悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門 (幻冬舎新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984363

感想・レビュー・書評

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  • 明確に仏教はそれぞれ「別である」と文字にしてくれることで、モヤモヤが晴れる。ニー仏さんが何か考えを言った後に必ず誤解を招かないように一言付け加えているのはとても親切。

  • 気鋭の仏教関係者二氏による対談集。

    瞑想をメインに書かれているので、日常的に瞑想されている方には新たな発見があるかもしれない。特に「瞑想中はいいんだけど、終わってからとか、仕事中にほとんど活かせていない」といった習熟者には向いていると思う。また瞑想したことのない方にとっては、最新のアプローチで書かれているため、最初の導線としてはベストに近いと思う。

    また「日本人にあまり根付いていない輪廻転生の問題をどう考えるか」「高僧の師同士であっても見解が異なることがある」「仏教要素をのぞいたマインドフルネスの実態」など、かなりきわどい対談が繰り広げられており、読む者を飽きさせない、そして考えさせられる良著。瞑想難民は必読と思われる。

  • タイトルに「入門」とあるが、結構難しい本だった。特に魚川氏の発言は、長いうえに用語も要旨も分かりにくいため、さらっと読むのではなく、しっかり立ち止まって咀嚼する必要があった。

    対談本ではあるが、魚川氏がリードする立場だったためか、氏の長々とした話を受けて、プラユキ師が自身の見解を端的に述べるということが多かった印象。プラユキ師の瞑想に対する考え方などをもっと知りたかった自分としては、そこが期待はずれだった。

    要は瞑想には様々な種類と目的地があって、それらを理解したうえで自分に合う方法を実践して智慧と慈悲に至り、自他の抜苦与楽を実現していこう、ということだと思う。

  • 読了。理屈が厳格な上座部の実践仏教はこういう感じか。

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著者プロフィール

1979年、千葉県生まれ。著述・翻訳家。東京大学文学部思想文化学科卒業(哲学専攻)、同大学院人文社会系研究科博士課程満期退学(インド哲学・仏教学専攻)。2010年以降はミャンマーやタイに居住し、現地にてテーラワーダ(上座部)仏教の教理と実践を学ぶ。著書に『仏教思想のゼロポイント』(新潮社)、『講義ライブ だから仏教は面白い!』(講談社+α文庫)、訳書にウ・ジョーティカ『自由への旅』(新潮社)などがある。

「2018年 『感じて、ゆるす仏教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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