- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344416444
感想・レビュー・書評
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対談集。
対談相手によってテーマも多岐にわたり、また、それぞれの分野で熱心に仕事をしている人同士の対談なので、会話の展開も面白い。
会話ならではの、思わぬところで話し手の来し方が垣間見えたのも拾い物をしたような気分。
とても面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テレビで観ると寡黙な方なのに、対談では饒舌。博識で、小説家らしい小説家だなと思う。
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小松左京、陳舜臣、澁谷由里、張競、津本陽、高橋克彦、北方謙三、渡辺淳一、岩井志麻子、宮部みゆき、中村勘九郎、森永卓郎、李登輝、山本一力、14人との対談を収録。
同じ原東京人=江戸っ子の宮部、中村との対談、相通じるものがあるようで、かなり盛り上がっていた。 -
浅田次郎さんと著名人達の対談集。
渡辺淳一さん、中村勘九郎さん(五代目)、森永卓郎さん、李登輝さん等々。
『歌舞伎つて言うと、いわゆる勉強の延長になってしまうんですよね。、、、小説もそう。、、、今の子供たちがゲームをやったり、パソコンをやったりするのと同じように、芝居を見たり、小説を読んで興奮しないと嘘なんですよ。』ごもっとも。、 -
浅田次郎が著名人との対談の中で、自作に関する小ネタを披露する趣向の本である。新撰組、斎藤一が後年語っているとして「道場で剣術上手と言われえても、実践では通用しない、実際に立ち会うと剣を多く振り回したやつが強い」(P157参照)時代劇でいえば、木枯し紋次郎の切り合いが現実に近い。
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まだ、蒼穹の昴を読んだことのない友人のおすすめで読んだのだが、本編を読んだほうが絶対にいいことは間違いなし。
宮部みゆきなんかこういう人なんだ、というのはなかなか面白かったが。 -
対談集です。著作の設定の裏話や基礎となる考え方が語られています。ファンブックとして読むと楽しいと思います。
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渡辺淳一との対談が面白かった。映像で育った世代は小説の書き手もカメラワークで書いていく。頭の中にシーンを描いてデッサンするのでそこに滲み出る人間の心情描写が抜けてしまっている。
なるほどと思いました。 -
2011/08/26-08/28
資料が多いと歴史小説は筆が進まないと言う。事実に制限されるからである。やはり小説も想像の世界だ。小松左京は「面白いところは、すべてフィクションです。」と言ったのにはびっくり。