- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344418585
感想・レビュー・書評
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外科医の父を持ちながらも、若い頃は反発心もあり考えもしなかった医学の道。ナンパに明け暮れ、パチプロ、商社マンなど転々としながら、しまいにはうつになり…精神科医への反発から「もっと良い医者になってやる」と30歳で医学部受験を決意する。遠回りすぎる経緯で医師になった作者の自伝的小説。そう言えば知人のお兄さんも、社会人になり、結婚して身を固めた後に医学部に入り直してたなぁ。
ともあれ、この作者はいささか女性に目移りしすぎな感が…うーん。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の大学時代から30歳までの経験が書かれたノンフィクションだけど、嘘でしょうと思うような出来事が連続しながらも何とかやり過ごしていく。1980年代の日本企業の文化や習慣には閉口したが、今も余り変わって無いような気がしてますます閉口した。日本経済が成長を止めたのはバブルのためよりか、社員の犠牲を前提としている特殊性にあると言える。欧米のような企業文化が日本に浸透していたら、現在のような閉塞感は無かったに違いない。
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学生のオススメ図書 -
30歳で医学部受験を決意するまでの、迷いの日々を描いた作品です。
後半で語られる、お父さんの最後のひとことが、深く沁み入ります。
医学の専門家と、普通の人たちとをつなぐ中間点に居たい、という願いは私にもあるので、とても共感しました。
自分の道を見つけ出すのは苦しくて、でも、苦しんだ分だけ納得のいく道に巡り合っていけるのかもしれないと思いました。 -
出来事の羅列で特に起承転結も無く、…?と思ってたら、小説とかじゃなくて自伝的なやつか、これ(^-^ゞ!
医者になるって決意してからの努力とかが書かれてるわけではないのね(^-^ゞ
羅列されてる出来事もお父さんの事以外は特に大きな事があったわけではないようで。 -
筆者自身のダメな部分を赤裸々に綴ることが目的なんだろうな、と思いながらもあまり共感できるポイントが無くて今ひとつ。女性問題に関する描写がやけにリアル。結局何故医学部を受験して医者になろうと思ったのか、の部分が弱い。書き方もなんだかさらっとしてしまい過ぎている気がする。
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20代を凄くハードに送ったんだなって思った
あとは、語り手が第三者的になったりとちょっと混乱してしまうところがあったけれど、全体的にはとても面白かったと思う
ナンパ生活のときは一番千夏さんがよかったと思うし彼を一番好きだったんじゃないかと思う。浮気は絶対によくないよ~ -
三葛館一般 913.6||KA
2012年4月から放映されていた「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」の原作著者が医学部に合格するまでを綴った自伝的小説。
37歳で医者になった著者の挑戦は興味深くその生き方に現代の若者の苦悩をも重ねあわせて読み進めてしまいます。
小さいころからの夢で医学部を目指す人もまわり道をして医学部を目指す人も、すでに入学している人にも、同じ職業を志した著者の生き方から何らかの感銘や刺激を受けることでしょう。
和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=63779 -
一気に読んだよ。なんかすごいね。
目標を見つけて突っ走ることのバイタリティというかパワーというか。
元気もらえました。