- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633400
作品紹介・あらすじ
一家が惨殺された樹海のなかの山荘。禍々しき森の、いまだ解明されぬ事件。血塗られた伝説に挑む者を襲う悲劇の連鎖!その森に踏みこんだ者は、二度と帰れない。
感想・レビュー・書評
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折原さん2作目。
人も動物も飲み込んでしまう胃袋みたいな樹海の森と、
その奥深くに佇む不気味な山荘の話。
折原さんの本、前回読んだ本もそう感じたけど、
読みやすくて面白いのに途中何が何だか分からなくなる。
頭の整理が上手くできない私だからなのかもしれないけど。
同じ文章や場面が何回も出てくるので、時系列迷子に陥りそうになる。
樹海で彷徨う登場人物たちと一緒に本の中で彷徨ってる感があり、より一層不気味と不安を感じる。
ミステリーとしての結末は単純なものだけど、ホラーとしては禍々しさ満載な不気味な1冊。
途中の「袋とじ」と最後の「♾」はいるのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
赤と黒とあるけど、先にこっちを読んだ。
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延々と同じ内容の繰り返しで、
そんなに面白くはなかった。
樹海は怖いですわ〜。
って、超自然的何かの影響を匂わせまくって
別にないっていうね。
いるか、それ⁇ -
一つのストーリーというよりは連作短編小説といって感じかな。
樹海と山荘と殺人事件をテーマにしているが、実際に起こった殺人事件は樹海の山荘ではない。
なんだか周りだけが作り話を信じて振り回されている感じで、ミステリーではなくコメディなのか?(笑)
折原一の作品は黒い森と赤い森しか読んだことがないのでなんとも言えないのだかこういう感じの作風ばかりなら合わないかな^_^; -
黒い森と同じような内容の繰り返し。
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『黒い森』とあわせて読んだが、やっぱりテイストに会わない。どんどんつまらなくなる。というか同じことの繰り返しで、最後をすこし、ほんの少しだけ変えた話が延々続く。その変化が面白ければよいのだが、ちょっといただけない感じ。
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鬼頭家惨殺事件の真相に迫るお話しです。
『黒い森』もありますが、読んでなくても問題ありません。
むしろこっちだけでも良いカモ・・・
この人のお話は最初はワクワクドキドキするんですが
最後になるとダレてきちゃうんですよね(´~`)
特にこのシリーズは、結構同じコトの繰り返し・・・
最後も思ってた程のどんでん返しはありませんでしたが
学生二人の運命がちょっと怖かった。 -
半ばから、ついていけず断念。
ちょっと、くどすぎたかな。 -
2002年6月発表の「樹海伝説―騙しの森へ」、そして2003年12月発表の「鬼頭家の惨劇―忌まわしき森へ」に、新たに「赤い森」を書き加えた完結編。民宿の主人が話す、樹海の山荘で妻と双子の娘を惨殺したとされる鬼頭武彦の伝説の話は本当なのか?
「樹海伝説―騙しの森へ」が既読だが、それだけではいまいちスッキリしなかった。今作で完結していると知り、楽しみにしていたのだが・・・やっぱりすっきりしないまま(^^;2章の「鬼頭家の惨劇」は当の鬼頭目線、3章の「赤い森」は樹海で鬼頭一家に会った経験のある教授目線の話・・・だったはずだが、途中からそれもよくわからなくなってしまった。話が入れ子の連続で、わかりにくい。自分の読解力の問題かなぁ。あと、「赤い森」には袋とじもついているのだが、これも別に、そこまでする意味があるかなぁ?という感じ。樹海の危険な魅力というか、狂ったような世界観、ぐるぐる同じところをループする感覚は味わうことができたけど。 -
発端にあるのは、都下赤羽で起きた、遺産相続がらみの一族殺人事件。
加えて、樹海にある山荘で、とある推理作家がスランプのあまりトチ狂い、妻子を惨殺して、樹海へと去っていった……という、伝説めいた未解決事件を絡めた、連作中編集というかなんというか。
不思議な構造をしてる上、いかにもな袋とじつきなんですが、え、真相はいずこ? @@; って感じで終わってしまいます。
が、道中は、折原さんのさすがの筆力で読ませる読ませる。特に、多くの登場人物たちが、樹海を彷徨い歩くんですが、その大変さと悲惨さと不安と恐怖の表現がすばらすぃと思う。
むしろホラーと思って読んだ方が、楽しめるかもネー。 -
ネバーエンディングストーリーをリスペクトしてます!と言わんばかり、この手法が大好きな印象を受ける折原氏。
登場する作家の心理は、あながち氏の壊れそうな恐怖とリンクしているのかもしれない。 -
ホラーと言うか、恐怖感をあおる本であった。わたしは、この分野は苦手である、この種のファンがいるなら、面白いかも、、、ジェイソンみたいなホラー映画だ(~_~;)
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似たような話の繰り返しで最後までしっくりこない。
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似たような話を読んだ気がしたけど、黒い森だったのかな?
