生き方としてのヨガ

著者 :
  • 人文書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409410721

作品紹介・あらすじ

ヨガは健康法ではなく、生きる指針だ。お釈迦さまはヨガをしながら人間と世界の謎を解いた。著者も「ヨガは人生の多くの疑問に答えてくれる」と述べる。沖正弘導師に学び、生き方に向き合う新しいヨガを切り開いた著者の、体・心・魂が一体になったヨガ哲学。

感想・レビュー・書評

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  • 生活のヨガ化、心身生活全般の総合的なバランス回復をはかる。

    ●ヨガは人間を全体的・総合的にとらえ、心身の生活を自然の法則にあわせ、調和のとれた生き方ができるようにします。
    ●ヨガを実践して生まれる効果で一番素晴らしいのは、瞑想効果です。ヨガを正しく行えばだれでも宇宙・自然との一体感が得られます。
    ●筋肉の伸び方や骨の状態、それらが呼吸や血行に与える影響や気分との関係など、様々なことに気づき、なおかつより完全な状態を求めて、身体内部から意識的にコントロールしていくのです。また、不要な緊張をほぐしていきます。こうしたアサナの中身が、瞑想効果を生じさせるのです。
    ●古来、精神修養といわれた行為は、自分を質の高い氣、神仏の氣に同調させる訓練でもあります。
    ●古来から精神性の向上に必要とされ、生活ヨガでも大切なものとして説かれる心は、感謝の心、懺悔の心(反省の心)、下座の心、奉仕の心、愛の心です。これはそのまま癒しの心です。

  • 自分にとって屈指の良書です。
    迷いなく★五つ。

    結婚と結「魂」の話。
    丹田の話から脳のメカニズムの話へ展開するあたりも面白かった。
    ジャイナ教、特に「サンレーカナー」の話は広い意味の感動で目頭が熱くなりました。
    死生観、世界の捉え方。


    東洋思想・哲学をより学んでいこうと決意。

  • ヨガ道場主催者の書いた、ものすごく真面目な本です。
    ヨガの特徴と効果、発祥と歴史などを丁寧に語っていて、理論があった方が嬉しい人向き。
    教科書のように読んでいけます。

    優れた指導者ほど、謙虚で質素なものなので、豪邸に住んで威張っているような人物はレベルが低いんだとか。納得です。
    本人は沖ヨガでかなり激しい訓練も経験しているようですが(2メートルの高さから飛び降りるのも呼吸や姿勢で可能だとか)、一般には極端な鍛錬はしない方が良いと戒めています。

  • 20年近く前の本ですが、内容は古くささは感じません。

    気や丹田の話などはわかりやすくて参考になりました。

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著者プロフィール

1948年、兵庫県生まれ。早稲田大学文学部卒。学生時代の演劇活動の中でヨガに出会い、73年に求道ヨガの世界的権威・沖正弘導師に入門。85年、沖ヨガ修道場長就任を経て、94年4月に独立、龍村ヨガ研究所を開設。国内外でヨガの指導に従事。現在、龍村ヨガ研究所所長、国際総合生活ヨガ研修会主宰、NPO法人日本YOGA連盟副理事長、NPO法人沖ヨガ協会理事長、一般社団法人手のひらセルフケア協会理事長。

「2019年 『龍村式ヨガレッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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