モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 810
感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550954

感想・レビュー・書評

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  • 今回の主人公・ミツヲがマザコンでシスコンで頼りなさ過ぎて一切記述に信頼がおけないのだけど、やはり嫌いになれないなあ…。
    しかし標葉さんの人生は相当可哀想。
    クロフォード先生と茅野先生はその後仲良くやってるんだろうか。

  • +++
    学校関係者が連続死。新任講師・住吉ミツヲは混沌とする記憶を抱えたまま事件に巻き込まれていく。彼は同僚の妻を殺してしまったらしいのだが…。封じられた記憶の鍵を握るのは魔性の女性事務員なのか?交錯する時間軸と人間関係に惑うミツヲを救うため、愛くるしい女子高生、ド派手な女大富豪、腕貫着用の公務員―三人の個性派探偵が集結。幻惑の舞台が開演する。
    +++

    初めからなにかいわくありげな主人公・住吉ミツヲではある。謎の核心に迫ろうとすると、なにやら記憶があいまいになり、自分自身の行動の確かささえ覚束なくなるのである。そこにすべての真実が隠されているのではないかと気になりつつも、物語は進んでいくのであるが……。あまりにも大がかりなドッキリ企画のような展開に戸惑いもあるが、現実離れしすぎていて却ってお見事と言えないこともない。腕貫探偵の登場が少なかったのはいささか残念である。彼には、辻に立つ易者のように、もっと地道に謎解きをしてもらいたいものである、と改めて思った一冊である。

  • 腕貫探偵というより高校生探偵か大富豪探偵。登場キャラは好きなんだけど腕貫さんと住吉ユリエの出番の多い腕貫探偵が読みたい。

  •  頭がぐるぐるします。うん。ものすごく。
     え? あ? は? となる。(頭が悪そうな感想)

  • 騙される依然に内容に全くついていけなかった一冊(読んだ意味あるのか)

  • 腕貫探偵を読むのは3冊目(これは4作目)だけど、こんなにつまらなかったんだろうか、前に読んだのも。
    話が結構ややこしくて、よく分かってないところもあるけど、読み直す気がしない・・・

  • シリーズ3作目 
    何か軽めの物をと積読の山から発掘し読了。 前作同様読みやすく、軽めのミステリです。
    本書は長編なんですが、腕抜きさん中々出てこないんです。(出たと思ったら、オイシイ所もってっちゃいますけどね。) けれど、主要キャストがまぁ濃いこと。ショートケーキの上にあんことチョコとシロップをてんこ盛りにしたみたい。でもこれが妙にしっくりくるから不思議。 
    探偵も出てくるので(しかも3人)ミステリに分類しましたが、構えずに気楽に読めます。
    それにしても美津子さんはいい。こんな風に生きられたら、人生面白くて仕方ないだろうな。ストレスも溜まらないんだろうなー。心底羨ましい。

  • またそのパターンか。。。。。。

    結末もひどいし、これはかなり残念な作品。最近はどうしちゃったのだろう。
    好きな著者なので、復活を心から期待したい。

  • 図書館にて借りる。ミツヲ…ダメ男だなぁ(笑)

  • 終盤が唐突すぎておいてかれた感。あらためてタイトルを見直すとまさしく・・・。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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