プラチナデータ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.56
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本棚登録 : 22963
感想 : 1681
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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418844

感想・レビュー・書評

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  • たまたま手持ちの本がなくなり、
    外出先の近くの本屋で手に取った東野さんのミステリー。

    実は、人が死ぬ小説はある時期から得意では
    なくなってしまったので、あまり東野さんの作品は
    読んだことがなかったのですが(これが3冊目)、
    DNA鑑定というちょっと科学的な話に倫理的な話題を
    からませていて面白そうだったので読んでみました。

    読んでみると、予想以上に面白くて、
    500ページ弱の大作にも関わらず、
    あっという間に読んでしまいました。

    何といってもテンポが良い。
    次から次に話が展開していき、
    読者を飽きさせません。
    読めば読むほど、「この後どうなるのだろう?」と
    想像をかき立てられます。

    東野圭吾さんが人気がある所以が分かったような気がします。

    ■自分の読んだ他の東野作品
    ・手紙
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110113#comment

    ・歪笑小説
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4087467848#comment

  • 話の内容が盛りだくさんでやや理解が追いつかないところもあったが、状況がどんどん変わっていく展開で最後までドキドキしながら読めた。

    『いつの世にも身分というものは存在する。人間が平等だなんてことはあり得ないんだ』
    このセリフが心にずーんときた。
    でも、最後に神楽が身分を気にしなくていい環境に身を置くことが出来たのはよかったと思った。

  • さすが東野さん、安定感バツグン!
    面白かった!
    若干最後犯人は読めたけど、相変わらずこの文量を一気に読ませるの本当にすごい。

  • DNAに頼りすぎてて怖いなぁ
    有罪になったら覆すのは不可能だろうなぁ
    将来的にこの物語と同じことが起こりそう
    もしかしたら知らないだけでもう始まっているかもしれない

  • DNA捜査の功罪か…考えさせられるところはあった。

  • 10年以上前?にこの物語が書かれたと考えると脱帽。本当に現実に起こりそうだと感じた。難しいシステムも読者に分かりやすく書かれていて読みやすかった。最後が結構急展開なのが気になったけど、全体的にスピード感があって映像を見ているような感覚になった。
    ただスズランちゃんの存在がフワフワしすぎて少し話に合ってない感じもした。
    管理社会について考えさせられる話。

  • 後半が一気に進んで、前半の伏線を大量回収。前半がだいぶ丁寧だっただけに、雑な回収に感じてしまった。しかしさすがの東野圭吾で、ドラマを見ているように場面がイメージでき、読む手が止まらなかった。設定も現実でもギリギリあり得えそうな設定で面白かった。

  • 国によって個人のDNAデータを管理される世の中。
    何と窮屈な。
    でもそんな世界を少し想像出来てしまう、近未来的小説。

    東野作品をそこまで読んだことはないのだけれど、
    何となく東野作品っぽくない印象。

  • 面白い!!

  • DNA捜査システムの話。
    最初はいまいちだと思ったが、途中二重人格の話が出て、その一方が事件を追っていて、もう一方が犯人の疑いがかかっているという場面あたりから非常に面白くなる。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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