ジャコモ・フォスカリ 1 (オフィスユーコミックス)

  • 集英社クリエイティブ
3.54
  • (6)
  • (28)
  • (29)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 259
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784420152587

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 以前どこかでこの本についてレビューが載ったのを見て「私も読みたい!」と思っていました。はい、期待通りの面白さでした・・・と言っても、読む人を選ぶかもしれないのですが。淡々とでありながら、面白い友人に囲まれて過ぎていくジャコモの日本生活。そしてそれと対比するようにミステリアスな兄弟。ど派手ではないけどとても心惹かれるマンガです。買ってよかった(*^▽^*)。

  • 表紙、そして60年代をテーマにしたとの時代背景を聞いて、即買い。

    作中の田部はどうみても安部公房だし、岸場はおそらく三島がモデルなのだろう。
    そうなると、主人公のジャコモのモデルはだれだ?
    ロマノ・ウルビッタだったらさぞかし面白いことになるのだろう。伊藤整の『近代日本人の発想の諸形式』に並ぶくらいのユニークな組み合わせができあがる。

  • 田部のモデルは安部公房で岸場のモデルは三島かな。60年代的耽美な部分も描かれてて興味ぶかい~

  • 思ったほどではなかったが、好きな作者の作品なので次も購入するだろう。

  • ジャケ買いです。
    一緒にいた、大学で彫刻やってた友人が、表紙見て「うまい!」と漏らしてた。やっぱりそうなんだ・・・。


    内容はザ・耽美という感じで
    テルマエ・ロマエしか知らなかったので おお と思ったんですが
    テルマエ・ロマエでもチラチラとそういうテイストは あることにはあったかなと。

    なんとなく 昭和60年代といい
    純喫茶といい
    美少年といい
    丸山明宏少年を思い出すなあと感じてはいましたが
    他の方の読んでみたら、あれは三島由紀夫と安部公房なんですって。
    不勉強だなあ。もっと色々知ろうと決意。

  • テルマエの様な、ジャコモさんの日本見聞録なのかと思えば違った。
    思いのほか良い、耽美的な雰囲気のある物語でした。
    古代ローマ人の子孫としての誇りを持つイタリア人を昭和の日本と掛け合わせるのはヤマザキさんしか出来ない作品だと思う。

  • 三島由紀夫と安部公房がモデルになった人物が登場する1960年代の日本。雑多で猥雑でゴタゴタした雰囲気が懐かしくも忌まわしい。
    古賀少年とその姉の関係が、ジャコモさんにどう影響してくるのだろう。
    それと古代ローマとの関係やいかに。
    今後の展開に期待して星4つ。

  • このマニアックな世界好きだなあ。懐かしくないのに懐かしい。自由で、落ち着いた、こだわりのある人間になりたくなる。

  • 落ち着いた雰囲気、話し運び。しかし、どうしてもルシウスを思い浮かべるのは私だけだろうか。

  • ネットで他にそういう感想がないので書きますけど、全編から溢れるBL臭……
    テルマエで入った男性読者は注意したほうがいいと思います。
    僕は楽しめましたけどw、耐性がないとちょっとつらい気がします

全27件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1967年東京生まれ。漫画家。14歳でドイツとフランスに一人旅へ。17歳でフィレンツェの美術学校入学。1994年、一人息子デルスを出産。1996年、漫画家デビュー。帰国し、北海道大学などイタリア語の講師を務めつつ、北海道の放送局でイタリア料理の紹介や旅行のレポーター、ラジオパーソナリティなどを務める。2002年、14歳下のイタリア人ベッピと結婚。エジプト、シリアと日本を往復しながらの生活が続くが、2004年に日本での仕事を整理し、リスボンに家族三人で住むことになる。主な著書に『テルマエ・ロマエ』『モーレツ! イタリア家族』『世界の果てでも漫画描き』『地球恋愛』『ルミとマヤとその周辺』など多数。現在シカゴ在住。

「2012年 『ヤマザキマリのリスボン日記──テルマエは一日にして成らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヤマザキ・マリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×