人の目を気にしなければ人生はうまくいく: 本当の自分を取り戻す小さなわがままのすすめ (成美文庫 ほ- 2-3)

著者 :
  • 成美堂出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415068961

感想・レビュー・書評

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  • この本。
    もうどこでどのように入手したのかすら覚えてないですが、
    多分過去、行き詰った時期に手にとって何の気なしに
    購入したのではないかと思います。
    ホント何の気なしに買ったと思うのですが…
    こういう本って大抵は自己啓発的なことが沢山書いてあって、
    「やればできる!」とか「前向きになれ!」みたいな世間について
    行くための自分の心の持ちようが記されているんだろうなぁと
    思いきやこの本は意外にも視線恐怖症的な内向的性格の人は
    無理に人の目を見て話さなくてもいい。
    人の目を見て話せないことのどこが悪いことなのですか?
    無理をして世間の外向的性格の人についていかなくていい。
    内向的なその良さもきっとあるはず。
    自分自身がこうしなければならないという観念を解いて、
    もっと気持ちを楽にしましょう。
    というような…心を楽にするための本でした。

    この本の作者である本多信一さんは自らが視線恐怖症気味な
    青春時代を送り、社会生活を送る上でそれを克服しようと
    悪戦苦闘をした経験を持ち、人生の目的を明確にもってからは
    我が道を歩んでこられた方。
    その天職というべき人生の目的とは「無料相談」をすること。
    それじゃあ食べていけないから家族を養うために
    生活は本を書いたり、企業のコンサルタントをしたり、
    就職セミナーの講師などをしたりで賄っているそうだが
    あくまでも天職は「無料相談」だと作者は言う。

    自分と同じように世の中には苦しんでいる内向的性格の人は
    沢山いる。
    少しでもその人たちの力になりたい。
    かつて自分は人の目を見て話すことが出来なかったが、
    今は克服してできるようになった。
    しかし、人の目に映される悲哀感、不幸感を鋭く感じるために
    今はそれで人と目が合わせられない。
    そういった人達に一人でも多く気持ちを楽にしてもらいたい。
    自分だけが苦しみから抜け出してそれで良さそうなものだが、
    一人でも多くの人を苦しみから救いたい。
    そうでなければ自分は救われないのだ。
    作者は仏教に深い興味を持ち、
    その教えなども絡めて書かれている。
    私の説明ではイマイチ伝わらないことが多いと思いますが…

    私自身、この本の言葉には何かしらパワーを貰えるような気がして
    何度も手に取り読み返した本です。
    叱咤激励のパワーではなく、
    そのほどほどに緩くて仄々としたパワーが
    私には合ってる気がします。

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