大延長 堂場瞬一スポーツ小説コレクション (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550404

感想・レビュー・書評

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  • はじめて読んだ小説でした。
    やっぱり高校野球っていい。そう感じました。

  • 青春小説はやっぱりおもしろい。それがスポーツとなるとなおさら。
    高校時代特有のの、友情やがむしゃらな思い、未来よりもただ今に懸けているということ。
    それが散りばめられていて読んでてぐっときた。
    高校野球は、現実にも色んなドラマがあちこちで起こっている。
    牛木と春名の、最後まで諦めない強い気持ちが良かった。

  • 良かった。高校野球には熱いドラマが尽きない!

  • 高校野球は楽しい!
    高校野球に携わる選手、監督、解説者、それぞれの目線からの野球。

    自分のために、みんなのために、彼女のために、それぞれの思いで。

    明日は智弁和歌山と智弁学院の決勝戦。
    智弁対決にもドラマが生まれるのかな〜。

    個人的には100回記念大会、金足農業が印象的。と、ブラスバンドのダイナミック琉球が好き。

    早く当たり前の観客がいる甲子園が観れますように。

  • 登場人物のそれぞれの視点から、様々な感情が描かれており、引き込まれた。心情変化に着目することでグッと物語に引き込まれた。

  • 中学生時代以来、久しぶりに読んだ。中学生のときは語り手が新潟海浜や恒正学園の選手、監督、また試合解説者とどんどん代わっていく点や因縁の選手、監督同士の対決、疲労や怪我との闘い、不祥事など高校野球に関するテーマがたくさん出てくる点に魅力を感じていた。
    改めて読み直すと、当時のように面白いと思う一方、一つひとつのテーマの描写が足りていないように感じた。ただ、1冊で完結する小説なので、そうゆうものなのかなと思ったり。

  •  因縁の監督・選手同士の対決、天才バッターVS天才ピッチャー、古傷再発、相次ぐアクシデント、不祥事、引き抜き話、決勝延長・再試合、友情嫉妬泥仕合……あとなんだっけ? もう甲子園絡みのありとあらゆるネタをてんこ盛りにぶっこんだ、とにかく濃いい一作( ´ ▽ ` )ノ

     作者ドーバー先生自身、終始熱に浮かされ乗りっのりで、血圧沸騰した解説爺さん(この人もまた監督と因縁がある)が放送中XXしちゃう始末( ´ ▽ ` )ノ
     逆転に次ぐ逆転、皆目先の読めない狂乱のゲームに、やがて選手も監督も打算・私利私欲・プライド・確執・拘泥・葛藤から完全解脱、「野球」という熱病に罹患し羽化覚醒、真の自分をさらけ出していく( ´ ▽ ` )ノ
     遂には、猛暑下の甲子園球場にオオ・マイボーイ! 朗らかな朗らかな「野球の神様」まで舞い降りるしまつ( ´ ▽ ` )ノ(シューレスジョー?)
    「野球って楽しいな!」( ´ ▽ ` )ノ

     限界突破しちゃった後はもう野と山、移籍話やフライデーなんかうやむやのまま物語は完( ´ ▽ ` )ノ
     小説の結構としてはどうかとも思えるけど、もうここまで試合シーンが沸騰しちゃったら、それでいいやって気にもなる( ´ ▽ ` )ノ
    (ゆえ、キャラクターの後日談が描かれる「プロローグ」は余計だった、かな?)
    「大延長」っていう安っぽいタイトルも、読み終わってみればこういう(いい意味で)バカな小説にはぴったりだ( ´ ▽ ` )ノ

     野球に限らず、何かとことん夢中になれるものに出会えることは人生の至福( ´ ▽ ` )ノ
     人として生まれた以上、一生に一度はこういう「この一瞬のためならすべてを失っても構わない!」という経験をしてみたいものだね( ´ ▽ ` )ノ
    2020/06/27
    #999

  • 高校野球の醍醐味みたいなのは伝わるけど、少し熱さが足りないような気がする。
    熱血スポ根ドラマ、とまではいかないまでも、野球に対する情熱についての描写が、ちょっとあっさりしているかな、という感じ。
    フォア・ザ・チームという考え方よりも、個人個人の想いがバラバラに感じられるのも、熱くなれない理由かも。

  • 高校野球の深い魅力

  • 嫌いじゃないけど著者の他作品と基本同じ。でも嫌いじゃない。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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