- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408504414
感想・レビュー・書評
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同じ設定
『今日を忘れた・・・・』と同じタッチである。伊坂作品みたいに、ちょっと寝ぼけた感じの主人公と美しい女性が登場する。
ラストのどんでん返しは驚く展開であるものの、必然性というか動機があまりに弱い。さすがに無料し過ぎだろうって感じ。残念だな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『動くものが見えない・・・』
というあらすじに惹かれて借りたもの。
うーん、可もなく不可もなく・・・
敵(?)がしょぼいのがなんだかあっけない、というか安っぽいというか。
狂ってるのは敵だけじゃなくて、むしろ自分、そして愛する(←笑)人達っていうのは、なんかありがちな感じでした。
まぁ、最後に複線が生かされていたのは「あぁ、ここに繋がるのか」とすっきりしたけど。ていうか、繋がらなかったら由希先輩、なんか変なオバサンだから(苦笑)
ヒロインのはずの志保なんて、ただ巻き込まれただけだよ可哀想に。
主人公の隠れた俺様ぶりは八●を思い出しました。あー、懐かしいなぁ(笑)
脳に傷がついちゃって「動くものを動きとして捉えられない」「動いているものは白く霧のように見える」「視覚で捉えるものは6秒毎の静止画」になるっていう設定はすごく面白いと思うんだけどなぁ。
あーーなんか消化不良。
カメの設定もイマイチだし。トリックありきで用意された感があって・・・。。。 -
ちょっと都合が良すぎるところが気になるものの、自分は結構嫌いじゃなかったです。後味の悪い感じのラスト。
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設定は面白いと思ったんですが…。
なんだろう…なんか物足りない気がしました。 -
設定は面白いんだけど、
かなり雑な作りの話で色々台無し。
作者の考えたあらすじに合わせるためだけに配置された
行動原理が全然理解できない登場人物を見てると
とてもイライラします。 -
動くものを認識できなくなった人の話……というのは講演会で聞いて「面白そうだあ」と思っていたけど、ホントにこれは面白いぞ。動くものはすべて白い霧のように見えてしまう、という特異点を駆使したトリックには舌を巻く。ううむ、「ここ、絶対なにかあるよなあ」というのはいつもいつも思うのに、それが見抜けないんだよねえ(苦笑)。ま、見抜けなくてもその驚愕が楽しいんだけどさ。
主人公が奮闘する後半は、まさに一気読み。動くもの認識できないのにどうやって犯人と対決するんだよ~と気をもんでみたり。でもその部分もしっかり解決されてるんだよなあ。しかもばりばり伏線あったじゃん!
そしてなんといってもこのラスト……めちゃめちゃ私好みだあ(笑)。序章がアレだったんで何となく見当はついたけど、やっぱりこういうオチかよ! と大喜びしていました。そういえば、もしかしてタイトルにはこっちの意味もあったのかしら? -
こういった大胆な作品って、プロットとトリックが
噛み合ってるから完成するんですね。
そういう意味では結構、ビックリする真相。
なんだけど...やっぱり部分部分が大雑把に思えて
読みながら気になってしまいます。
ミステリーの面白さでもあり、ミステリーの弱い部分でも
ある、トリックやプロットありきになってしまうと
ストーリーがやや脆弱になってしまう...。そんな印象を
受ける作品でした。 -
2004年11月4日読了
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脳を損傷し、動くものを認識できなくなってしまったという設定は面白いです。
が、その設定が生かしきれてない。
ラストも微妙。すっきり霧が晴れませんでした。