! (アルファポリス文庫)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 709
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434157554

感想・レビュー・書評

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  • 「クラスメイト」と「全裸部屋」だけ読みました。
    「全裸部屋」が良かったです。真相は謎のまま終わる、グロで怖がらせるタイプのホラーでした。

  • 3つの短編が入っている。
    「クラスメイト」はわかりやすい恐怖。
    「穴」は自分も落ちてしまいそうな怖さ。
    「全裸部屋」は呼吸がし難くなるような辛さ。
    全て怖かったが、一押しは「全裸部屋」!!
    恐怖とこの世の不条理を教えてくれる話。
    本当の恐怖って、『理解できないこと』だと思う。
    殺人を犯す人は考えを理解出来ないから怖いし、地震はいつ起こるかわからないから怖い。
    怖さの本質を教えてくれた一冊!!

  • 救いようのないホラー?

    携帯小説だけあって、サクサク読めた。

  • うーむ、なんかこう、しこりができる話ばっかりでしたねぇ。個人的には好みです。

    クラスメイト
    この著者さんの作品は他にも読んだことがあって、この話に出てくる犯人は、まさに狂人のそれ。ある意味見たことある展開にそこまでゾクッとはしなかったけど、意外な人だったので驚きました。


    これは途中で隣の殺人鬼が誰なのかは分かった(笑) でも、もしこいつが殺人鬼だったら切ないなぁって思ってたくらいで、まさか当たってしまうとは…。儚くて結構気に入ったお話でした。ミカ自殺後、リョウコがその天使のような死体にジャガイモを投げつけるシーンはなかなか切ない、が、いい。

    全裸部屋
    なんだこれ。終始謎が残る作品。ホラーと言うよりは、危機的状況の中で悟りを開いた少女の一人語り感がある。でも、考えさせるような内容で、別に俗受けしやすいような脱出を試みたりしない所には好感がもてた。いちばん怖いのは、なんで裸に携帯電話という組み合わせだったのかと言うこと。

  • 期待はずれ

  • 携帯電話をテーマにしてそうな感じがしました
    現代人の繋がりに欠かせない
    コミュニケーションを超えた何かになってる的な

  • 拾った携帯の中には、部屋の壁に開けてしまった穴
    何故閉じ込められたのか分からない白い部屋。

    3本の短篇集ですが、どう突っ込んでいいのか…。
    拾った携帯の中身もそうですが、犯人の言い分に
    確かにと思う事と、それは違う、という事と。
    そもそもそれは成りすましになって
    本人ではないのですが…一人遊び?

    壁の向こうにある空間、には驚きですが
    どう設計したらこうなるのか。
    そして驚きの殺人鬼の正体。
    読むうち、そんな気はしてきていましたが
    主人公には確実に思いもよらない結末かと。

    どうしてこうなった? なのは最後の話。
    一体どうしてこうなったのか、誰がどうしたのか。
    どうして携帯だけがあったのか。
    小さくなっていく部屋の構造も謎です。

  • 拾った携帯電話にクラスメイトの死体の写真が保存されていた「クラスメイト」。
    一人暮らしの部屋に空いた穴の向こうには、どうやら殺人鬼が住んでいるようだーー「穴」。
    気がつくと全裸で白い部屋にいた。この部屋は少しずつ狭くなっていて、いずれ押しつぶされてしまいそうだ。「全裸部屋」。

    「穴」が一番好き。

  • 中編2編、短編1編の現代ホラー。
    携帯小説ということだが、しっかりした構成、中編2編はミステリーとしても面白かった。

    「クラスメイト」拾った携帯電話のデータフォルダには、友人の死体映像が残されていた・・・。
    「穴」ひょんなことから寮の部屋の壁に穴をあけてしまった。穴の向こうには別の部屋があり・・・。ラストは少し予想はついたものの好きな結末だった。

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著者プロフィール

1985年、東京生誕。一橋大学経済学部卒。著書は他に「!」「!!」「!!!」「!!!!」「暗黒学校」「最悪彼氏」(ここまですべてアルファポリス)、「占い処・陽仙堂の統計科学」(角川書店)、「一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常」(幻冬舎)などがある。

「2016年 『殺人鬼狩り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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