こっちへお入り (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 1018
感想 : 151
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336271

感想・レビュー・書評

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  • 落語の世界にぐっと引き込まれた。
    深い深いメッセージが込められている落語という物語。それを演じることに向き合う主人公の芯の強さが感じられた。

  • 最初の5ページくらいで、最後までの展開がよめる。
    友だちの素人落語を聞きに行ったのをきっかけに同じスクールに入り、ハマっていく話。

    落語の紹介の本として読むのがいい。ただ、講師の男性の属性は「サラリーマン」だけでいいのに「一部上場の管理職」となっているところに、作者の肩書重視のイキじゃない部分がみえる。

  • 江利が落語にのめり込んでいく様子が伝わって来て、何かに夢中になったことがある人なら「そうそうこんな感覚!」ってなると思う。ぐわーって感じ。
    物語としては特別なことが起こるわけではないけど、落語があるだけで江利の日常はめちゃめちゃ濃くおもしろくなっていて、素直に羨ましい。
    途中から江利の頭の中も落語の江戸っ子っぽくなって、それも読んでいて楽しかった。
    与太郎のことをどうしようもないと思っていた江利だけど、自分だってバカなことをする与太郎なんだと気づくシーンがとてもよかった。

  • ルビがふられていて、
    私には読みづらかったな
    落語は好きだけど…
    さらっと読んでおしまい

  • 文学
    落語

  • 2018.02.19 朝活読書サロンで紹介を受ける。

  • 「花もて語れ」の落語版みたいな。すごくいいです。

  • 「へっ、落語なんて~」なんて思っていたアラサーOL江利が、みるみる落語にドはまりしていくストーリー。まず聴く方ではなく、演じる方にはまるということに驚く。落語に情熱を注ぐことによって、仕事や人間関係にも変化があって、これだけ夢中になれる江利が羨ましいところもあった。 しかしいかんせん、自分がそこまで落語に興味がないせいか、読み終わるのはかなり遅かった。自分結構速読タイプだと自負しているのだが(;^_^A 落語にちょっとでも興味がある方には面白く読めるのではないかな....

  • 一万円選書、4冊目。

    自分じゃ選ばない類の話だった。
    それなのにさらさらっと読み切れる不思議。
    不意のきっかけでハマれる何かに出会えて幸せそう。

    合間の家族間とトラブルや旬との関係も良いアクセントになっている。

    落語は全然知らないので、正直わからないところが多め。

  • 泣かそうと狙うほどではない描写なのに、弟とのくだりでなぜか泣けた。そうなんだよ、そういう気持ち、わかるよ。

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