- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408550046
感想・レビュー・書評
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ゲレンデで爆破予告が…。パトロールの根津を筆頭に、過去のゲレンデでトラウマを抱えた親子や、困ったお客さん、スキー会社の社員たち…。沢山の人物が登場する。
淡白ながらもどの人物も人柄がよく分かるのは、東野圭吾作品の特徴だと思う。
スキー場の経営難や、スキーやスノボを楽しむ姿なども描かれていて、スキー愛に満ちた作品だ。
スキーは一度だけ経験して、その楽しさは知っているけれど、スキーヤーとは程遠い。
そんな私もまたスキーに行きたくなってしまった。
そのくらい本作では滑る様子がイキイキとしている。
脅迫状が届いても警察に届けない運営側にイラつきながら、何者が身代金を要求し、こんな大それたことをしでかしているのか、相手は複数なのか、謎もたくさんあり、犯人を追いかける一連の流れはとてもスリリングで、あっという間に読み終えた。
「恋のゴンドラ」を先に読んでいたので、まさかこんなことが起こっていたなんて…と驚いた。
まだ続編があるので、そちらも読んでおきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もやっと
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まるで映画のような展開!
次第に寂れていくスキー場を舞台にした脅迫事件の狙いとは?犯人は誰なのか?
結末で一気に大きく展開します! -
2017/02/01
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さらっと読める
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ボード好きにはたまらん。
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スキー場に仕掛けられた爆弾、身代金の脅迫状を前に人命と風評に揺れる経営陣営。
忘れていた雪の感触が思い出されて雪山に行きたくなります♫
ゲレンデマジック効果もあってか好感を持っていた根津なのに、軽率で短絡的な言動にがっかり。コンビを組む女の子も違反者の癖に正義キャラってのもねぇ…次作疾風ロンドにも登場するんでしょ!?う~ん。
事件の真相も驚いたけど1番の謎は倉田&絵留…そんな要素あった!? -
本作、「疾風ロンド」ともホントにゲレンデへ行きたくなる感覚を引き出してくれる作品であった。事件の内容や伏線云々などははっきり言ってどおでもいいとさえ思えるほど、その空間に入り込んで疾走できたので、大満足‼
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東野圭吾、もちろん面白い小説も書くけど、この小説みたいにビジネスのために手抜きで書いているように思える作品もたくさんあるね。とはいえ一定以上のクオリティは確保しているのはすごい。
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東野作品で結構ある、スキー・スノボが好きな人はより一層楽しめる小説。スピード感のある描写が素晴らしい。
そこに「誘拐」っていう要素が綺麗に絡み合ってるから、かなり楽しめた。