探偵ザンティピーの仏心 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 424
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417489

感想・レビュー・書評

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  • さらりと読める。

  • 寅さん言葉な日本語と複数言語を操る私立探偵シリーズの2冊目。
    今回も北海道の温泉地へ。
    悪い人はでないミステリ。でも何か物足りない。

  • ニューヨークの敏腕だが生活はしがない私立探偵ザンティピーは、義理の娘を北海道の温泉宿までエスコートしてほしいという依頼を受けて、再び日本へと赴く。
    温泉でのんびりゆったりの、仕事ともいえない楽なボディガード業務のはずが、しっかりトラブルに見舞われて温泉街に眠る謎解きをする羽目になる。
    小路幸也らしい軽い読み口の、罪や悲しみや残酷さがあったとしてもそれをさらりと流してしまうような軽やかな物語だ。

  • 2011.10.20読了。

  • 『探偵ザンティピーの休暇』の続編。
    アメリカで温泉リゾートを展開するオーナーの娘の日本視察に
    同行するだけという気楽な仕事をもらったザンティピー。
    しかし、彼の仕事がそんなに簡単に終わるはずもなく・・・

    前作と同様、結果的に過去の悲しい事件の真相を暴くことになるのだが、
    事件の終わらせ方はまさに「仏心」というかんじ。
    真実は時として、誰かにとって、鋭い棘となりうるものだ。
    ザンティピーはその棘を少しでも丸めようと奔走する。
    こういう優しさもありだと、わたくしは思うのです。

    さらりと読めるのに、ちょっと考えさせられるところもあるという
    とても素敵な本でした。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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