』を意味する。
    私が愛してやまない映画、かもめ食堂の出演者であるはいりさんのエッセイ。
    もちろん、話のメインは撮影で滞在していたフィンランドのお話。
    まず驚いたのが、はいりさんの表現力とほボキャブラリーの豊富さ。
    比喩表現がなんとも絶妙で、想像すると思わず
    ププッと笑ってしまう。
    まさにはいりワールド。

    あー、フィンランド行きたい!
    はいりさんのエッセイはまりそうです。

  • かもめ食堂を観た後にはお勧めしたい本。
    はいりさんの感じたフィンランドが暖かく伝わってくる。「フィンランドへ行ってみたい」すごく感じたが、それよりも「はいりさんのように旅してみたい」そう思わずにはいられない。
    個人的には家族のつながりも描いてある「グアテマラの弟」が好きだが、好みの問題かなと思う。
    フィンランドに住む人々の暖かさやこだわりに触れられた気がした。

  • この本を読んで、片桐はいりの本を集めることに決めました。

  • ムーミンの国フィンランドに憧れている私にはたまらない1冊でした。
    映画「カモメ食堂」も、もちろん見たけれど、そのフィンランドでの撮影での片桐はいりさんのエッセイ。思わず笑ってしまう、心が温かくなりフィンランドと片桐はいりさんがもっと好きになる1冊です。

  • かもめ食堂を観てから、なんとなく気になって読んだ本。
    気づいたら声を出して笑ってる自分がいた。
    同じ旅をしていたとしても彼女の様な独特な感じ方は私にはできないだろうなぁと悔しくもある。
    それに文章表現も絶妙で、まるで自分がそこにいて、彼女の見た景色を一緒に見ているような感覚になった。
    もっと片桐さんの本を読んでみたい。

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