心が雨漏りする日には

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  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413021555

感想・レビュー・書評

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  • もうこの手の本は、らもの本という意味でも、鬱の本という意味でも、必要ない、あんまり読みたいと思わない、と思っていたが、手に取ったらスルスルと読みやすくて読んでしまった。これ以前に彼が書いた鬱や依存症の文章より、ずっとすっきりしていて読みやすい。 2008/8/27 読了。

  • 非常におもしろく読める。
    でも、読む時期を間違えたか。

  • 意外とあっさり短期間で治ってしまってはいおめでとうシャンシャン、であり、心の不調と無関係で著者のファンであるという人にしか勧められないが、誠意はかんじられる

  • 躁鬱病体験記を笑いにもってゆくあたりやっぱイッちゃってますらもさん。わたしは中学のときに母を躁鬱病→鬱病→人格破綻で亡くしていますが、それでもこの本は面白かった。ひととは強く残酷ないきものです

  • 中島らも、彼は数々のベストセラーを出している。

    前に、友人に彼の本はほんとに持ってかれると言われ、今回読んでみた。

    一言でいうと、すごい、すごすぎる。いろんな意味で。人間には限界がないということがある意味すごく理解できる一冊であるように思う。

    彼は、うつ病、躁病、アルコール依存症、薬まで幅広く経験している。

    このような様々な経験、とりわけ通常誰もが経験したくないと思われがちな経験、の中で、彼は実に様々なことを見出し、また、考え出している。
    しかもとてもポジティブに。

    様々な経験をしたからこそ考えれているのだと思う。こうやって考えると、やっぱ生きてりゃいろんなことがあるけど、そのいろんなことが例えマイナスだとしても、そこから得られるものって大切だし、何より得ようとする姿勢が大切だなって思った。

    世の中にはいろんな考えを持った人、いろんな経験をした人がいる。らもさんはあまりに通常しにくい経験をしているので、そういったことをこの本は分かりやすく教えてくれるのではないかと思う。

    なんか辛いことがあったり、自己嫌悪に陥ったりした時に読んだら元気がもらえると思う。

    ぜひオススメです!

  • らもさんの生き様に圧倒。人間の哀しくもおかしい一面をらもさんには感じずにはおれません。成仏してください。

  • らもさんは、いい。躁鬱病の辛い日々を赤裸々に綴っているのかと思いきや、治療は適当、薬も適当(アブナイ)、タリラリラ〜ンである。肩の力がふっと抜ける、私もこれでいいのかなと思える、貴重な本。

  • らもさんの躁うつ病体験記。苦しんでる人には励みになると思うけど、躁病のエピソードがおもしろすぎるのはらもさんの腕。

  • だってらもだもん。合掌。

  • 故らも先生のうつ病体験記。
    とはいえアバンチュールにも見え笑える一作・・・
    ※症状の転移に注意。私はかなり影響を受けてしまったので。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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