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ええ、どうなってんの?
自分も樹海の中を彷徨っているような気分に。 -
まず一つ目のオチを見たあたりで「?」となり、釈然としなかったせいか、半分ほど読んだところで放り出してしまいました…ホラー?
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黒い森の別バージョン。同じような感じで、あえて二冊書く必要性を感じない。登場人物には全く個性がなく、誰であっても同じ。民宿の親父さんだけはまあ個性はあるが、なんか読み終わってもすっきりしない話だった。
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「黒い森」より、先に文庫になった2作品+書き下ろしという構成。
同じ樹海を舞台にした話。
内容的には、こちらの方が面白かった。
が、袋とじは「黒い森」より薄く、綴じる意味があるのか?
というくらいのものだったのが残念。 -
(収録作品)樹海伝説騙しの森へ/鬼頭家の惨劇忌まわしき森へ/赤い森鬼頭家の秘密
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一家が惨殺された樹海のなかの山荘。禍々しき森の、いまだ解明されぬ事件。血塗られた伝説に挑む者を襲う悲劇の連鎖!その森に踏みこんだ者は、二度と帰れない。
この本すごい!一気に引き込まれていきます!
「かまいたちの夜」って言うゲームみたいだ~><
結局何が真相なのか・・、分からなくなる! -
なにかがじわりじわりとにじり寄ってくる感覚。スラスラと読めるけど、こびりつくような恐怖ではない。明日になったらどんな内容だか忘れてそうな自分の記憶力の方が怖い1冊。
ラストまで読んでも、納得した感はないと思う。 -
ややホラーテイストのサスペンス&ミステリ。袋とじが禍々しくって、少しよい雰囲気です。トリックとしてはさほど重要じゃないけど。作中の雰囲気をよりいっそう強調して、ぞくりとさせられます。
樹海と、その奥に住む怪しげな一家。そこに起こった惨劇。でもどれが事実でどれが伝説なのか。そしてそこに隠された真相。意外性はそれほどでもないかと思いましたが。そこにいたるぞくぞくとした雰囲気は、やはり好きです。 -
樹海の中の山荘で起こった殺人事件と、樹海に迷い込んだ人々の話。
ちょっと、期待外れな感じ。
昔、よく読んでたんだけど、この人こんなだったっけ・・・と思った。-
2010/05/26
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すらすらと読めたんだけど、なんか堂々巡りみたいな感じでしっくりこない。
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2010.04.25 日本経済新聞に紹介されました。
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作者の中編2本に大幅訂正を加えたものと
解決編を最後に入れて、長編化した作品。
樹海にある伝説的な鬼頭家の壮絶なる殺人事件。
真偽を確かめるべく、樹海に足を踏み入れる人たち。
そこに樹海の恐ろしいまでの自然の牙が襲いかかる。
鬼頭家の殺人事件の謎と、それを追う興味本位の人たち。
樹海の恐怖。これを、作者らしき圧倒的な筆力で描いた
恐怖の作品。
この本はいかにも作者さんらしい趣向が満載。
「手記」としての文章に「俺」としての文章。
そこに主人公たちの行動。
これらを匠に織り交ぜ、読者を引きつけ、また混乱させる。
いかにもな折原流。
なんとなく、エンディング後も「?」的要素が残されてるのも
それらしい。
いかにもな折原さん好きから、入門者まで幅広く読めると思う。
面白かったです。