白銀ジャック (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
3.23
  • (334)
  • (1332)
  • (2306)
  • (654)
  • (133)
本棚登録 : 15026
感想 : 1465
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550046

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゲレンデで爆破予告が…。パトロールの根津を筆頭に、過去のゲレンデでトラウマを抱えた親子や、困ったお客さん、スキー会社の社員たち…。沢山の人物が登場する。
    淡白ながらもどの人物も人柄がよく分かるのは、東野圭吾作品の特徴だと思う。

    スキー場の経営難や、スキーやスノボを楽しむ姿なども描かれていて、スキー愛に満ちた作品だ。
    スキーは一度だけ経験して、その楽しさは知っているけれど、スキーヤーとは程遠い。
    そんな私もまたスキーに行きたくなってしまった。
    そのくらい本作では滑る様子がイキイキとしている。

    脅迫状が届いても警察に届けない運営側にイラつきながら、何者が身代金を要求し、こんな大それたことをしでかしているのか、相手は複数なのか、謎もたくさんあり、犯人を追いかける一連の流れはとてもスリリングで、あっという間に読み終えた。

    「恋のゴンドラ」を先に読んでいたので、まさかこんなことが起こっていたなんて…と驚いた。
    まだ続編があるので、そちらも読んでおきたい。

  • もやっと

  • まるで映画のような展開!
    次第に寂れていくスキー場を舞台にした脅迫事件の狙いとは?犯人は誰なのか?
    結末で一気に大きく展開します!

  • 2017/02/01

  • さらっと読める

  • ボード好きにはたまらん。

  • スキー場に仕掛けられた爆弾、身代金の脅迫状を前に人命と風評に揺れる経営陣営。
    忘れていた雪の感触が思い出されて雪山に行きたくなります♫
    ゲレンデマジック効果もあってか好感を持っていた根津なのに、軽率で短絡的な言動にがっかり。コンビを組む女の子も違反者の癖に正義キャラってのもねぇ…次作疾風ロンドにも登場するんでしょ!?う~ん。
    事件の真相も驚いたけど1番の謎は倉田&絵留…そんな要素あった!?

  • 本作、「疾風ロンド」ともホントにゲレンデへ行きたくなる感覚を引き出してくれる作品であった。事件の内容や伏線云々などははっきり言ってどおでもいいとさえ思えるほど、その空間に入り込んで疾走できたので、大満足‼

  • 東野圭吾、もちろん面白い小説も書くけど、この小説みたいにビジネスのために手抜きで書いているように思える作品もたくさんあるね。とはいえ一定以上のクオリティは確保しているのはすごい。

  • 東野作品で結構ある、スキー・スノボが好きな人はより一層楽しめる小説。スピード感のある描写が素晴らしい。
    そこに「誘拐」っていう要素が綺麗に絡み合ってるから、かなり楽しめた。

全1465件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×