リターン (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.54
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本棚登録 : 2057
感想 : 185
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424067

作品紹介・あらすじ

高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは…。『リカ』を超える衝撃の結末。

感想・レビュー・書評

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  • リカ シリーズ第二弾
    前作 あの 終わり方からのこの始まり!

    前作 読んでなくてもきっちり関係性もわかる親切設計♪ 今回は警察色強いけど、追う側 追われる側『執念』の交錯の行方が……あんな終わり方とは!!

    最後 お見舞いに行ったのは尚美なのか?
    これが よくレビューで見る「リカは現象」っと言う事なのか?

    次作も(リバース)楽しみです♪

  • 前作に続き、一気読みでした…!
    怖かった~。前作の主人公よりも、冷静にリカに立ち向かっていた。結局不穏な感じで終わるのもまた一興。
    最後にお見舞いに行ったのあれ誰ですか、、ほんとに直美ですか

  • 一瞬で読み終わった。
    リカシリーズの続編、2作目。1作目とのつながりを強固に持って始まる話は女刑事VSリカの戦い。
    息つく間もない話の展開にワクワクしつつ、リカシリーズあるあるの気持ち悪さも遜色なくあり、とても面白かった。
    個人的には尚美が満員電車から連れ去られるシーンはちょっと無理矢理感があったようには感じたが、リカの異常さに引っ張られて特に気にならなかった。

  • すごい顔しながら読んでただろうな、、、
    前作の件があるから、リカが本当に死んだのか不安になる

  • ふー・・・
    終わった。この怖い人の話し。一冊目のリカの時もこんな感じだった。続きのお話しだが、ほぼ同じことが繰り返されたかんじ。
    しかも、ラストシーンでは、死んだリカが乗り移ったかのように・・・
    怖い。

  • リカシリーズ2作目。私はホラーも(勿論)怖いけど、やっぱり1番怖いのは人間だと思ってます。リカシリーズはそこが顕著に出てると思う。リカも居そう。尚美も、孝子も居そう。勿論菅原さんも。人間の心の闇は深く恐ろしいです。

  • 読みやすい。
    一作目からかなりテイストが変わった。
    一作目は闇の深い深海での手探りの戦い。
    リターンは最強女vs警察の地上戦。
    例えるならこんな感じ。
    リカの解像度が上がったし、身近になった。
    自分の信じる道や、正しいとして疑わない物事に
    真っ直ぐに突き進んで行く人は
    それを正当化する理由が欲しくなる。
    理由が見つかったとき、心が晴れてストッパーが外れる感覚を、私も経験したことがあるのではないか。何故こんなに鮮明に共感できるのだろう。
    私もリカと通ずる部分があるのでは。
    この感想を持った時が一番怖かった…

  • 登場人物の菅原の元同僚、梅本が主観の作品。
    事件から10年後のストーリーは前作の残忍さ・陰翳を残しつつ、読んでいてハラハラする作品だった。
    何故リカはサイコパス的性格になってしまったのか、その生い立ちのストーリーも気になった。

  • リカから10年立ったストーリーで本間さんが生きていたって…マジかよ

  • リカ、リターンと読んで…あれ、私怖くないかも。

    常識の通用しない異様さと超人的な力技に慄くけど、リカに触発された尚美の最後をみるとそれは隣り合わせなのだろう。
    タガが外れるかどうかは大きな差なのだけど。

    このシリーズの本質的な怖さはここにあるのかな…。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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