- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396112059
感想・レビュー・書評
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「言志四緑」に、斎藤さんの解説や体験談などが書き添えられていてとても理解し易いテキストだった。
この本を二十代のうちに読めて良かったかもしれない。今出来ていないなと思うことがまさしくそのまま書いてあって、反省のオンパレード。『渋沢栄一の「論語講義」』を読んだ時と同じくらい、身の引き締まる思いで読んだ。
「言志四緑」は読み手のライフステージによって感じ方が必ず変わると思う。それに加えて、できなかったことができるようになっているか確認するためにも、必ず読み返したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勇気を持たせてくれる!
気に入った言葉を書き出し、見直してなんぼのもの。 -
西郷隆盛が座右の書とし、幕末維新の志士たちもみなこれに学んだという佐藤一斎の『言志四録(げんししろく)』の解説書です。
少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。
壮にして学べば、則ち老いて衰えず。
老いて学べば、則ち死して朽ちず。(晩・60)
って聞いたことありますよね。
それに対して、
少年の時学んでおけば、壮年になってそれが役に立ち、何事か為すことができる。壮年の時学んでおけば、老年になっても気力の衰えることがない。老年になっても学んでいれば、見識も高くなり、より多く社会に貢献できるから死んでもその名の朽ちることはない。
と、現代語解説を載せ、さらに、齋藤 孝の「それぞれの人生の時期にはそれぞれの学ぶ意義がある」といった解説が載っているといったパターンで紹介してあります。
★★★
うーん。でも、上の例で言えば、本当に佐藤一斎は、「それぞれの人生の時期にはそれぞれの学ぶ意義がある」と言うことを伝えたかったのでしょうか?
私は、単に「学び続けるといいことあるよ」と言っているような気がするのですが。
こんな調子で、微妙に齋藤 孝の解説が解説しすぎているようなところがあるのですが、それも、自分の解釈と比べれば楽しめるのでよしとしましょう。
「心を以て字無きの書を読むべし」(実際の社会から学ぶべき)とか、「学に於て多く疑有り」(学問を進めるにあたって疑問を持つことが大切)とか、「一の字、積の字、甚だ畏る可し」(始めることと、積み上げることが大切)といったとても心に響く言葉が多いので気に入りました。 -
勧められて読んだ。ふむふむという感じ。考え方を整理するには良い本だった。一日慎まずんば醜を身後に遺さん。
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仕事術・・・事前によく考えれば、スムーズに進む(企画を練るには1~2週間は必要だ)。仕事はまず解決可能性と優先順位を判断する(出来ない仕事を断る余裕も大切だ)。目の前のことから料理する(今だけを意識して、今を生きろ)。トラブルは早めに処理せよ(これ鉄則)。急ぎの文章ほどゆっくり考えろ(必ず立案して草稿をまとめよ)。「忙しい」の九割は無駄な仕事(本当に必要なことは何か)。上手に下がれ(順境にこそ退歩を考えよ)。
(つづく) -
○一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め。(198p)
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金田病院へ実習に行ったときに本山先生から頂いた本
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まずは量をこなすこと。
順境にいる時こそ逆境を忘れてはいけない。
自分の無意識を知り、無意識と仲良くなることが重要。 -
クライアントの方がたまたま斉藤孝氏のファンで話が弾み、おすすめしてもらった本。
佐藤一斎の<言志四録>という、西郷隆盛など歴代の指導者から支持された語録集があるんですが、それを噛み砕いて現代に置き換えて紹介。
難しい内容も多いので何度か読み返そうと思いますが、なかなか面白い内容です。
人生、と書いていますが哲学的な面とマネジメント論や組織論という感じも多い、ビジネス書としてもオススメな一冊。