- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408535456
作品紹介・あらすじ
直江兼続、前田慶次郎、水原親憲ら、景勝を盛り立てた武将たちの壮烈なる生きざまを描き切る、「天地人」外伝!もののふたちは、何故、上杉景勝の下に集まり、直江兼続とともに戦ったのか?著者渾身の七篇を収録。
感想・レビュー・書評
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前田慶次郎ら上杉家のかぶき者を取り上げた短編集。なんだけど、どれも尻切れとんぼな感じで物足りない。感想も以上、って感じ。
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直江兼続、前田慶次郎、水原親憲ら景勝を盛り立てた武将たちの壮烈なる生きざまを描く。
もののふたちは何故、上杉景勝の下に集まり、直江兼続とともに戦ったのか? -
他の大名と比べても、かぶいた人が多かった上杉家のかぶき者について書いた短編集です。
主な登場人物は、前田慶次郎、直江兼続の弟である大国実頼、上泉主水泰綱、そして水原親憲というところです。
祖父が新陰流の創設者である上泉伊勢守信綱である上泉主水や、前田慶次郎も認めた「かぶき者」の先駆者である水原親憲などは、非常に興味深い武将でした。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-5469.html -
59Pの短編に少しがっかりさせられたが、その後続いた6つの短編作品に驚かされた。火坂先生の作品と言えば史実通りに近く、きれいに描かれている作品が多く、僕の好きな歴史小説としては物足りない部類に入っていたのだが、この作品は本当に満足させてくれた。
「上杉かぶき衆」
しかしまた物足りない…続きがあれば6作品ともに読みたいくらいだ。物語の中に人生の冒険がある。巻頭に前田慶次郎を持ってきたのは残念だったようにも思えるが、最後に水原親憲のまとめ方が絶妙さを感じる。かぶき衆とタイトルに入れてなければ選択肢はもっと広がり面白い作品が作れるような気がします。
どうしても戦国の武将というのは大名をターゲットにおいてしまうか有名どころ数人にスポットを当てるかなのだが、陪臣にもう少し目を向けてもいいような気がする。ただそれは僕のレベルになっての当然の理想かもしれませんね! -
時代的には謙信が没する辺りから関ヶ原辺りまでの、上杉家というか直江兼続に関わる人たちを題材にその頃の「上杉&兼続」を浮かび上がらせる短編集。
残念なのは、短編では書ききれない人物が多いこと。もう少し掘り下げて長編物の主人公としてて書ける人物を扱っている分、物足りなさを感じた。 -
上杉家っていうか、直江兼続の周りにいた人たち。
の、短編集。
主人公は、もちろん各人物だけど、
それぞれから見た直江兼続、の話のようにも思えた。
大国実頼⇒上杉三郎影虎⇒菊姫コンボは
兼続憎し・・・の感情がわきました(笑)
前田慶次郎、水原親憲は私が思うかぶき者のイメージでした。
個性的な人物が多かった上杉家。
でも、謙信の精神は家臣に至るまでちゃんと受け継がれていて。 -
上杉景勝の家臣などを描いた、7篇を収録。
タイトル通り、かぶき者が多く主人公に。
その生き様が清々しい。
大河ドラマ「天地人」の原作者。
同じ時代を、色んな主人公で描いているので、内容が重なる部分も。
7人を描くことで浮かび上がる、直江兼続が魅力的。
「天地人」の原作も読んでみたくなった。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-49db.html -
前田慶次など上杉家のかぶき者と呼ばれる7人の短編集。区切りもよく(一部どうしてここでとも思ったが)1人10分くらいで読み終えるので軽く読み終わる。
直江兼続が所々出てくるが作者は兼続が嫌いなのかな?と思わせたが、後で気づいた事ながら天地人の作者なんですね。
私が気に入ったのは本田政重。 -
上杉に纏わる武将(前田慶次郎他)所縁の人々(景虎、菊姫他)の7編。上杉家を支えた人々の生き様を主体に書かれており謙信びいきとしては面白く読めた
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天地人の外伝らしいですが本編より好き。
それぞれの心情を深く描いてて興味深い。
特にオススメは実頼、景虎、菊姫の話。
上杉と言えば火坂氏。 -
「大ふへん者 前田慶次郎」「弟(おじ) 大国実頼」「生き過ぎたりや 上杉三郎景虎」「甲斐御料人 上杉景勝の妻」「剣の漢 上泉主水泰綱」「百戦錬磨 本多政重」「ぬくもり 水原親憲」の七篇を収録。
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火坂氏と上杉家とくればNHK大河ドラマ「天地人」だったようですが、実は私気付いていませんでした。
何故かかぶき者の多い上杉家を題材にした短編集。
時代物ながら、どことなく現代的な筆致のせいかポップで華やかな印象を受けた。
題材の取り上げ方も秀逸。
基本的には主役になりづらい人々が見事に描かれている。
個人的には水原親憲がお気に入りですね。 -
謙信以来の義に魅せられた人々の美しい生き様。
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慶次、直江弟、景虎さま、菊姫、上泉主水、政重、水原さん。慶次や水原さんがナイスおっさんでニヨニヨニマニマ、政重の話はむしろお松ちゃんにメロメロ。タイトル通り傾奇人天国でした(笑)。
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上杉家を彩る武将達の話ですが、天地人の作者さんです
三郎影虎が好意的でいい!
前田慶次郎もいたりして・・・楽しい一冊です
すぐ読みきった! -
久しぶりに、面白い本と出合えた。一気に通読してしまった!。
NHKの大河ドラマ『「天地人』」の原作者、火坂雅史が、ドラマに登場する人物のうち、かぶき者として名高い組外者(くみほかぐみ)の前田慶次郎(利益=とします)や、謙信以来の老将・水原親憲、剣聖の血をひく上泉主水泰綱、家康の謀臣・本多正信の次男で上杉家を探るため直江家の婿養子となった本多政重らの武将たち、藩主上杉景勝の妻・甲斐御料人(菊姫)、その景勝との跡目争いに敗れた三郎景虎、直江兼続の弟・大国実頼など、七人を主人公として短編連作を描き、その生きざまから、直江兼続の存在を浮き彫りにする。
上杉景勝を盛り立て、戦国の世にあって「義」の精神を尊んだ直江兼続ら、もののふたちの壮烈な戦いを見つめ直す、もうひとつの「天地人」といえる傑作。
それにしても、大河ドラマでは、誰が前田慶次郎を演じるのかな?。 -
前田慶次郎、大国実頼、上杉景虎、上杉景勝の妻、
上泉主水、本多政重、水原親憲をそれぞれ主人公とした短編集。