- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396326838
感想・レビュー・書評
-
ホラー小説のアンソロジーだが、当然のことながら作者によって趣が異なる。中でも特筆すべきは、倉阪鬼一郎の手による「天使の指」だ。
もうこの一作品だけでも読んでほしい。
ネタバレになるから深く書けないが、自分の夢や願望を叶えてもらうために、とある神社を訪れる主人公の話だ。
この作品の前では他の作品が霞んで見えてしまうくらいだ。
他にも二、三作品よかったものもある。
だが、タイトルにある「さむけ」を感じさせる作品はその程度で、総じて怖くないし、「これってホラー?」と疑ってしまう作品もある。
有隣堂限定という帯に引かれ、買ったのだが、今やどこの書店でも置いてある。何なんだよ……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
犬の糞
蟷螂の気持ち
は読み終わってスッキリ
他は面白いんだけど、惹き込まれるんだけど、
オチが意味不明
つまらない話は一つもなかったので結構満足 -
2017.7.25読了 89冊目
-
後味が悪いと言うより、オチの意味不明さが気になった。
犬の糞、頼まれた男、蟷螂の気持ち辺りは現実にもあり得そうな話だった。
17/7/22 -
病院の嫌~な長い待ち時間を潰すのに用意するのが短編集。
嫌~な嫌~な時間を過ごせましたです。(-_-;) -
どの作品も面白かったけれどやっぱりわたしは『さむけ』が一番すきかなあ
-
文字通りさむけでした。
後味が悪いということから、全体的にオチは読者の想像ですね。
「天使の指」と「井戸の中」が1番個人的に強烈でした。 -
後味が悪く、ゾクっとする短編ばかりを集めたアンソロジー。中でも特に「天使の指」が突出して不快で面白かった。二度と読みたくないと思いながら、気づけば既に二度読んでいる。新興宗教の二世に関する色々が取り沙汰されているだけに余計に色々考えてしまう作品。
-
有隣堂限定復刊ということで平積みになっていたのをうっかり購入。自分には合わない作品ばかりで途中で読むのをやめました。
-
短編読んで、次に読む本決めようかなーと思って、文庫版を買いました。「天使の指」がものすごく気持ち悪かったです。取りあえず、新地開拓はない。