- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344417489
感想・レビュー・書評
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"探偵ザンティピーの仏心"小路幸也著 幻冬舎文庫(注意:2011/10/12発売)
・・・探偵ザンティピー、シリーズ第二弾。日本通の探偵ザンティピーが受けた今回の依頼は、スパ王からの娘のエスコートの依頼。娘のパットが北海道の定山渓で日本の温泉経営を学ぶ間、ボディガードを頼みたいというもの。依頼を受けたザンディビーだが、定山渓に向かう途中、何者かに襲われ気を失ってしまう。
・・・ザンティピーは素敵な探偵ですわ。”寅さん”で日本語を学んで会話には不自由しないくらい。温泉が好きで子供が好き。あたたかい、包容力のある探偵。(本巻のラストも”アメリカ人のセンスじゃないわなー”と思ってしまうような丸め方でした。(笑)
なんですが、いかんせん、話のボリュームが足らない。ニューヨークでもハードな活躍を見せていそうなんですが。そういった話は本編には出ず。ザンディビーの事件の中でも日本の温泉が舞台のものを扱うシリーズになりそうですね。
さくっと読める話が好きな方におすすめのシリーズかと。
・・・シリーズ三作目もすでに発売。刊行ペースを見ると年に一回、10月に発売のようです。
あー、やっぱり、三作目も温泉が舞台ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文庫書き下ろしシリーズ第二弾。べらんべぇ口調で話す探偵ザンティピーが依頼人の護衛として再び北海道にやってくる話。前半にザンティピーがいきなり襲われますが、緊迫する場面は少なく全体的に穏やかに進んでいきます。小路さんらしい優しい物語で気持ちよく本を閉じられました。来月にはまた続編が出るようなので楽しみにしています。
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アメリカ人で、べらんめえ口調の探偵ザンティピーのお話続編
まあまあ軽く読める感じですね。良くも悪くも残らないかな・・・ -
2012/09/06
復路 -
ザンティピーまたまた北海道へ。
今回は仕事ではあるけれど
女性をエスコートして温泉旅館にノンビリできると喜んで赴いたのだが…。
前作に比べるとちとパワーダウンかな。
でも是非まだまだシリーズ化してほしい。
【図書館・初読・8/2読了】 -
NYに住むザンティピーは数ヶ国語を操る名探偵。
ボディガードを頼まれ、日本の温泉旅館へ行くことに。
ところが、温泉旅館に行く途中で殴られ気を失い、気が付くと・・・。
これは第二弾。
図書館に第一弾がなくて、この本から読んだけど、大丈夫だった。 -
「探偵ザンティピーの休暇」の続編。ミステリーとしては凡庸だし、ちょっとできすぎな感じ。そろそろ原点である「空を見上げる古い歌を口ずさむ」に立ち戻って欲しいなぁ。ただ優しいだけのお話ではファンは納得しないと思うのです。
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作者名に惹かれて手に取ったのですが、前作を読んでいなかった為、今ひとつのりきれず・・・
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NYに住むザンティピーは数ヶ国語を操る名探偵。ボストンにあるスパの社長・エドから依頼が入る。娘のパットが、北海道の定山渓で日本の温泉経営を学ぶ間、ボディガードを頼みたいというのだ。ザンティピーは依頼を受けるが、定山渓に向かう途中、何者かに襲われ気を失ってしまう・・・・・。謎と爽快感が疾走する痛快ミステリ。書き下ろし第二弾。
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ザンティピーがまた日本にやってくる。今度は仕事である。仕事とは言っても、知人の娘・パトリシアのエスコート権ボディーガード兼後見人といった、比較的気楽な来日になるはずだった。しかし、空港からザンティピーにはなにか微かに引っかかるものがあったのだった。それが何かはまったく見当もつかなかったのだが。そして日本到着。東京は乗換えだけでそのまま北海道へ。知人の親友の宿へと向かうはずだったのだが、不覚にも気づいたのは真っ暗な洞穴の中だった。しかもパトリシアの姿はない。さあどうする、ザンティピー。直観力の鋭さで、ちょっとした違和感から仮設を立て推理をめぐらし、フーテンの寅さんばりの日本語でコミュニケーションを図りながらヒントの尻尾を引き寄せる。そして人情たっぷりな裁きを見せるザンティピーは、アメリカ人でありながらとても日本人的で粋である。夏、秋ときたので、次は冬だろうか。もっと読みたいシリーズである。