- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396113094
作品紹介・あらすじ
国会取材をフィールドとする現役記者である著者が、報道の現場が「批判精神こそジャーナリズム」という歪んだ主義に毒されていることを危惧し、記者クラブや通信社など、遠目にはわかりにくいシステムの実態を炙り出していく。新聞が抱える多くの問題について、内側の視点から忌憚ない言葉で述べた。
感想・レビュー・書評
-
○国会新聞で記者を務める宇田川氏の作品。
○新聞記者の取材方法や記事の書き方、意図、新聞社の思惑について、記者の立場から(国会・政治関係を中心に)解説した作品。
○ある程度の実態は理解できたが、著者の主義主張がところどころに見え隠れしており、読みにくい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685962 -
結局なんだろう。読後に、何読んだか覚えてない。体調のせいかもしれないけど。
批判は多くの場合、言いっぱなしの無責任で、そこから生まれた政権に、一から政策を論じる力はない、っては良かったけど。
マスゴミなんて言葉は、随分昔から使われていたらしいし、偏向に偏る仕組みも論じて、椿事件にも触れておきながら、マスコミの未来を語る言葉に身は任せられない。 -
新聞の政治部や社会部の仕事における詳細や歴史など、新聞の真実について知ることはできた。
しかし、本書は「ジャーナリズム」について論じ、偏向報道を批判しているにもかかわらず、
憶測でモノをいう(p43)
リベラル、南京大虐殺における朝日新聞の報道を批判する(p42,167)
といった表現があった。
事実ではなく個人の見方を書き、偏向的な書き方を筆者自身がしてしまっている。
反面教師になるべく、この本を書いているなら見事だが、そうでないならば説得力に欠ける。 -
新聞の今までの経緯やルールがわかりやすく記述されています。
-
マスコミが「批判精神こそジャーナリズム」という歪んだ主義に毒されているとの立場らしいが、その根拠も対案も結局読み取れず、記者クラブや通信社の歴史等の記述がかろうじて参考になった位か。
-
ジャーナリズムの核となる意味は、事件や問題の本質を取材し、その内容を深く、公衆に伝えること。