- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396335939
感想・レビュー・書評
-
いつものように未確認生物がらみの事件かと思っていたら、正統派の事件ものだった。海野碧氏の作品に似てるかな。
主人公がやけに女性にもてるところがチープな印象を出しているけど、中弛みのない展開で一気に最後まで読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハードボイルドな夏。
-
柴田哲孝の「早春の化石」を読んで、私立探偵神山健介の生い立ちを知りたくなり本書を読んだ。
生い立ちはわかったが「早春の化石」程の爽快感ではなく、ちょとドロドロした気持ちになった。 -
私立探偵 神山 健介シリーズ第一作。
柴田節炸裂の「今どき」ハードボイルド。
銃をぶっぱなしたり、
大がかりな悪の組織と闘ったりという
「荒唐無稽」な話ではない。
酔っぱらったところを襲われれば骨折もするし、
車で飲みに行った帰りは代行を呼んだりと、
細かいリアリティが感情移入を手助けする。
が、あくまでハードボイルドである。
主人公は女にもて、ボクシングの経験があり
ジムで体を鍛え、車の運転も玄人はだしと、
男の子があこがれる「格好いい男像」は
きっちりと押さえている。
伏線の張り方も巧みだし、ミスリードも自然。
最後のどんでん返しは、若干予定調和っぽいか。
でも何より「平和なシーン」の描き方がうまいので
緊張感のある場面とのコントラストが強くてよい(^ ^
こういうのを「リーダビリティが高い」と言うんだろう。
一気読みしたくなる一冊です(^ ^ -
6月-6。3.0点。
福島県白河市が、伯父の家。東京の私立探偵が、
伯父の死をきっかけに、白河へ移住。
幼馴染が犯罪の容疑者。妹を幼馴染に殺された、姉が最初の依頼人。
捜査を進めるうちに、襲われたり、幼馴染の妹に出会ったり。
まあまあ面白い。途中からなんとなく、結末がわかるかな。
シリーズもの。次作も楽しみだ。 -
2011.12.28 読了
『早春の化石』以来の柴田哲孝作品。
真相を知りたいという気持ちから次へ、次へと思わせてくれたということで星3つ。
可もなく不可もなくであった。 -
153
まあまあ面白かった。
同著者、読了5作目。 -
今回の主人公もハードボイルド。ただ狙い過ぎな感も否めない。
最後のデスペラードとか。
神山健介もかっこいいけど、有賀雄二郎の方が好きかなー -
<二〇年前の夏、そして再びの惨劇・・・/伯父の死の真相を追う私立探偵・神山健介がたどり着く、「暴いてはならない」過去の亡霊!>
死の直前、伯父が遺したものは何を語るのか。亡き母の妖艶な写真、殺人事件の調査記録、古い鍵、そして謎の女……。福島県西郷村の家を相続した私立探偵・神山健介は、伯父の死の真相を探る。母とともに少年時代を過ごした懐かしい地。だが、その美しい思い出すらも二〇年前に端を発した一連の事件へと繋がっていた!? 焦熱の太陽が暴く、人間の愛と狂気!