虹色ほたる: 永遠の夏休み

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 776
感想 : 133
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434108716

感想・レビュー・書評

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  • 描写に疑問がある箇所もあったが、概ね楽しめた。内容的には高年齢の人も対象にしているようでいて、そこまで深くないので、入り込めないかな。中学生くらいに向けたお話なのかな。

  • 中学の図書館

  • 一時よく聞いたのでちょっと気になっていた作品。
    ちょうど夏だし、と手に取る。

    まあおもしろかった。
    ただ、最初の一人称語りにちょっとイマイチ乗り切れず、
    そのうち慣れたんだが、
    最後までどーもちょっと距離を置いた感が否めず。
    いい話だとは思うのだが・・・・・。
    なんか色々詰め込まれてておなかいっぱいな感じ?
    青天狗のじーちゃんとか好きだったんだけど、
    あのじーちゃんと幼なじみの親分っぽい人ととの語りあいを立ち聞きする
    シーンとかは、ちょっと説教っぽいというか、いやそう捉える私が
    穿った見方をしすぎているのか、うーん、もうちょっと素直に読めばよかったのかもしれないなあ。
    でも、さえ子ちゃんがユウタを好きになって生きたいって思うってゆーのに、外部からの意見?みたいなものは別に必要なかったような気もする。

    でもさえ子ちゃんもユウタと同じ状態だったと分かった時はびっくりでした。
    いやあ、そーゆー設定だったのか、と。
    なるほどなるほど。

    虫とりに川遊びに、祭りに花火に。
    なんだかきらきらしてて楽しくて楽しくてしかたない、という雰囲気は
    とても伝わってきて、ああ、いい夏休みだなあっとしみじみ。
    こーゆー夏休みって理想よねえ。

    ラスト、まさかそれから十年、とまでいくとはおもわなかった。
    まあ、ハッピーエンドだったので、よかったのではないかと・・・・。

  • 大人でも楽しめる児童書、って感じです。

    夏休みいいですね。
    こういうほのぼのとした思い出というのは羨ましいです。

    途中重い感じになりましたが、ハッピーエンド。
    こういうさわやかな物語は後味がさわやかです。

    夏にオススメの一冊。

  • 小5の娘が、「おもしろいからお母さんも読んでみて!」とオススメされた本

  • 蛍は儚い生命であろうとも、懸命に光を放ち続ける。「今を生きる」大切さを教わった。

    心に残る永遠の夏休み。「時間が止まればいいのに」なんて小学生の頃思っていたのを思い出した。

    「今を生きる」ことをあきらめてしまえば、時間は進むどころか一生止まったままなのは嫌だ。なのに楽しい時は「止まればいい」なんて矛盾しているけれど…。

    でも、だからこそ人は進んでいくのだと思う。生きるために。

    過ぎ去っていく時間の中、大切な友人に次々と巡り合えたことに「今を生きている」自分に感謝したい。

    毎日がヒーロー、ヒロインであった永遠の夏休みが虹色に輝いていたことを思い出さしてくれた物語だったと思う。

  • 切なかった…

    最終章のもどかしさったら!

    あんなに側にいるのに、思い出すことが出来ないなんて…

    唯一の救いは最後に2人が思い出せたことかなぁ…

  • 図書館で読んでから、ずっと欲しかったんですが3年たって買いました。
    私も、父を事故で亡くしているのでいろいろ感情移入してしまいました。
    夏休みっていうところが大好きです。

  • 児童書です。
    ダムに沈む事の決まっている村を舞台に父を亡くした主人公が経験するかけがえのないもう1つの夏休みを描いた作品です。
    夏の薫り、虫の音色、蛍の儚い刹那の煌めき、自然の息吹。
    子供目線で描かれる物語のそこここに忘れていた子供の頃の記憶が甦ります。
    郷愁を誘う情景描写は、誰の心にも懐かしさと小さな感動を呼び起こすのではないでしょうか。
    命の尊さや生きることの大変さが物語の中で無理なく示されていて、高度経済成長下での消え行く定めの小さな村の叫びは大人の私達の胸にも大きく響きます。
    子供達にいつか読ませたいです。

  • めっちゃ感動した!!!!
    今まで読んだ中で、一番最高の本だったですっ!!

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著者プロフィール

1971年、岩手県生まれ。2004年、パソコンで文章を書く楽しさに目覚め、ホームページを開設。同年、サイト上にて『虹色ほたる~永遠の夏休み~』連載開始。大きな反響を呼び、2007年に同作でアルファポリスから出版デビュー、累計40万部突破の大ヒットとなる。2012年には東映アニメーションにより映画化される。

「2018年 『幽霊屋敷のアイツ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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