- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404037374
感想・レビュー・書評
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初めて読んだ新撰組、沖田さん関係の小説。
凄い良かったです。土方さんと別れるときの会話で
泣きそうになりました。
私が一番大好きな小説です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幕末物、特に沖田総司に興味があったのでいろいろなレビューで高かったこちらをやっと読めた。
何が起こるのか流れはわかっていたけれど、切ない。
剣士として生きていくこと、病を抱えていること、別れが訪れること、この試練に立ち向かうべく沖田総司の姿は素敵だった。
読了後は暫く浸っていたくなり、また読みたいと思える本。 -
司馬さんの描く土方や総司とブレることなく、それでいて
総司から見た新選組が新鮮でとてもよかったです。
山南の切腹ではじめて菊一文字を使う場面や、環への恋心。
藤堂との別れ。山崎の死。姉との別れ。近藤の死。
そして土方との別れ。
もっとも死に近いはずの総司が次々と仲間の最期を見届ける。
その悲しみと孤立感。
仲間との友情。家族のように慕う近藤や土方への忠誠心。
優しい総司の想いがひしひしと伝わり、居た堪れなかったです。
特に土方との別れは涙なしでは読めませんでした。 -
十数年ぶりに再読。最近流行りの不思議っ子総司ではなく、青年剣士の等身大の心情が初々しい。土方との別れのシーンが切ない。この小説で山崎丞が好きになった。「地虫なく」の山崎も好きだけど。2012.1
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新選組物で大体明るいキャラて描かれる沖田総司。早逝の天才だったが故に切なさが際立ってます。
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思わず泣きました。
女性作家らしい繊細な気持ちの描写とか良かったです。
沖田総司好きな方にはオススメしたい一冊です。 -
あ"~、沖田くんと土方副長との今生の別れのシーン、なんて悲しくて切ないんだ…。涙が止まらないです。2人の強い絆が一層際立っていた本だった。近藤局長の我が子を見守るような姿も微笑ましい。そして山南敬介の最期・藤堂平助・斎藤一等々との新選組隊士との交流も生き生きとして描かれていてとてもいいです。芹沢鴨との関わりはもうちょっとあってもよかったかな。刀を抜けば右に出るものなし、天真爛漫で無邪気に子供と遊び、ほのかに淡い恋をする沖田総司はとても魅力的でした。
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沖田さんを思いやる土方さんと近藤さんの会話に涙ぐみました。あと、沖田さんと土方さんの別れのシーンも。私の中の沖田さん像とよく似ていてすごくよかったです。
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最後、土方さんとの別れに泣きました。