- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418085033
感想・レビュー・書評
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三部作の中では、これが一番良かった。出来すぎの偶然に思わず笑ってしまったが、このくらいお茶目な部分もあっていい。
前二作と違って、いらいらする内容ではなくて、さわやかな感じだったので、よかった。その分、軽いけどね。 -
色々な糸が絡み合って繋がる恋愛の不思議。
小手鞠さんの小説の中でも、この三部作はとても好きだ。 -
彼と、生まれて初めて、結婚したいと思った。たったひとつの恋を貫く、恋愛結婚がしたいと思った-。運命の出会い、そして感動のフィナーレ。「エンキョリレンアイ」「サンカクカンケイ」に続く、恋愛小説3部作、完結篇。
-紹介文より -
‘しろやぎさん’と‘くろやぎさん’のお話。
序盤で珍しく直感が働いて
先が若干見えちゃったけど
最後まで楽しめた。
P197ページにあるとあるセリフ。
‘会いたいと想ったら伝える’って事には共感した。
P217の追伸からの下りも好き。
思わず笑みがこぼれた。
嗚呼、あと母と娘の
「いってらっしゃい」
「いってきます」の関係も。
切ないけれど
心温まる。
そんな作品。 -
早い段階から展開は読めたけど、それでも読んでいて楽しめたと思う。
身近な人の死を乗り越えて結ばれる2人の物語。
お見合い結婚?恋愛結婚? -
本に、小説に、何を求めるか。
優れた本は、小説は何か。
ある作家は「情報があるかどうか」だといった。
俺は、場面の切り取り方だと思ってる。
一瞬でもいいと思ってる。一行でも、一言でもあればいいと思ってる。
ストーリーが読めたって気にしない。
俺は小手鞠さんが好きだ。三部作
「エンキョリレンアイ」「サンカクカンケイ」「レンアイケッコン」
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本作は「エンキョリレンアイ」、「サンカクカンケイ」に続く三部作の完結編と知りながら、二作品は読まずに読みました。友人おすすめの本なので、気になったものの、表紙の装丁から受けた印象が、私の好みの本ではないかも、と思ったから。
二つの、クロヤギさんとシロヤギさんのメールのやりとりがとてもいいです。
シロヤギさんは同一人物ですが、クロヤギさんは別人です。でも、シロヤギさんにとっては、どちらも大切なクロヤギさん。どちらも彼女の目の前に偶然現れた男性。
でも、彼女の人生においては、会うべき人だったんですね。二人のクロヤギさんと。
ストーリーは正直甘いです。やや現実離れしてるかもしれないけれど、この物語の展開が嫌いと断言する女性は少ないのではないでしょうか。
少し疲れた時に食べるチョコレートのように心に染みますよ。
ラストは、ちょっと強引に思えたけど、全般的には温かく、切ない雰囲気で、私はおすすめ。運命を信じたいけど、信じることに自信が持てない方に。