- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344424067
作品紹介・あらすじ
高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは…。『リカ』を超える衝撃の結末。
感想・レビュー・書評
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すごい顔しながら読んでただろうな、、、
前作の件があるから、リカが本当に死んだのか不安になる -
リカシリーズ2作目。私はホラーも(勿論)怖いけど、やっぱり1番怖いのは人間だと思ってます。リカシリーズはそこが顕著に出てると思う。リカも居そう。尚美も、孝子も居そう。勿論菅原さんも。人間の心の闇は深く恐ろしいです。
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読みやすい。
一作目からかなりテイストが変わった。
一作目は闇の深い深海での手探りの戦い。
リターンは最強女vs警察の地上戦。
例えるならこんな感じ。
リカの解像度が上がったし、身近になった。
自分の信じる道や、正しいとして疑わない物事に
真っ直ぐに突き進んで行く人は
それを正当化する理由が欲しくなる。
理由が見つかったとき、心が晴れてストッパーが外れる感覚を、私も経験したことがあるのではないか。何故こんなに鮮明に共感できるのだろう。
私もリカと通ずる部分があるのでは。
この感想を持った時が一番怖かった… -
登場人物の菅原の元同僚、梅本が主観の作品。
事件から10年後のストーリーは前作の残忍さ・陰翳を残しつつ、読んでいてハラハラする作品だった。
何故リカはサイコパス的性格になってしまったのか、その生い立ちのストーリーも気になった。 -
リカから10年立ったストーリーで本間さんが生きていたって…マジかよ
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リカ、リターンと読んで…あれ、私怖くないかも。
常識の通用しない異様さと超人的な力技に慄くけど、リカに触発された尚美の最後をみるとそれは隣り合わせなのだろう。
タガが外れるかどうかは大きな差なのだけど。
このシリーズの本質的な怖さはここにあるのかな…。