砂漠

著者 :
  • 実業之日本社
3.74
  • (672)
  • (742)
  • (1144)
  • (75)
  • (21)
本棚登録 : 4395
感想 : 834
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408534848

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いろいろありながらさらっと過ぎゆく大学生活の話。冷めているようで熱さも無くはない青春かな…

  • 北村、鳥井、西嶋、南、東宮の5人を中心とした大学生活を巡るのストーリー。
    それぞれ個性があり、とても面白く読み進めた。
    伊坂先生作品のテンポ、好き。

  • パンク野郎、西嶋(の生き方)がかっこいい。中単騎待ちのリーチからビルの照明を利用したロンが胸アツ。

  • 表紙で敬遠してたけど、すごく面白いやつだった
    伏線の張り方といい登場人物の濃さといい
    伊坂幸太郎らしさが溢れてた

  • そんなことは、まるでない。って3回くらい出てきた
    こんな楽しそうな大学生活とは程遠すぎて悲しくなってる

  • おもしろかった

  • 麻雀、合コン、バイトetc……普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たち。
    社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送る若者群像を活写。
    (アマゾンより引用)

    淡々と綴られるお話だった。
    1年間だと思ったら4年間のお話だったのね。
    そう言われてみればそういう描写だったなぁってとこがあって、1人納得

  • 面白い!面白いんだけれど、ドキドキハラハラで心臓が…(>_<")キュッ あっという間に過ぎてしまう学生時代、懐かしいなぁ(*´∇`*)しかしこのお話は濃すぎる(--;)楽しそうだけれど、このメンバーに入るのは遠慮したい(^^;)

  • とにかく、西嶋のキャラがよい。どこかで会ったことがあるような、懐かしい感じ、それでいて、やっぱりかっこいい。

    「目の前の人間を救えない人が、もっとでかいことで助けられるわけないじゃないですか。歴史なんて糞食らえですよ。目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ。」

    ストーリーとしては、何かが大きく盛り上がるところはないんだけど、毎日を一緒に暮らしているような感じ。ただ、大学が終わって、社会人となるとき、そこに広がっているのは砂漠ではないですよ。

  • 西嶋のキャラがすごくよくて、それを受け入れてる他のメンバーの寛容さやバランスもよく、登場人物一人一人の個性が生かされていると思った。
    大学生活の送り方は様々だ。主人公は最初こそ1人だったが、だんだんと仲間が増えていき何がなくても繋がれている仲間に出会えた。しかしカンジのようにグループ内ではしゃいで目立つことで己を確立している人もいる。どちらもありようとしては問題ないが、卒業式の時のカンジのセリフはやっぱりそう思うんだね、というところがあった。
    サン・テグジュペリの引用で『人間にとっての最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである』とあったが、主人公とその仲間がまさにそうであったと思う。
    社会という砂漠に出ても、あの時は良かったなと振り返る形でなく、仲間と未来を見ながらずっと繋がっていられるといいなと願わずにはいられない。

全834件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

伊坂幸太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×