- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403524448
感想・レビュー・書評
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妖狐×超絶クールビューティー翻訳家
翻訳家の千明は呪術師の家に生まれて多少の知識はあるものの、特殊な力はなかった。伯父の家を相続し、引っ越したその日、とある指輪を見つけて嵌めてしまう。すると赤狐の式神が現れた。
それは千明の式神ではなく、誰かの式神。このままでは式神泥棒となってしまう。召喚された朱理も怒り狂っていたが、指輪が抜けず元にも戻れない。
力のない千明は伝手を頼って秘密裏にこのことがなかったことにするため奔走するが…
なんだかんだ本来の主のためになんでもできる超高スペックな朱理(紅葉)が、戻る方法を見つける千明をサポートする形で、相性悪そうでいてキャンキャン言いながら仲良し?な2人が可愛いです。
紅葉が千明のことを超絶クールビューティーと呼び続けるとこも結構しつこくて好きでした。
あとは猫宮が2人の子供みたいな立ち位置で可愛いです。
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呪術師の一族だけど特別な力のない千明と間違って召喚された紅葉。紅葉の態度は悪いけれど、何だかんだと世話を焼いているのが楽しかった。紅葉と猫宮がじゃれているのも可愛いし。奥手な千明と不器用で素直ではない紅葉。進展するのにとにかく時間のかかりそうな2人だけど、一旦自分の気持ちを認めたら、甘々なカップルになりそう。
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初めての鳥谷先生でした。手に取ったきっかけは、もちろん笠井先生のイラスト。
笠井先生のイラストはいつ見ても美麗ではあるのですが、それ以上に、小説の挿絵や表紙を拝見するたび、小説の内容をしっかりと表されていることに感動します。イラスト内に散りばめられたアイテムが、決して美的センスを満たすためだけに描かれているのではなく、ちゃんと小説の内容とリンクしているのが、笠井先生すごいなープロだなーと毎回感動&感心します。
地の文が綺麗で、主人公が相手に惹かれていく過程が丁寧に書かれているのが好きでした。
廊下が揺れたり、四季がぐちゃぐちゃになって花が咲き乱れる庭、勝手に部屋と部屋がくっついてしまったりする家、というのがとても面白くて、またそれを「そういうものだ」と納得してしまっている主人公が可愛かったです。
本当に細かいことなのですが、小説に動物が出てくる場合、セリフとして擬音語を書かれると妙に気持ちが冷めます。猫宮が「にゃー」とか「にゃう」とか言うたびに、どうして地の文がここまで美しいのに、わざわざ擬音語を書かれるんだろう?と不思議でした。
後半、猫宮が話し出すので、なるほどこれの伏線だったのかと思いましたが、それでもやっぱり、擬音語はそこまで使わなくても良かったのでは…と思ってしまいました。 -
もみじ色の狐と翻訳家。幼い時に読んだ絵本のもみじ色のキツネに一目惚れした千明。呪術師の家系に生まれ、不思議な家に猫の猫宮と一緒に住むことになり、落ちてた指輪を嵌めると…。可愛いし綺麗だったし、狐の紅葉もいい感じでした。いつもより変態感薄いかと思ったけど、おすわりプレイのムチムチの○○とかやっぱり鳥谷先生でした(笑)はな、はな、ぶーん、の猫宮がすごくかわいかったです。おもしろかった!
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翻訳家で呪術師一族の生まれでクールビューティな千明。ひょんなことから召喚したのは美しい妖狐だった。
式神である紅葉が、まだ見ぬ主に仕えるために現世で会社を興して千明以上に潤っていたりと、普通のモフモフものと一味違うのが面白い。そして、超絶可愛い猫の猫宮…!猫宮の出番はこの作品の癒し。そんなファンシーな設定に入り込むのはつゆだくエロ。まさに盛りだくさん。楽しかったです。 -
紅狐とのやりとりも面白く猫宮も可愛らしい。
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途中千明の恋心に泣きそうになりました。ハッピーエンドだけど途中が切なくて良かったです。
猫宮がめちゃくちゃ可愛いです。 -
鳥谷先生のヘンタイ愛(ほめてます)に溢れてる本でした。
もみじ狐も、花に乗って空飛ぶ猫宮も可愛い。
ファンタジーで、メルヘンでした。