砂漠

著者 : 伊坂幸太郎

• 実業之日本社 (2005年12月10日発売)

感想・レビュー・書評

[山口さんの感想 · 2013年12月11日]

北村
西嶋
鳥井
南
東堂

[まことさんの感想 · 2013年12月5日]

まさに、伊坂幸太郎が青春小説を書きました！
って作品でした。

伏線あり、犯罪あり、個性的な登場人物ありで
いつものように楽しめたけどさらに今回は
恋愛が締める割合が多かった。

いつもは男女間の話は淡々とすすみ、
感情的な描写やセリフなんて無いけど
今回は恋愛エピソードが多くて新鮮で良かったな〜。

この５人の友情は羨ましい。

[sintaroさんの感想 · 2013年12月2日]

よかった

[simujaさんの感想 · 2013年11月20日]

堂々とまっすぐ矛盾できるのは
意外にかっこいいんだな。

[caramelteaさんの感想 · 2013年10月14日]

ミステリじゃないかもしれません。伊坂さんの著作の中でどれが一番面白いか問われると困りますが、どれが一番好きかと言われれば、これです。この表紙も好きなんですが・・・

[かずささんの感想 · 2013年10月9日]

読んでいるうちは超能力がどうした、大統領がどうした、
ボウリングがどうした、ホストがどうした、と思っていたのだけど
全部伏線だった。ラストのラストまで焦らすなぁ。

『ぼくは砂漠についてすでにおおくを語った。
　　ところで、これ以上砂漠を語るに先立って、
　　　ある一つのオアシスについて語りたいと思う。』
　　　　『人間の土地』　サン＝テグジュペリ

この一文から始まる物語。
ラストまで読んで、なるほどなと。

春夏秋冬に分けられて、北村たちのキャンパスライフが描かれているのだけど、くだらない話であったり、まじめな話であったり、麻雀の話であったりさまざま。
ちゃんと恋愛の話も散りばめられてて、ほっこり。
独特の伊坂節といいますか、台詞回しが好きな私にとっては北村たちの会話も楽しめた。

平和で、たまにちょっとヒヤっとする危なっかしいキャンパスライフの中、
やっぱり空き巣の事件のシーンは読んでて切なかった。
鳥井の人間としての強さと、北村はじめ友人たちの友達を想う気持ちがあったから、最終的には良かったね～＾▽＾と終われたのだけど。
本当に鳥井は腕を失わなければならなかったんだろうか、と半ば南のような視点でページをめくることも少なくなかった。

誰かが報われたとか平和が守られたとか、そんな大それた話ではないのだけど、みんなの大学卒業っていうのがこの話の本当の終わりなわけで、
大学という守られた「オアシス」から、社会という「砂漠」へ踏み出していく
彼らがどんな4年間を送ったのかを見守るお話だった。

ただね、伊坂さんが単に麻雀好きなんだと思うんだけど
あそこまで詳しい麻雀の描写は果たして必要だったのかっていうね。
まさか牌が文中にちゃんと出てくるとは思わないし
役の名前とか呪詛かというレベルで長いしイマイチルールも分からんし
ある程度読んでも意味わからないままだったので麻雀シーンは基本的に
すっ飛ばして読んでました(笑)
結局西嶋「平和」つくらなかったし直接的に麻雀が関係した話でもなかったし
たぶん麻雀好きな方には面白いだろうけど。

[chomomoさんの感想 · 2013年9月22日]

なんて言うかもう、西嶋になりたい。
西嶋になりたすぎる。

[H.M.さんの感想 · 2013年9月16日]

前記の小川洋子と同様に
この作者も上手にストーリーを作り上げる
感覚的には、どの作品も
よく似ているだけに
ちょっと物足らない
4.1点

[sachi-chanさんの感想 · 2013年8月22日]

淡々と読めた。後半になるにつれ引き込まれた。

[so-blueさんの感想 · 2013年8月18日]

ブクログのまとめで見つけた作品

夏(と言う章)の終わりまでは何が面白いのか分からずとにかく苦痛で
やっぱ伊坂作品は合わないかも…と思ったけど
読後は良かった

ちょっとあり得ないだろうと思う所も多いけど
北村の個性的な仲間がジワジワ好きになってくるし
大学楽しかったよな～と懐かしくなった

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。