- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344423800
感想・レビュー・書評
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スポーツジムを中心にし、ゴンママのお店に通うメンバー5人のストーリーがあった後、ゴンママが自分の言葉に救われる。
カクテル言葉もいい感じ、なのだが、例えばブルームーンというカクテルは小説の中の意味合いのほかに「完全なる愛」というものもある。二面性があるのは人も一緒なのではないかと思う。
この作品は「今を大切に生きよう」と言っているようだ。良き作品です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人のあたたかみを感じられた作品。
特に心に残ったのは「権田鉄雄の阿吽」。
カオリちゃんにかけたゴンママの言葉が心に染みた。
ゴンママとお客さんたちに会ってみたい…! -
『未来は減る一方で、過去は増える一方だ』当たり前の言葉が胸に残った。関係ないけど、久しぶりの紙の本。電子書籍は便利だけど、やっぱり紙を捲る指の感触はいいね!
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ほっこり、感動、熱意、、、
心のデトックスができる小説でした。
登場人物もみんな素敵だけど個々に悩みや寂しさがあったり誰でもこの誰かに感情移入できるのではないでしょうか。
花言葉ならぬカクテル言葉が各物語のテーマを支えていて良かった。
やっぱ個人的にはシャンディ・ガフのカクテル言葉が響いた。
- 無駄なこと -
当然考えてもどうしようも無い「無駄」もあるし、時として人生を豊かにするような「無駄」もあるのでこの言葉は好きだ。 -
ゴンママさんと仲間達のやりとりが毎回クスッと笑えました。年齢・性別を超えた仲間達がいるって羨ましくて、そしてそれが宝物なんだと…心温まる素敵な話でした。
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5回くらい泣いた。
阿吽が座右の銘になった。
森沢明夫の本はほんとに優しい。 -
第四章涙腺決壊
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ほっこりと心が温まる、良い小説だった。
このオムニバスストーリーの主人公たちは、比較的どこにでも存在しうるような人々だ。(ゴンママは除く。笑)
舞台はトレーニングジムと、ゴンママが経営するバーとなっていて、この二つが対照的に描かれている。
ジムには皆が集まり、いつも冗談を言って笑い合うような和気藹々とした場所。
だが実は表には出さないが、それぞれに違った悩みを抱えている。
一人になってその悩みをゴンママとカオリちゃんだけに打ち明けられる場所がバーなのだ。そしてカクテルの意味になぞらえた助言を受けることで、一歩先へと進んでいく、というストーリー。
それぞれが何処にでもあるようなありふれた話なのに、感情の機微があまりにも秀逸に表現されていて、主人公はおろかその周囲の人々にまで感情移入させられてしまった。
普通の生活の中から小さな感動や喜びをたくさん見つけてくれるような、そんな森沢さんの作品がとても好きだ。