- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344982642
感想・レビュー・書評
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2024.2.14読了
知らない世界のことが知れて興味深かった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思っていたより壮絶な世界でした。昔は精神疾患のある人が、ついていた職業ということも初めて知った。
今や有名になるための一つの手段として存在していたり、単体で輝くための職業になってる(単体、企画単体、企画の違いもつけられていて企画だと名前が出ず一生有名になれない...)
倍率は上がる一方なのに報酬は下がっている現状。
最初はパーツモデル、として業界に入る、、などなだ
また、昔はAV女優として雇われる場所があった精神疾患のある女性の末路が、気になった。 -
女優をよく書くために、一般の女性を何も考えてない一般の女子大生等と表現しなくてもよいのでは。よく業界を知ってるし、よく調べてると思うけど、女性に対して上から目線を感じてしまった。彼の他の本からは感じなかったけど。知らなかったことを知れた本。
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AV女優のことを書いているのではなく、AV業界の変遷が書かれている。
買い手市場になっているので、昔よりも出る人の質が上がり、単価も下がっている。
だから、この業界が困った時のセーフティーネットとは言えなくなっていると著者は言っているが、
これらをセーフティーネットと呼ぶのはどうかと思うがね。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425968.html -
本の感想(オフィス樋口Booksより転載、http://www.books-officehiguchi.com/?p=23006)
AV女優といえば、借金返済や不遇な家庭環境で育ったことなど負の側面の印象を受ける。ほとんどの人は不遇な環境で育った容姿端麗でスタイルの良い女性がAV女優になるという印象を受けている可能性が高い。
実際、この本を読んでみると状況が変わっていると感じるだろう。
借金返済のためにAV女優になる事例は依然としてあるが、公務員・看護師・高学歴の女子大生・OLなど生活に困っているわけではない人がAV女優になる事例が多く見られる。
副業として注目されるようになったのかもしれないが、恥ずかしさ・後ろめたさがなくなっていることや年齢不問であることから応募しやすくなっていると思われる。この本によれば、AV女優に応募する人は毎年6000人ということだ。
ただし、SM撮影などでAV女優が重傷に至っているトラブルが起こっているので注意したい。興味がある人はAV女優に応募する前に読んでほしいと思う。
内容(「BOOK」データベースより)
業界の低迷で、100万円も珍しくなかった最盛期の日当は、現在は3万円以下というケースもあるAV女優の仕事。それでも自ら志願する女性は増える一方だ。かつては、「早く足を洗いたい」女性が大半だったが、現在は「長く続けたい」とみな願っている。収入よりも、誰かに必要とされ、褒められることが生きがいになっているからだ。カラダを売る仕事は、なぜ普通の女性が選択する普通の仕事になったのか?長年、女優へのインタビューを続ける著者が収入、労働環境、意識の変化をレポート。求人誌に載らない職業案内。
著者について
1972年東京都生まれ。専修大学経済学部卒業後、フリーライターとなる。企画AV女優たちの衝撃的な生と性を記録した「名前のない女たち」シリーズは代表作となり、映画化もされる。現在は、株式会社曙福祉プランニングを設立し、高齢者デイサービスセンターを運営しながら、ノンフィクション、ルポルタージュを執筆。著書に『 名前のない女たち 企画AV女優20人の人生』『アタシは生きる!! AV女優22人の人生』『売春未満 新・名前のない女たち 素人女性編』(以上、宝島社)、『暴走族、わが凶状半生』(コアマガジン)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中村/淳彦
1972年東京都生まれ。専修大学経済学部卒業後、フリーライターとなる。企画AV女優たちの衝撃的な生と性を記録した「名前のない女たち」シリーズは代表作となり、映画化もされる。現在は、株式会社曙福祉プランニングを設立し、高齢者デイサービスセンターを運営しながら、ノンフィクション、ルポルタージュを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
中々に壮絶
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案外真面目な本
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読後感はよくありません。
結論は、AV女優は止めといたほうがよいということ。
AV の変遷、業界の仕組み、女優のヒエラルキーがあることは勉強になりました。
著者は衰退産業と言ってますが、完全になくなる事はないでしょう。
AV 女優から一般社会に戻れる人は、女優は時間が経つと価値がさがり、自分の価値を客観的にみることができる人だけ。大多数は裸の世界から抜けれない。
ただ、本書によると、現在買い手市場によりAV女優の門戸が狭くなった事で、昔はAV女優くらいしか働き口がなかった精神疾患者はいなくなったそうだが、彼女らは何処へ行ってしまったのか、書かれてないので気になった。 -
女性の貧困について調べていくと、行き着く性産業。
たしかFBで流れてきたもの。
AVだけじゃなく、他の性産業の実情についても網羅している。
この不況では、性産業も全然稼げる仕事じゃないんだなぁ。という内容だった。
体を売っても、私の手取りくらいしか稼げないらしい。
しかも、若い女性が飽和状態。
地方から中心部に出て行った大学生などが、仕送りだけでは足りず、バイトではまかないきれず、生活費を稼ぐために足を踏み入れるらしい。
なので、若くてちょっとかわいいくらいでは、全然稼げない。
高齢化が進んでいるので、若ければいいっていうわけでもないらしく。
昔は、ヤクザとかと繋がっていて、危ない状況もあったけど、摘発されたり訴えられたりしないようにある程度クリーンな状況ではあるらしい。
あとは、海外に拠点を移していたりとか。
とりあえず、実情をなんとなく知っていると、安易な考えでいる生徒にはちょっと話しやすいよね。
札幌市の図書館で借りた本。